[ケアビジネスSHINKA論 Vol.932]

異業種企業の人財戦略に学ぶ。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。

来年度から変更になる

“処遇改善加算”。

厚生労働省は30日、

処遇改善計画書などの必要な書類を

“4月15日までに”

指定権者に届け出れば、

4月分から算定できるようにする、

と、介護保険最新情報Vol.580で発表しましたね。
(新しい総合事業の加算の届け出も同様)

あと約2ヵ月半、

外部の専門家とも相談・連携しながら、

どのように対応するか、

しっかり検討されることをおススメします。

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

今日の視点──────────────────────────────
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■■異業種企業の人財戦略に学ぶ。
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●先日、首都圏地区の介護経営者様と人財確保に対する意見交換を行い、採用戦略に話が及ぶ中、「採用戦略の枠組みの中だけで語るのは少しおかしいかもしれませんが」という前振りをしつつ、とある他業種企業の取組み事例をお伝えさせていただいたところ、「原田さんが言う通り、採用戦略という視点においても勿論ですが、それ以上に経営として、とても参考・勉強になりました」という、とても嬉しい言葉をいただきました。本日のメルマガでは、この時にお伝えさせていただいた企業事例を皆様にも共有させていただきます。多角的に事業展開をされている“アイエスエフネットグループ”が2015年1月に宣言した“25大雇用宣言”についてです。

●同グループのHPには、「当グループでは、25大雇用(自己申告による)の25項目に該当される方に対して、これらの項目を理由に採用の合否を決定いたしません。その方の履歴書や過去は重視せず、未来への意識を持った方、当グループの倫理やCSホスピタリティの習得へ向けて努力をして頂ける方の採用をさせて頂きます」との前節のもと、以下の通りの25項目が明記されています。「1:ニート・フリーター」「2:FDメンバー(Future Dream Member。同グループ内の呼称で障がい者を指す)」「3:ワーキングプア」「4:引きこもり」「5:シニア」「6:ボーダーライン(軽度な障がいで障がい者手帳を不所持の方)」「7:DV被害者」「8:難民」「9:ホームレス」「10:小児がん経験者」「11:ユニークフェイス(見た目がユニークな方)」「12:感染症の方」「13:麻薬・アルコール等中毒経験者の方」「14:性別違和(性同一性症)」「15:養護施設等出身の方」「16:犯罪歴のある方」「17:三大疾病」「18:若年性認知症」「19:内臓疾患」「20:難病」「21:失語症」「22:生活保護」「23:無戸籍」「24:児童虐待の被害者」「25:その他就労困難な方(破産者)」

●法人の持つ“価値観”に端を発したものであり、それ故、“採用戦略”というよりもむしろ(タイトルの通り)“人財戦略”の一つと申し上げた方が適切かもしれない本宣言ですが、人財不足に悩む介護経営者の皆様にとっても、とても参考・学びになるのではないか?と感じる次第です。皆様はどのように感じられましたでしょうか?採用活動に悩む企業様が多い中、場合によっては自社の理念・価値観を軸に、上記事例を参考に今後の自社の人財戦略を見直してみても悪くないかもしれませんね。

※アイエスエフネットグループの“25大宣言”ページはこちら

http://www.isfnet.co.jp/release/2015/0105.html

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、関西から東京へ戻り、打合せ&
デスクワークが続きます。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。