[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1039]

横浜の高齢者×飯綱町の取り組みから何を“感じる”か(その1)。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。

「自動ブレーキを搭載している車種の運転だけを認めたり、
特定の道路や時間帯でのみ運転できるようにしたりする
など、一定の条件をつける「限定免許」の導入を考えてい
ってはどうか」 ー

高齢ドライバーによる事故を防ぐ方策などについて議論して
きた警察庁の有識者会議が先月末、

意見書をまとめたようですね。

色々難しい面もあるのかもしれませんが、

ニュースになるような悲しい事故が可能な限り発生しない
ような環境をつくるためにも、

社会の仕組みとして何らかの整備は必要だな、

とあらためて感じた次第です。

※高齢運転者交通事故防止対策に関する提言

https://www.npa.go.jp/koutsuu/kikaku/koureiunten/kaigi/teigen/honbun.pdf

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

今日の視点───────────────────────────────────
■■
■■横浜の高齢者×飯綱町の取り組みから何を“感じる”か(その1)。
■■
────────────────────────────────────────

●先日、北日本地区の社会福祉法人経営者(A理事長)と「元気な高齢者が可能な限り元気
で生き続けるには、どのような世の中が理想的なのか」、特に今、一つの大きな課題領域に
なっている“都会にお住いの高齢者”について意見交換をする機会があり、その際、議論の
叩きとして、とある事例についてご紹介させていただいたところ、「そんな動きが既にある
のですね。知りませんでした」という言葉をいただきました。

●A理事長と同様、介護領域から思考を拡げて“地域社会をどうデザインするか”について
までを考えで、かつ、一つの視点として“都会の高齢者”に注目されている方にはひょっと
するとお役に立てる事例かもしれないな、と思いつつ、今日は、その際にご紹介させていた
だいた事例を皆様にも共有させていただきます。“飯綱町モデル”と言われている動きにつ
いてです(長くなるので、今日・明日と2回に分けさせていただきます)。

●私がこの事例を始めて知ったのは、寺島実郎先生(多摩大学学長)の著書“シルバー・デ
モクラシー――戦後世代の覚悟と責任(岩波新書)”を読んだことがきっかけ。曰く、今か
ら5~6年ほど前に、寺島先生のところに横浜の団地の人たちから、“長野県でりんごをつ
くりたい”という相談が入ったそうです。そこで寺島先生らが仲介に入り、長野県の北部に
位置する飯綱町にて、“横浜の高齢者がりんごを栽培する農園”通称“はまっこ農園”が発
足。以降、地元の人から技術指導を受け、リンゴをつくり続けている、とのことでした。

●日本の高度経済成長をエンジンとなって牽引してきた“都会の高齢者”の方々が、10人、
20人と毎月当番を決めて、都会から離れた地域で農業を始める。年々品質も向上し、今で
は1,500箱の出荷を行うまでになっているそうです。。。。。。。

────────────────────────────────────────

今日はここで一旦、止めさせていただきますね。

皆様、是非、思い思いに何かを”感じて”下さいませ^^

以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は東京都心で打合せ。

その後、夕方より静岡県東部で某法人様とのプロジェクト
ミーティング。

終わり次第、明日の仕事場である高崎(群馬)へ向かい
ます。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。