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介護経営エナジャイザー 原田匡が日々感じたこと・考えていること、介護
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おはようございます、CB-TAG
(シー・ビータッグ)の原田匡です。
先週の土曜日、
朝日新聞DEGITALにて、
我々の業界に関連する、
とても残念な情報が出ていましたね。
こちらです。
↓
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全国の介護施設や療養型病院のうち、
少なくとも1510施設で、
2012年以降の3年間に高齢者への虐待が
あったり、
虐待の疑いがあったりしたことが、
厚生労働省の補助を受けたNPO法人の調査で
わかった。
調査に回答した施設の2割弱にあたる。
人手不足の施設ほど虐待が多い傾向もみられた。
調査したのは、NPO法人・全国抑制廃止研究会
(吉岡充理事長)。
今年1~2月、全国の3万5278施設に郵送で
行い、
施設名を出さない前提で、
虐待に関しては8988施設から回答があった。
このうち461施設が
「虐待があった」、
1049施設が
「あったと思う」
と答えた。
虐待を受けたり、受けたとみられる高齢者数を聞いた
ところ、
計2203人になった。
施設の職員数が
「不十分」
と答えた施設では、虐待が
「あった」「あったと思う」
とした割合が計23%だったのに対し、
職員数が「十分」な施設では計12%だった。
人手が足りない施設では、
職員がストレスから暴力をふるったり、
介護を怠ったりする傾向が強まるためと
みられる。
施設の種類別に見ると、
自宅復帰に向けてリハビリを行う
「介護老人保健施設」
が21%と最も高く、
「特別養護老人ホーム」
が20%、
認知症の人が共同生活する
「グループホーム」
が18%で続いた。
療養型病院は1割程度だった。
ただ、今回の調査では7割以上の施設は
未回答のため、
虐待の全容を把握するのは難しい。
国が、自治体を通じて把握している介護施設での
虐待件数は221件(2013年度)。
これを上回る数の施設から虐待や虐待疑いの回答が
寄せられたことについて、
NPOは
「虐待の多くが行政に届け出されないまま、
見えない状態になっている」
と指摘する。
厚労省は「虐待」の具体的内容について
「暴力的行為」
「威嚇的、侮辱的な言葉」
「治療や介護を怠る」
などと例示している。
また、高齢者虐待防止法では、
介護施設の職員らは虐待をみつけたら速やかに
自治体に通報することが義務づけられている。
今回、回答した施設が通報したかは不明だ。
施設や家族から通報を受けた自治体は、
事実関係を調べ、
虐待と認めた場合は施設を指導して改善を図る。
虐待とは別に、
認知症高齢者らを車イスにベルトで固定したり、
点滴を抜かないようにミトン(手袋)をはめたり
する
「身体拘束」
について聞いたところ、
回答した施設の2割強、
療養型病院では7~8割が拘束をしていた。
介護施設での身体拘束は原則禁止だ。
例外的に、
“生命の危険がある”
“拘束以外に介護の方法がない”
“一時的な手段”
の3要件を満たす場合のみ認められ、
それ以外は虐待と判断される。
今回の調査では、拘束をしていた施設の約2割が、
拘束を避ける方法がないかを事前に検討しない
ケースもあると回答しており、
同研究会は
「違法な拘束が少なからず行われている可能性が
ある。
行政は指導を徹底すべきだ」
とする。(生田大介)
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如何でしょうか?
現場の実情を或る程度理解している私と
しては、
“行政指導を徹底すべき”
という意見に対し、
意識・行動変革を外圧を借りてでも行う
意味は一定程度ある、
という想いのもと、
“尤もな意見だ”
と感じる反面、
“根本課題を解消する具体的方法を見出さ
なければ、
直ぐ元に戻る可能性も高いのでは?”
とも感じます。
また、このような記事を見る度にいつも
思うのは、
“介護業界って、虐待やら職員不祥事やらの
情報がやたらとニュースになるけれど、
介護施設で展開されている素晴らしい
取り組みや、
ご利用者・ご家族との間で起こっている
感動的な話など、
ポジティブな情報は全くと言っていいほど
世に流れない”
という事実についてです。
勿論、これらの原因としては、
マスコミ側のスタンス等も挙げられるのかも
しれませんが、
同時に、私たち介護業界として、
“そのような(=ポジティブな)情報を世の中に
発信する意識が弱い”
ということも否めないのでは?
と思います。
全国には、
虐待報道を遥かに凌駕するぐらい、
ご利用者やご家族との間で生まれた心温まる
エピソードや、
思わず涙が溢れてしまうような感動的な
話が山ほど存在しています。
今回のような報道が不要だとは勿論
思いませんが、
ただ、
もっと、この業界の
“プラスの部分”
を伝える報道があってもいいのにな、
そして、それらを増やすためには、
“他力本願”
ではなく、業界に関わる我々が、
もっともっとその意義を自覚して主体的に
取り組んでいかなければならないんだろうな、
ということをふと感じた、
そんな朝の一時でした。
以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は午前中は多摩地区で打合せ。
午後から都心にて社内全体会議&懇親会
です。
皆さんは今日、どんな1日を過ごされる
のでしょうか?
では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。
※
本日の記事の引用元記事はこちら
↓
http://www.asahi.com/articles/ASH4B42X0H4BULFA016.html
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