2024年1月19日(金)に開催された、弊社主催の「オムロン太陽株式会社様視察ツアー」についてご報告いたします。
過去にも2回視察ツアーをしており、毎回非常にご好評いただいている視察ツアーとなります。
※ご参考までに過去の開催内容をご紹介いたします
第一回→ https://carebp.com/topics/tour20220114/
第二回→ https://carebp.com/topics/tour20230113/
オムロン太陽株式会社様のホームページはこちら→ https://components.omron.com/taiyo/
今回で本ツアーは3回目の開催となりましたが、今年も北海道から九州から合わせ、
定員を超える27名の方にお集まりいただくことができました。
今回は福祉事業経営者・幹部の皆様だけではなく、学生企業家や現役官僚の方にもご参加いただきました。
中には3回連続でご参加いただいた方々もいらっしゃいました。(ありがとうございます!)
まずは社会福祉法人太陽の家理事長 山下達夫氏によるセミナーからスタートいたしました。
特別に山下理事長自らが壇上に立ち、さまざまなお話をお聞かせいただきました。
山下理事長の言葉は一言一言にこもる“言霊”“迫力”により、40分と言う短時間ながら圧倒されっぱなしの一時でした。
その後太陽ミュージアムへ移動し、見学をさせていただきました。
ご担当の方にわかりやすくご案内いただきました。
今回の新たな試みとして「別府市内のインクルーシブな町巡り」も行いました。
人口の約10分の1が障がい者と言われている別府市。他の地域では中々見ることが出来ない風景に出会います。
こちらはコンビニの書籍スペースですが、車椅子の方も本を選びやすいよう、全体的に棚が下げられています。
こちらは競輪場となります。車椅子の方のための場所が広く取られているのがわかります。
「福祉政策」によるものではなく
「障がい者が使いやすい店づくりをしなければ、10分の1の顧客をみすみす逃してしまうことになる」
という視点に立脚した、いわゆる“経済合理性”観点からの企業側の自発的な取り組みです。
こちらは道路の標識です。
「歩行者・車椅子の支障になりますから駐車ご遠慮ください」と自然な形で“車椅子”という言葉が含まれています。
こちらはスーパーのレジです。
車椅子の方がレジ係を行いやすくするためと、お客様がレジを利用しやすくするために、カウンターが低いものを用意しています。
こちらのレジカウンターは、ボタン一つで上下することもできるとのこと。
また、オムロン太陽様の工場へお邪魔して、見学をさせていただきました。
「取り残される障がい者がいない社会を実現する」「No Charity, but a Chance!」の精神が体現されている現場で、
あらゆる箇所の工夫を学ぶことができました。
最後に、参加者同士でディスカッションを行い、そこで出た意見のシェアや、質疑応答などを行いました。
「見るたびに違う刺激を受ける」
「前回の視察ツアーから1年間、自分たちの様々な企業活動を行う中で(前回の視察ツアー時に感じていた気付きを)
忘れていたことを今回の視察ツアーで思い出した」等、大変嬉しいお言葉をいただきました。
あらためて強く“気付き”“学び”を覚えた、非常に有意義な一時でした。
オムロン太陽の皆様、ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。
今後も、株式会社ケアビジネスパートナーズでは、介護・福祉事業経営に役立つツアーやセミナーを企画して参ります。
ご興味のある方はぜひメールマガジンや弊社ホームページをご覧いただければ幸いです。