[ケアビジネスSHINKA論 Vol.665]

88歳の介護職が生まれる!?

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ 代表の
原田匡です。

先日、

“すごいなぁ”

とホトホト感心すると共に、

元気をいただける記事に出会いました。

是非、皆様にも共有致したく、

今年最後のメルマガでご紹介させて
いただきたいと思います。

“88歳、介護のプロに

高齢者のリアル生かし資格取得”

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川崎市川崎区の竹島静枝さん(88)が介護資格を
取得した。

約1カ月間、講座に通い、

17日に修了試験を受けて合格した。

尋常小学校を卒業して以来の米寿での学び。

子や孫の世代に囲まれて、

高齢者の

“リアルな姿”

も伝えた。

これから介護の現場で働くつもりだ。

11日、

川崎区の

“介護の学校・QOLアカデミー”。

旧ホームヘルパー2級にあたる介護職員
初任者の研修で、

17人が学んでいた。

睡眠をテーマにした実習では、

竹島さんは手早くシーツを交換していた。

「受講生の中で一番上手」

と講師の宮田和樹さん(38)。

「講義でも一番熱心にメモをとっている」

とたたえる。

眠りにつくための習慣(入眠儀式)について
の討議では、

「韓流ドラマを見ると、いつの間にか気持ちよく
眠っているのよ」

と言って笑わせた。

竹島さんが通い始めたのは11月半ば。

糖尿病や心臓病の持病があり、

「勉強しておけば、

介護される時に相手も自分も楽なはず」

と思い立ったという。

同居する長女の敬子さん(59)は

「これまでデイサービスやカルチャーセンター
へ通うことを提案しても乗り気でなかったのに」

と驚いた。

厚生労働省の担当者も

「聞いたことがない」

と驚く高齢での挑戦だが、

受講生たちの飲み会にも毎回参加するなど、

溶け込んでいった。

平日は毎日講義があったが、皆勤を果たした。

同級の根岸太一さん(20)は

「高血圧の薬を飲んで眠れなくなったことなど、

高齢者のリアルな経験も聞けて、

とても勉強になる」。

大谷恵洋さん(46)は

「88歳でも介護サービスを提供する側に
なれるということに気づかされた」

と話す。

竹島さんは尋常小学校を卒業後、

女中として奉公に出された。

21歳の時に結婚し、

3人の子どもをもうけたが、

夫と2人の息子はすでに亡くなった。

「息子に先立たれたのは、本当につらかった」

と竹島さん。

約75年ぶりの学校は、

「教わることをなかなか覚えられないのは
困るけれど、

新しいことを知ることができて面白い」。

娘の敬子さんは

「この年になって母が幸せそうでうれしい。

これまでの苦労が実ったのだと思います」

と語る。

17日の合格者発表では、

竹島さんの名前がスクリーンに映し出され、

教室から大きな拍手が起こった。

今後は、実際に介護施設で働くことを考えて
いる。

本人は

「タオルをたたむぐらいの仕事しかできない」

と控えめだが、

QOLアカデミーの矢野憲彦代表(50)は

「食事の介助や傾聴ボランティアも十分に
できる力がある」

と太鼓判を押す。

「米寿で学び、人のために役立とうとする静枝
さんは、高齢者の希望の星だ」

※引用元サイト

http://digital.asahi.com/articles/ASHDF7TWQHDFULOB007.html?rm=557

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“活動”

“参加”

等の言葉が叫ばれていますが、

やはり最も大事なことは、

ご本人自らが

“やりたい”

と思えることをやっていただく、

ということなのでしょう。

我々の立場からすると、

“それらが実現できる環境づくりを
後押しする”

ということかもしれません。

こういう方が沢山生まれる社会で
あってほしいな、

と思うと共に、

読むだけで勇気と元気をいただけた、

そんな記事でした

我々も負けていられませんね^^

以上、何かのお役にたてれば幸いです。

今日は、都心で終日、打合せが続きます。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされる
のでしょうか?

今年1年、本当にお世話になりました。

来年4日より配信を再開させていただき
ますので、

何卒よろしくお願い申し上げます。

では、今日も1日、頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。