シャープが取り組む企業変革

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(シー・ビータッグ)の原田匡です。

先日、シャープに勤めている知人と
食事をする機会がありました。

ご存知の方もいらっしゃるかと
思いますが、

同社は今、経営再建の真っただ中で、

古豪の復活をかけて、

様々な企業革新に取り組んでいます。

中でも、話を聞く中で、

同社の真剣度合いが伝わってきた
のが、

“かえる運動”

とネーミングされている、

同社の企業風土改革活動です。

「社内では相手を役職ではなく、

○○さんと呼びましょう。

私のことも、今日から

“高橋さん”

と呼んでください。

新入社員の皆さんも一緒ですよ」

社員が自分で判断し、

自分でチャレンジし、

上からの指示を待たずとも行動出来る
ような企業風土に何としても変えたい。

そんな想いと共に社長に就任した
高橋社長は、

企業改革の旗振り役として、

去年の9月、

全社朝礼にて、

上記のように宣言したと言います。

この言葉の背景には、

トップの判断に

“ノー”

と言えない雰囲気、

高橋社長の表現を借りれば、

“けったいな雰囲気”

が同社に蔓延していたことが、

シャープの経営を根幹から揺るがせる
ことにつながった、

致命的な判断ミス、、

“(勝算見込の極めて薄い)液晶事業への
巨額投資”

を巻き起こす原因となった、

との反省があるからのようです。

現場の声を組織の「上」に直言できる
ような、

風通しの良い社風をつくりたい。

これは或る意味、

“株主、取引先をはじめ、全ての協力者
との相互繁栄を期す”

とした同社の創業者、

“早川徳次”

氏の経営理念への原点回帰でもあるとも
言えるかもしれません。

そう、

シャープが取り組んでいるこの

“かえる運動”

は、企業風土を

“変える”

と共に、創業理念に

“帰る”

という意味も込められているのです。

セミナーでもいつもお話しするのですが、

企業風土というのは、トップが本気になり
さえすれば、必ず

“変える”

ことが出来ます。

高橋社長も、時間を見つけては全国の
事業所を回り、

“高橋さん”

として社員らと食事しながら、

闊達な議論を続けているそうです。

なかなか成果が可視化出来にくい

“企業風土改革”

に懸命に取り組むのは、

その改革こそが、

これからのシャープを創りあげる
ための、大きな

“推進力”

になる、

と信じているからでしょう。

私はそこに、高橋社長の本気の度合が
うかがえると同時に、

“本質に切り込もうとしている”

という意味で、

高橋社長の経営者としての凄さを
感じました。

他にも同社は役員の個室を無くし、

大部屋化することによって風通し
の良さ、

意思疎通の図りやすさを向上させる
等、

様々な取り組みを行っています。

是非、創業時の

“早川イズム”

と共に、芯から復活していただきたい
ものです。

さて、翻って考えた場合、

私たちは如何でしょうか?

自社の企業風土に違和感や不満を
抱えつつも、

自ら積極的に動こうとしなかったり、

もしくは、自らだけ特別扱いしようと
したり(笑)してしまっていることは
ないでしょうか?

手を付け、実行していくことは、なかなか
大変なことかもしれませんが、

動かない限り、事態や状況は何一つ変わり
ません。

“行動だけが現実を変える”

今こそ勇気を持って、自らを組織の

“機能”

と捉え、

行動を起こし始めてみることも必要な
ことかもしれませんね。

以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は神奈川県某所で打ち合わせ。

その後はデスクワークです。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされるので
しょうか?

では、今日も1日、互いに頑張ってまいり
ましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。


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