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株式会社ケアビジネスパートナーズ代表・介護経営エナジャイザー 原田匡が
日々感じたこと・考えていること、介護経営に役立つ情報等をお届けします!
(※)エナジャイザー:エネルギー(energy)や活力を提供する人
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おはようございます、
(株)ケアビジネスパートナーズ 代表の
原田匡です。
ご覧になられた方も多いと思いますが、
2015年4月30日、
介護保険最新情報Vol.470として、
“指定通所介護事業所等の設備を利用し夜間及び深夜に
指定通所介護等以外のサービスを提供する場合の事業の
人員、設備及び運営に関する指針について”
換言すると、
“お泊りデイのガイドライン”
公開されました。
↓
http://www.jcma.or.jp/images/150430kaigohokensaisinjyouhouvol.470.pdf
その発表のせいでしょうか、
GW中のニュースには、
お泊りデイに関する記事が幾つか掲載されて
いましたね。
例えば、私自身は、こんな記事を読みました。
↓
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
高齢者が、日帰りで介護を受ける「デイサービス」。
そこに、夜も宿泊する「お泊まりデイ」と
呼ばれるサービスが、
近年拡大しています。
しかし、ニーズが高まる一方で、
規制をかける動きもあり、
一部の利用者に困惑が広がっています。
茨城・北茨城市にあるデイサービスの施設
「樹楽団らんの家・大津」。
毎日、10人の高齢者が、食事や入浴などの
介護を受けている。
午後5時にデイサービスは終了するが、
帰宅したのは、わずか3人だった。
残った7人は、
「お泊まりデイ」
と呼ばれるサービスを利用し、このまま宿泊する。
このうち6人が、「老老介護」などの理由から、
1年以上にわたり、ここで寝泊まりを続ける
長期連泊者だった。
「お泊まりデイ」
は、特別養護老人ホームの空きを待つ人の
「受け皿」
として、ニーズが高まっている。
しかし、こうした「お泊まりデイ」をめぐり、
今、ある問題が指摘されている。
それは、夜間の運営にあった。
午後7時半、日中はリビングとして使われて
いた場所に、
宿泊者分の簡易ベッドが設置される。
男女の間の仕切りは、このカーテン1枚。
実は、「お泊まりデイ」は、介護保険が適用
されないため、
国の規制がなく、
夜間の運営は、事業者の裁量に任されている。
実際、この施設では、パーティションで、
1人1人のプライバシーの確保に努めているが、
中には、こうした配慮がない劣悪な環境に、
高齢者を泊める施設もあり、問題となっている。
そこで厚生労働省は、4月30日、
「お泊まりデイ」に関するガイドラインを発表。
夜間の定員や、職員の人員配置のほか、
男女を同じ部屋に宿泊させないことなどが明記
された。
さらに連泊については、
「緊急時、または短期の利用に限る」
として、長期連泊に一定の歯止めをかける方針を
打ち出した。
しかし、施設や利用者は戸惑いを見せている。
1年5カ月にわたり、
ここに連泊する〇坂 〇さ〇ん(92)。
(記事では実名でしたがここで仮名表記にします)
以前、幻覚や徘徊(はいかい)の症状がひどく、
受け入れ先を求め、
家族がたどり着いたのが、この施設だった。
〇坂さんの娘・△野△子さんは
「みんなに介護してもらって、ここまでになった。
ここに来て笑顔が見られて、
あぁ良かったんだなって」
と話した。
ここで介護を受け、症状が改善したことから、
家族は今後も、〇坂さんを預けたいと考えている。
しかし、今回のガイドラインでは、
こうした家族の声が置き去りになる可能性もある。
樹楽団らんの家・大津代表の青木仁子さんは
「ガイドラインが出たら、もちろん順守しなければ
ならないですし、
本当にやりにくい環境になってくると思うんです
けど、わたしは、ここを辞めたくないですし、
ここの利用者さんも手放したくないので…」
と話した。
「お泊まりデイ」をめぐる、
介護の現場と行政の認識のずれ。
「理想の介護」とは何なのか、今後も議論が続くと
みられる。
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・・・・・・・・・・・・・・・
“「理想の介護」とは何なのか”
と問いかけるこの記事もそうなのですが、
今回の法改正における厳しい対応も含め、
最近出てくるお泊りデイ関連の記事には、
どうも
“行政ニーズVSご利用者ニーズ”
というニュアンスが背景に込められている気が
しますし、
確かにそのように解釈できる事実や現実も
数多く存在しています。
しかし、本当にこの
“VS(=対立構図)”
しかないのでしょうか?
私は決して、そんなことはないと思っています。
A案とB案とで意見相違が発生した際、
“当初のA案・B案と100%一致しないかも
しれないが、100%支持出来る”
C案を生み出すこと、
一般的には
“コンセンサス”
と呼ばれるコンセプトですが、
私はお泊りデイに関してもこの
“コンセンサス”
が見出せるはず、
と考えています。
(今、幾つかの具体論について検討
しているところです)
お泊りデイがこれだけ一気に拡がった
理由・要因は様々あろうかと思いますが、
そのど真ん中に、
“ご利用者(ご家族)のニーズ”
が在ったことは間違いのない事実ですし、
これからも変わらず、在り続けるでしょう。
ならば、それを簡単に諦めるのは、
経営者としてはあるべき姿ではないでしょうし、
あまりにも悔しいですよね。
本件、我々、新生ケアビジネスパートナーズと
しても、真剣に考えています。
せっかく草の根で拡がったこの利便性の高い
仕組み、
修正すべき部分は修正しつつも、
この
“信念”
“志”
に基づいたサービスは、大切にしたいものですね。
以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は打ち合わせの為、山形県へ向かいます。
皆さんは今日、どんな1日を過ごされる
のでしょうか?
では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。
※本日の記事の引用元サイトはこちら
↓
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20150506-00000840-fnn-soci
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