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介護経営エナジャイザー 原田匡が日々感じたこと・考えていること、介護
経営に役立つ情報等をお届けします!
(※)エナジャイザー:エネルギー(energy)や活力を提供する人
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本メールは名刺交換、セミナー、問合せ等を通じて原田匡と接点があった
介護事業者及びその関連の方々に送信させていただいております。
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おはようございます、CB-TAG
(シー・ビータッグ)の原田匡です。
今日は、福岡県の北九州市でセミナー。
私事で恐縮ですが、
私には、北九州に来ると毎度、思い出す
友人がいます。
その友人は、
「星が丘濱善」
という和食のそば料理店を経営している、
濱田善人さん、という方です。
蕎麦屋、ではありません。
そば料理店です。
(そこがこだわりだそうです)
お店は、一番最寄りの駅である黒崎駅から
タクシーで移動して約4,000円。
正直、東京の感覚からするとあり得ない
立地です(苦笑)。
初めて店にお邪魔した時には、
「こんな立地で経営は大丈夫なの?」
と、元外食コンサルタントだった私も
驚いてしまいました。
しかも、こんな立地環境であるにも関わらず、
なんとこの店、完全予約制(笑)。
通常の常識では到底理解出来ないのですが、
今や、
遠方からわざわざ車で乗り付けたり、
前々から予約が入ったり、
等の大人気店になっています。
また、料理も繊細な味付け、そして、
クリエイティブ感に富んでおり、
そば粉&ゴルゴンゾーラチーズを組み
合わせた“茶わん蒸し”や、
バターやチーズを一切使わず、そば粉だけで
甘みを出した“そばやのグラタン”、
など、満載の、目からうろこの料理が次から
次へと出てきます。
一度行くと、遠距離からでも予約が舞い込んで
くる意味がよく分かる、
そんなお店です。
店主でありそば料理人でもある濱田さんの
夢は、
「パリで自らのそば料理を振る舞い、フランス人に
日本のそば文化の深さを知らしめる事」。
何だか、情熱大陸っぽい(笑)。
そんな中、以前、お店にお邪魔した時、
世間話もそこそこに、
自分たちは果たして、
“職人”なのか、“商人”なのか、
という話に移っていきました。
私と濱田さんは5年ほど前、ある勉強会で
出会ったのですが、
その時の勉強会の中心人物の方が、
濱田さんに
「あなたは職人になりたいのですか?それとも、
商人になりたいのですか?」
という質問を投げかけていた記憶があります。
濱田さんの考え方は非常に明快で、
「そば料理の腕を極め、最高の職人になることで、
商人としても成功する」
というものでした。
いわゆる、
フレンチの三国さんや、イタリアンの落合さんの
ようなイメージですね。
(ご存知ない方はすみません^^)
最高の「食」を極め、求め続けることで世の中が
その腕に感嘆し、
その結果として、ビジネスもうまくいく。
それこそが
“ホンモノ”
であり、
その意味では、
「職人か」「商人か」
という質問自体、愚問である、
というのが、濱田さんの考えでした。
料理でもなんでも、その業界を極めること。
その業界で「ホンモノ」になることが極めて重要
だということです。
そして、その「ホンモノ」に触れた方が感動し、
その感動がどんどん伝播し、世の中に拡がり、
結果としてビジネスになる。
私たち、介護の仕事も同じかもしれません。
昨日もセミナーで話していたのですが、
介護保険財政の脆弱さなどから考えると、
これからは、資本力があり、事業拡大の意欲が
高い事業者が生き残る構図になるのは
明らかです。
そのこと自体を否定する気は当然ながら
ありませんが、
しかし、それと同時に、
介護サービスの質が高い、
“ホンモノ”
の介護事業者が生き残らなければならない、
と私は思っています。
ご利用者やご家族に喜ばれるサービスを提供
する会社が生き残る、
という、本来のあるべき形を実現する為には
どうするべきなのか。
そんなことを考えると、私たち経営者には
やらなければならないことがまだまだ沢山
ありそうですね。
以上、何かのお役に立てれば幸いです。
皆さんは、今日、どんな1日を過ごされます
でしょうか?
是非、“ホンモノ”として存続・発展する
会社になれるよう、今日も1日、互いに
頑張ってまいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。
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~Visionary Care Company~
社会貢献と利益創出の両立に真剣で、成長・進化を目指す介護事業者に、
業界特性を踏まえた有益な経営情報の発信、及びツールの開発・提供を
行う。その結果、「地域で最も愛され、必要とされ、関わる全ての人々を
幸せに出来る会社=「Visionary Care Company」を多数創出し、介護業界
活性化の中心的存在となる。
それが私たち「シービータッグ」のビジョンです。
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します。また、その際は、「介護経営エナジャイザーの原田匡によると」
と一言付け加えていただければ嬉しいです。後は、皆様の良心にお任せ
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