[ケアビジネスSHINKA論 Vol.976]

組織の“独創力”を強化するために~某巨大企業の取り組みに学ぶ~

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。

外国人技能実習生の受け入れ先への
監督強化や、

今年1月に新設された認可法人

“外国人技能実習機構”

からの認定が必要となる事等が盛り込まれた

“外国人技能実習制度適正化法”。

今年11月1日よりの全面施行が閣議決定された
ようですね。

合わせて、“留学”の在留資格で来日した人が
国内の専門学校などで学び、

介護福祉士の国家資格を取ると、

“介護”

の在留資格に切り替えて働けるようになる事等
が新たに盛り込まれた

“出入国管理及び難民認定法の改正法”

も、本年9月1日より施行となるようです。

海外人財関連の動きに関心を持たれている経営者の
皆様には“要チェック”の情報かもしれませんね。

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

今日の視点──────────────────────────────
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■■組織の“独創力”を強化するために~某巨大企業の取り組みに学ぶ~
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●今週月曜の朝のメルマガでニコラス・ハイエック氏(故)の言葉「時間を無駄にせずに、予定を立てて行動すること。ただし、予定表をすべて埋めてはいけない。それでは独創力が死んでしまう」をご紹介させていただきました。その後、東海地区の読者様と関連した内容について意見交換を行う機会があり、その議論の中からふと、とある有名企業の事例を思い出しお伝えさせていただいたところ、「そのままは難しいように感じますが、でも、我々の業界でもその取り組みのエッセンス自体は活用出来そうですね」という、とても柔軟な回答をいただきました。今日は、その事例を皆様にもご紹介させていただきたいと思います。エンジニアが仕事時間の20%を与えられた仕事以外の好きなプロジェクトに使える米Googleの有名な取り組み“20%ルール”についてです。

●Gmail、Googleマップ、Googleニュース、、、、我々の日常に当たり前のように浸透しているこれらのサービス、実は全て“20%ルール”から生まれたアイデアだそうです。これらの実績を聞くだけでも本取り組みの可能性・凄さを強く感じますが、一方、元グーグルのCEOであるエリック・シュミット氏は著書“How Google Works –私たちの働き方とマネジメント(日本経済新聞出版社)”の中で、「20%ルールの最も重要な成果は、そこから生まれる新機能やプロダクトではない」と断言しています。では、同取り組みの最重要成果はどこにあるのか?同氏は著書の中で次のように語っています(以下、抜粋)。

●「日常業務では使わないスキルを学び、普段は一緒に仕事をしない同僚と協力する。プロジェクトから目を見張るようなイノベーションが生まれることはめったにないが、携わったスマート・クリエイティブは必ず以前より優秀になる。ウルス・ヘルツル(現Googleヴァイスプレジデント(=副社長))がよく言うように、20%ルールほど効果的な社員教育プログラムはないのではないか」・・・

●「20%ルールほど効果的な社員教育プログラムはない」・・・・・・我々異業種の経営者・幹部としては、Googleが生み出す新サービス“そのもの”よりも、それらを生み出すに至った“組織のプロセス”や“仕組み”に着目した方が、より深い学びを得る事が出来るかもしれません。さて、その視点に立った場合、皆様は同社のこれらの取り組みから何を“吸収”されますでしょうか?保険外サービスの必要性が叫ばれ、今後、“クリエイティビティ”というキーワードが益々重要になってくる中、一度、上記事例を題材に、幹部と共に議論を深めてみても面白いかもしれませんね。

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は午前中は静岡・三島でミーティング。

午後は一旦、東京へ戻り、打合せを経た後、

次なる仕事場所である名古屋へ向かいます。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。