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介護経営エナジャイザー 原田匡が日々感じたこと・考えていること、介護
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(※)エナジャイザー:エネルギー(energy)や活力を提供する人
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おはようございます、CB-TAG
(シー・ビータッグ)の原田匡です。
私は
“いいな”
と感じた本については、何回も読む癖が
あります。
繰り返し読んでいる本はいくつも
ありますが、
中でも最もヘビーローテーションと
なっている本の1つが、
以前にもご紹介したことがある
“大使閣下の料理人”
という漫画。
これ、個人的にはかなりおススメです。
漫画で読みやすい、ということもあり、
約10年ぐらい前に出会って以降、
間違いなく100回以上は読んでいると
思いますが(笑)、
その時の自らの心持ちを含め、
毎回、心にグッとくるポイントが
異なります。
例えば最近、あらためて、
特に印象に残ったのは、
自信をもって作った自らの料理に対し、
“これは本物のフランス料理じゃない”
と、あるフランスの芸術家から烙印を
押され、
“ホンモノのフランス料理って一体
何なんだ?”
と思い悩む主人公、大沢氏と、
大沢氏の料理の師匠である植村氏との
こんなやりとりでした。
↓
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「僕に本物のフランス料理が何か教えて下さい」
(大沢氏)
「大沢、俺は迷った時、どうしろと教えた?」
(植村氏)
「エスコフィエを読め、です。
オーギュスト・エスコフィエが1902年に
書いた
“ル・ギード・キュリネール”
がフランス料理の全てである。
あの本の中にはフランス料理の全てが入って
いる。
あの本に書いてあるレシピの通りに作れば
フランス料理になる、と。
でも、僕にはエスコフィエがフランス料理の
全てだと思えないのです。
昨夜読んだ本には、エスコフィエの料理は
地方の料理をないがしろにして、
小さくまとめた独善的なものだと書いて
ありました。
フランス料理、というのは、もっと大きな
ものではないでしょうか?
例えば最近、フランスのレストランでは、
生の魚をカルパッチョと称して出しますが、
あれは日本料理の影響を受けた本物のフレンチ
だと思うのです。」(大沢氏)
「如何にも理屈屋のお前らしい考え方だな(中略)。
自分じゃそう思ってはいないだろうが、お前は
生まれついての技巧派だ。
多分、お前は俺よりも完璧な古典フレンチを
つくれるだろう。
だが、その後がよくない。
あまりにも器用であるために、古典的な味の深さを
極める前に、自分独自の味を求めるようになった。
お前みたいな手先の器用な料理人はたいてい
そこで失敗するんだ。
そういう連中は一見華やかで、
流行の先端をいくような料理を作り、
世間の注目を集めることが出来る。
だが、そいつらは、みんな一時の華が
なくなると、
壁にぶつかって自滅していくんだ」(植村時)
「なぜでしょう?」(大沢氏)
「簡単なことさ。
ちょっとした才能があれば、本物のフランス
料理はつくれる。
だが、本物のフレンチシェフになるために
必要なのは才能じゃない。
気の遠くなるような歳月をかけて、
古典的レシピを繰り返し作ることなんだ。
大沢、本物のフランス料理なんか求めないで、
本物のフレンチシェフになることを考えろ!
本物のフレンチシェフなら、
それがたとえ卵をご飯にぶっかけたものでも
フランス料理なる!
俺が今のお前に教えてやれるのはそれだけだ。」
(植村氏)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
如何でしょう?
料理の世界の話なので、
すぐにはピンと来ないかもしれませんが、
自分の仕事に置き換えて考えてみると、何か
“気付き”
を感じませんか?(笑)
“本物のフランス料理って何だ?”
と思い悩む大沢氏に対する師匠の答は、
“本物のフレンチシェフが作ったものが本物の
フランス料理なのだ“
でした。
“完璧な料理を作ろうとするな!ただ最高の
フレンチシェフであれ”
自らに置き換えた場合、
今すぐ答が出なかったとしても、
頭の片隅にひっかかっていれば、
ある日、突然、視界が開ける、
なんてこともあるかもしれません。
その意味では、毎日、気を抜いていられ
ません(笑)。
日々“学び”、
日々“感謝”、
ですね。
以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日も東京・神奈川で打ち合わせ&デスク
ワーク。
皆さんは今日、どんな1日を過ごされるの
でしょうか?
では、今日も1日、互いに頑張ってまいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。
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原田匡の2冊目の著書、
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それが私たち「シービータッグ」のビジョンです。
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