[ケアビジネスSHINKA論 Vol.909]

経営者に必要な3つの目

(株)ケアビジネスパートナーズ の鈴木です。

新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。

今年の干支は「酉」。
新年の挨拶においても「とり」にまつわる話がしばしば出て来ます。
今日のメルマガでは、そんな「とり」に関係のある話をさせていただきます。

今日の視点──────────────────────────────
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■■経営者に必要な3つの目
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●成果を挙げるためには,「3つの目」をもって多角的な視点で物事を捉えることが大切だとのことばがあります。

●まず1つ目は、「鳥の目」。まさに「とり」。鳥のように大所高所から広い視野で物事全体を見ることによって大局観を把握する目です。「木を見て森を見ず」という言葉がありますが、まさに「森」を見る目であると言えます。経営を行っていくうえで、物事を大きく捉える視点は重要です。

●2つ目は「虫の目」。1つ目とは対照的にミクロの視点です。近づいて様々な角度から物事を見る「複眼的」な視点です。経営でいえば、三現主義といわれる「現場」「現物」「現実」に向き合うことで自社の細部を見つめ直す視点とも言えます。顧客に接して自社のサービスを捉え直す視点もあります。

●そして、3つ目は「魚の目」です。これは時代の潮目をみる目です。時代の流れや変化を見極める目も経営にとっては大変重要な視点です。経営にとってスピードは重要でありますが、わずかな時代の変化を感じ取り、そこを逃さずに成果を挙げるためにはこの「魚の目」は不可欠です。例えば、最近「長時間労働(電通問題)」はよく目にする言葉ですが、私はこの問題には今後の経営に大きな影響を与える時代の潮目を感じます。

●全体感を把握しつつ(鳥)、細部にもこだわり(虫)、世の中の流れもつかむ(魚)。この「3つの目」を同時にもつことを意識したいものです。

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

又、ご意見等もお聞かせ下さい。
今朝はお付き合いいただき、ありがとうございました。