おはようございます、
(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。
介護業界とは関係ありませんが、
“子供の未来応援基金”
になんと、4億円もの金額を寄付した
中小企業経営者のニュースを目にしました。
↓
http://bylines.news.yahoo.co.jp/yuasamakoto/20160803-00060561/
寄付した方は、
河野経夫氏(第一住宅(株)代表取締役会長)。
いろんな見方が出来るかと思いますが、
私は、単純に
「すごいな!」
と思うと共に、一方で、
“経営”
の持つ醍醐味・可能性を強く感じました。
“良い経営は、社会に好インパクトを与える
ことが出来る”
我々も頑張らなきゃ!ですね。
では、本日もメルマガの中身に入らせていただきます。
今日の視点──────────────────────────────
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■■短い言葉に哲学(魂)を込める
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●先週、“一枚岩組織をどうつくるか”についてのお話をお伝えさせていただきましたが、その後、とある介護事業者様とお話していた時にふと思い出したことがあり、あぁ、この視点も大事だなぁ、この切り口も是非、お伝えしたいなぁ、と感じた事がありましたので、本日のメルマガでお伝えさせていただきたいと思います。短い言葉に哲学(魂)を込める”というお話です。
●我々、組織開発等を請け負うコンサルタントの中では、一つのベンチマークとしてとても有名な話があります。それは、トヨタ自動車の“言葉に対するこだわり”についてです。(先日、雑誌“プレジデント”でも同種の内容が掲載されていたので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが)
●たとえば、トヨタ自動車の社内では、「経費を削減しろ!」という言葉はNGワードになっています。“削減”は目的ではなく、“結果”である、という観点含め、同社では「経費を改善しろ!」という指示が飛ぶそうです(さすが、“KAIZEN”のトヨタですよね)。ちなみにこの言葉の中にはもう一つ、同社のこだわりが隠れています。それは、あくまでも“改善”であり、“改良”ではない、ということ。その心は、「お金を使って良くすることが“改良”」「知恵を使って良くすることが“改善”」という定義に基づいているそうです。
●また、もう一つ、同社の同様のこだわりの中で、なるほどなぁ、と強く私の心の中に残っているのは、“人間性尊重”という言葉。最近、何かと話題になっている企業、出光興産が創業以来標榜し、こだわり続けている言葉“人間尊重”はあまりにも有名ですが、トヨタはその言葉も大事にしつつ、更に一歩踏み込んで、“人間性尊重”を組織内で標榜しています。そこには「人間の“考える力”(=人間性)を最大限に尊重する」という同社の強い想いが込められているようです。
●頻繁に、或いは当たり前に使う言葉だからこそ、我々経営陣・幹部陣は慎重に取り扱う必要があるのかもしれませんし、逆に、そこをテコにして、組織の一枚岩化を図っていくことが出来るのかもしれません。“神は細部に宿る”一つのヒントとして自社や自身を見つめてみても面白いかも知れませんね。
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以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は東京都心で終日、役員会です。
皆さんは今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?
では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。