[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1016]

人財システムを見つめ直すにあたり、有益な視点かもしれません。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。

「電気の使用量で見守りを行い、異常があれば
社協等地域住民にメールで連絡する」

今月1日より、九州電力が社会実験をスタートさせている
ようですね。

非常に興味深く、有意義な取り組みだと感じます。

特に社福・社協関連の皆様は要チェックかもしれませんね。

※内容の詳細はこちら

http://www.kyuden.co.jp/press_h170531b-1.html

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

今日の視点───────────────────────────────────
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■■人財システムを見つめ直すにあたり、有益な視点かもしれません。
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●先日、首都圏地区の介護経営者(A社長)と今後の人財育成方針とそれらに沿った評価基
準について意見交換をさせていただいたのですが、その折にふと思い出した言葉があり、
「社長のいうことって、この内容に近いですか?」とお伝え&ご質問させていただいたとこ
ろ、「正にこの通り!ていうか、こんな分かりやすい言葉があるんですね」と、想定以上に
喜んでいただくことが出来ました^^ひょっとすると同様の感覚をお持ちの皆様もいらっしゃ
るのかも?と思いつつ、この時にご紹介させていただいた内容を皆様にもご紹介させていただ
きます。細かな出典は不明らしいのですが、薩摩に言い伝わる教え“男の順序”についてです。

●薩摩(鹿児島県)には、男性に対する評価軸として、次のような口伝があるそうです。
一、何かに挑戦し、成功した者
二、何かに挑戦し、失敗した者
三、自ら挑戦しなかったが、挑戦した人の手助けをした者
四、何もしなかった者
五、何もせず批判だけしている者

●いかにも熱血漢っぽい、薩摩隼人ならではの基準のように見えますが、この格言とA社
長の想いが通じていた部分は、実は、「三、自ら挑戦しなかったが、挑戦した人の手助けを
した者」のところ。「世の中ではチャレンジ精神旺盛な人間ばかりがクローズアップ・評価
されがちだが、彼らだけで物事を成し遂げることが出来る訳では決してない。彼らの背後に
は“支える事が得意”という人物が必ずいる訳で、そのような存在も組織にとっては等しく
重要であることを我々は忘れてはならないのではないだろうか」そのような問題意識に対
する一定の“解”を伴った人財システムを構築したい、とのことでした。

●さて、A社長の視点を参考に自社を振り返ってみた場合、皆様の中で何か“気付き”を感
じる部分はありますでしょうか?多くの組織において経営者ご自身が“トップパフォーマ
ー”である場合が多く、それ故ご自身の視点に基づいた“強者の論理”のみで判断基準が構
成されていることって、実はとても多いような気がします。

●誤解しないでいただきたいのですが、私は、その考え自体が良い・悪い、等という浅薄
な結論づけをしたい訳では決してありません。ただ、“自身がそうだから当然、自社の従業
員もそうあるべき”と半ば“盲目的”に考えてしまっていることで、かえって組織が正常にワ
ークしなくなってしまっている、というようなことはありませんか?もし、そのような場合、
今後もそのままで進むことが果たして本当に”正”なのでしょうか?ということを是非、立ち
止まって考えてみていただきたいな、と感じた次第です。

●と、いうことを前提に^^、「考える価値があるな」と少しでも感じられた方には是非、一
度、時間を取って考えてみていただければと思います。ひょっとすると、未来に対する重要
な“示唆”が見えてくるかもしれませんね^^

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、朝一番の飛行機で島根・奥出雲へ移動。

1件の面談を経て、午後から面白い総合事業を展開
されている事業者様のインタビュー。

終了後、明日からの仕事場、大阪へ入ります。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。