[ケアビジネスSHINKA論 Vol.953]

「適切な危機感」の醸成方法を考える

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。

気が付けば、

今年もあっという間に第一クォーターの
最終月、

3月に突入しましたね。

今月は決算等でドタバタされている法人様も
多いかも知れません。

三寒四温などと言われるようなこの時期、

体調管理に気を付けながら、

今月もお互いに明るい魂で乗り切って&楽しんで
まいりましょう^^

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

今日の視点──────────────────────────────
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■■「適切な危機感」の醸成方法を考える。
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●昨日のメルマガでは組織変革の第1ステップに絡めて、「危機感にも“適切な危機感”と“不適切な危機感”の2種類が存在する」「“適切な危機感”とは組織に情熱・前進のエネルギーを生み出す原動力になるものであり、“不適切な危機感”とは組織を単に萎縮・不安に陥れる“害悪”である」という趣旨のお話をご紹介させていただきました。そんな折、いつも私のメルマガをお読みいただいている九州地区の読者様より次のような質問をいただいた次第です。

●「危機感に2種類あることはよく分かりました。その上で、組織に“適切な危機感”を生み出すためにはどのようなアクションを取る必要があるのでしょうか?」今日は、このご質問に対して私が回答させていただいた内容のポイント(1つ目)を皆様にもご紹介させていただきたいと思います。「“適切な危機感”を生み出すための2つの大前提について」です。

●“適切な危機感”が醸成されるための2つの大前提。第一は、「組織の目標・在るべき姿が明確化・共有化されているか」という視点です。「組織として~な状態を実現したい」というものが明確になっており、かつ、それらの目標が経営者のみならず、社員(敢えて“職員”ではなく“社員”と表現させていただきます)全員にとって“実現したい”目標として認識されているか?が重要です。

●そして、2つ目の前提条件。それは、「今現在の自社(自身)の位置が正しく認識出来ているか?」という視点です。この2つが明確になっていれば、「目標-・在るべき姿-現状」という計算式により「埋めなければならないギャップ」を適切に把握することが可能となります。この状態が実現出来て初めて“適切な危機感”が醸成される土台が整った、と言えるでしょう。

●文字に書けば“至極当たり前”に感じられるかもしれない、この2つの大前提。しかし、「では、うちの組織においては、組織構成員全員が実現したいと感じられる“目標”が設定できているだろうか?」「社員一人ひとりが自らの現状をいつでも正しく認識できる状況になっているだろうか?」と自問自答してみると、意外に“穴”を感じ、“ドキッ”とされる方も少なくないのではないでしょうか^^

●さて、皆様にご質問です。皆様の組織には、“適切な危機感”を生み出すための2つの大前提が明確になっていますでしょうか?もし、組織に“変革の風”を吹かせたいとお考えになられているならば、先ずはそこから見直してみてもいいかもしれませんね。

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、午前中は滋賀県某市、

午後は大阪市内で打合せが続きます。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。