[ケアビジネスSHINKA論 Vol.2500]

みんな街へ出かけましょう!

みなさん、おはようございます!
金曜日の担当、ケアビジネスパートナーズの尾添です。

今週初の3月13日より、マスクの着用が自主判断にゆだねられることとなりました。
まだまだマスクを着用している人が圧倒的に多いですが、それでも屋外を中心に素顔でいる人
が目立つようになりましたね。
恥ずかしい?・・・いやいや、素敵ですよ!!

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というわけで、本日のメルマガです!

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■■もうすぐ春です!みんな街へ出かけましょう!
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◆ここ数年、コロナ禍において我々の消費スタイルや時間の使い方は大きく変わりました。
買い物はスマホで完結、食事も好きなものを好きな時間に自宅に運んできてもらえる、ゲーム
さえあれば何時間でも過ごせる、あらゆる映画やTV番組がオンデマンド視聴できる・・・
などなど。
デジタル社会に向けて一気に加速した感があります。

◆一方で、行動を抑制された人間の本能は「外出したい!」という欲望も呼び起こします。
観光地を中心に旅行者が増え、飲食店や商業施設など人出が増えてきました。
暖かく心ウキウキする春ですし、ますます賑わいそうな様子をみるのは嬉しい限りです!

◆この「外出したい!」との想いは、もちろんシニアの方々も同じ。
皆さんその機会を心待ちにされていますが、同時に不安も頭をよぎるようで・・・
「足が痛くて長時間歩くのはしんどい、自信がない」
「旅行に行きたいけど一人では無理だし、同行者に迷惑をかけたくない」
「一緒に出掛けてくれる人がいないと不安だし、なにより一人は寂しい」
国土交通省の発表を見ても、70歳以上のシニア層が国内旅行を(したくても)しない理由の
第一位は“健康上の問題”です。

◆また厚生労働省の人口動態調査報告によれば、身近な事故による年間死者数のうち“平面で
転倒”による人数が交通事故の人数の倍以上、2020年時点で8000人に迫ります。
デコボコ道ではなく平面での転倒で、そして怪我ではなく亡くなられる方の数です。
ハインリッヒの法則に従えば、その背後には何百万人も怪我を負う方がいらっしゃるはず。
日本整形外科学会の発表では、近い将来に4700万人もの方が歩行困難になる可能性がある
とのこと。
コロナ禍に活動量が減ったことで、その数は増えていると予想されます。
実に、国民の3人に1人が歩行困難者になる可能性のある時代がそこまで来ています。
それでも外出したい!外出してもらいたい!

◆シニアの外出が増加することによる健康面(社会保障費や医療費)・経済面に与えるプラス
の影響について目や耳にすることも多いはず。
エビデンスが少ない分野ですが、実感として理解できるのではないでしょうか。
何よりも、シニアが元気だと街も元気になります!

◆これからの街づくりにおいて少子高齢化という現実とどう向き合うか。
そして、その街づくりにおいて“シニアのことを誰よりも知る介護事業者”はどんな役割を
担えるのか。
介護予防の本質も、きっとそこにあるはずです。

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。
書ききれませんでしたが、DXの進化も今後の大きなカギですね。
今はまだ“シニア×デジタル”の取り組みは道半ばですが、この数年間で一気に様変わりする
んでしょうね。
「デジタルのことなんて良く分からない」と訴えるシニアの一番近くにいるのは・・・

みなさん今週も本当にお疲れさまでした!
どうぞステキな週末をお過ごしください!!