[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1019]

日常に工夫を加えることで、組織のコミュニケーションの活性化を図る~他業界某社の事例より~

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。

「ロボットによる声がけで、セルフケアや移動、運動などを
より活発に行なうようになった高齢者が全体の34%強にのぼった」

日本医療研究開発機構(AMED)が昨年に行った、

“コミュニケーションロボットの開発・導入基準策定・
評価事業”

の暫定報告の一部だそうです。

実証対象は全国98ヵ所の介護施設、866人の高齢者。

“生活不活発病”という言葉の生みの親、

大川弥生医師によると、

「コミュニケーションを、目的だけでなく自立を促す
手段として使うことの効果は大きい」

とのこと。

次年度の報酬改定に影響を及ぼすかもしれないデータ
として、

是非、頭に置いておいていただければと思います。

※参照URLはこちら

http://medit.tech/amed-made-a-tentative-report-on-the-communication-robot-research-project/

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

今日の視点───────────────────────────────────
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■■日常に工夫を加えることで、組織のコミュニケーションの活性化を図る~他業界某社
■■の事例より~
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●先日、東海地区の介護経営者(A社長)と組織内のコミュニケーション活性化施策につい
て意見交換を行う機会があったのですが、その折に以前、本で読んで“面白いな”と感じて
いた、とある施策を思い出し、ご紹介させていただいたところ、「面白いアイデアですね。
早速、実行を検討します」という、とても前向きな言葉をいただきました。本日はこの時に
お伝えさせていただいた施策を皆様にも共有させていただきます。「ランチトーク制度」と
いう施策についてです。

●この「ランチトーク制度」とは、「日本でいちばん社員満足度が高い会社の非常識な働き
方(ソフトバンククリエイティブ株式会社発刊)」という本で紹介されて有名になった“株
式会社ECスタジオ(現在はチャットワーク株式会社に名称変更)”が取り組んでいる施策
の一つ。「社員は役職が上のものに対し(勿論社長でもOK)、誰でも上司にランチトークを
申込むことができる」という制度だそうです。

●ちなみにランチ代は1人あたり700円、上司と合わせて会社から1,400円までを会社が
支給。社員は毎月1回、この“ランチトーク制度”を活用する事が原則となっています。会
社としては問題の早期発見につながり、また、社員からすれば上司の業務時間を奪うこと
なく気軽に相談できることが出来る、という特徴があるようです。

●「日々のルーティンに少し手を加えるだけでも、組織の風通し・コミュニケーションは大
きく変わってくる」同社の事例は、そんなヒント・視点を私たちに提供してくれているのか
もしれません。さて、例えば、そのような視点に立って日々を見つめてみた場合、自社の中
で何か工夫出来ることはないでしょうか?一度、幹部社員と共に、アイデアを出し合ってみ
ても面白いかも知れませんね(勿論、このランチトーク制度をそのまま導入してみるのもあ
りでしょう^^)。

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、大阪市内にて

“関西ケアビジネス研究会”

を開催します。

3ヵ月に一度のこの会、

エネルギー溢れる経営者の皆様との集まりは、

私にとっても貴重な刺激となっています。

今日も少しでもお役立ち出来る情報・気付きを
ご提供できるよう、

また、経営者同士の意見交換が促進されるよう、

気合を入れて臨みます。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。