おはようございます、

（株）ケアビジネスパートナーズ の
原田です。

来月の10月1日、

医療・介護・福祉等の法人が共同で事業を行う、

新しい概念の地域連携施設

“グランハート町田”

が東京・町田市でオープンするようですね。

メディカルモールなるものは世に多く存在しますが、

“お年寄りから子供まで、世代間交流の拠点として
地域が元気になる“

複合モール、という発想は、正に次世代のキーワード

”地域共生社会”

にジャストフィットした視点ではないでしょうか。

非常に興味深い取り組みだと思いますので、

より詳しくお知りになりたい方は、下記記事をご参照
下さいませ。

※参照URL
↓
http://www.jiji.com/jc/article?k=000000001.000020816&g=prt

では、本日のメルマガの中身に入らせていただきます。

今日の視点──────────────────────────────
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■■“混合介護”の議論の行方。
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●先日、北日本地区の訪問介護事業者様と“混合介護”について意見交換を行う機会がありました。当然ながら、結論めいたことは何ら出ていない状況かと思いますが、その際に、公正取引委員会で行われた議論についてあらためて言及させていただいたところ、「そんな議論があったのですね」と言われ、あれ、メルマガでお伝えしていなかったかなぁ、と思いつつバックナンバーを確認したところ、何と、漏れている事に気が付きました、大変申し訳ございません（汗）。既にご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、念のため、今日のメルマガで触れさせていただきます。

●保険内のサービスと保険外のサービスを明確に区分して、別時間のサービスとして提供する、という前提のもとで容認されている現在の“混合介護”。しかし、“はっきり分けなさい”と言われているものの、その判断基準は地域によってバラつきがあり、それ故、何となく“グレー”なイメージのまま放置・黙認されてしまっている現状に在る事は、多くの皆様も認識はほぼ同じではないかと思います。

●こうした現状に対し、再考を促しているのが、前述の“公正取引委員会”。今年5月に開催された意見交換会では、保険内と保険外の一体的な提供を広く認めたうえで、事業者がその価格を自由に決められるようにしてはどうか、という提起がなされています。

●この提起、当然ながら“賛成派”と“反対派”で意見が大きく二分されています。賛成派の方々は概ね、「今以上に自由競争の余地が生まれ、サービスの質・量共に多様化・健全化が図られることで、市場が活性化する可能性が一段と高まってくる（＝企業努力によっては職員の処遇を今以上に改善させることが出来る余地・可能性が生まれてくる＝人財確保・定着が促進される）」という考え方。他方、反対派の方々は、「自由競争の促進、という名のもとで、介護保険制度の理念が形骸化・有名無実化する可能性がある」「（かつて宿泊料を安価に設定し、保険内サービスを沢山使わせることしか考えていなかった一部の悪質なお泊りデイサービスが存在したように）保険内サービス時間内の“混合介護”を許すことで、給付費の膨張に拍車がかかる可能性もある」等々の考え方が背景にあるようです（他にも様々な論拠がありますが、この場では割愛させていただきます）。

●さすがに有識者と位置づけられている皆様がご指摘されているだけあって、“賛成”“反対”いずれの意見も高い論理性に裏打ちされているなぁ、と感じるものの（当然ですね、失礼しました^^）、介護業界と他業界の両方を経験させていただいた身としては、僭越ながら「大枠では“賛成派”の意見を主体にすべき」「ただし、反対派の方々が指摘されている論点については“解決すべき重要課題”として全体スキームに視点を盛り込んでいくことが不可欠（何らかの基準や制限を設けるetc）」だと思う次第です。これ以上長くなりすぎるのも何なので、今回はこの程度の粗々の意見でストップさせていただきますが、今後、限られた財源のもと、豊かな超高齢社会を構築していこうと思えば、今以上に経済的視点が重要になってくる事は間違いありません。特に訪問介護事業者の皆様は、ケアマネジメントの視点・意義を踏まえつつ、“顧客にどのような価値を提供したいのか？”という志を再度確認の上、混合介護が解禁になるかもしれないことを想定し、今からどんどん頭を動かしておく必要があるかもしれませんね。

※公正取引委員会での議論内容を詳細に知りたい方はこちらから
↓
http://www.jftc.go.jp/soshiki/kyotsukoukai/kenkyukai/kaigo/katsudou.html

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、大阪で終日、打合せ＆デスクワーク
が続きます。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか？

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう！

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。