[ケアビジネスSHINKA論 Vol.2393]

“仕組みで解決する”ってやっぱり大切ですよね。

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

「厚労省、要介護認定の負担軽減策を検討
有効期間の延長や認定審査会の簡素化など論点」

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26日に開催された介護保険部会での1テーマだそうです。

「行政コストの合理化も勿論大切だけど、

行政が敷く様々なルールによって、

介護現場がどれだけ煩雑&非効率になっているか、

そっちにも同じぐらいの熱でメスを入れて欲しいよなぁ」

見当違いかもしれませんがふと、私見ながらそのような
思いを抱いた次第です^^

関心をお持ちの皆様は下記をご確認下さいませ。

https://www.joint-kaigo.com/articles/1844/

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では、本日のメルマガに入らせていただきます。

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■■“仕組みで解決する”ってやっぱり大切ですよね。
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●「地域に積極的に出ていくメンバーを余剰で抱える事なんて、一般的にはよほどの経営
体力を保有する法人でないと難しい」でも、未来に向けてそのような活動はどうしても必
要、という判断のもと、人件費の吸収を目的として「1回転型・10時30分~のデイサー
ビスを新設した」というユニークな発想についてご紹介させていただいた昨日のメルマガ。

●地域活動を積極展開するためには勿論、当日の急な欠勤対策にも有効に機能している・・・・
そんなお話まで昨日はお伝えさせていただいた訳ですが、特に後者(当日の急な欠勤対策)
について、同社の中根社長からお聞かせいただいた言葉が私自身、とても印象に残ってい
ます。

●「職員の相当な割合が“子育て中の主婦”で占めている我々のような会社では、本人の
体調や所要のみならず、お子様関連の理由等でどうしても“当欠”というものが発生しや
すくなってしまいますよね。これはホント、どうしようもない」

●「でも、職員本人としては、当欠をすると周囲に迷惑がかかることは当然ながら分かっ
ている訳で、その旨を会社に電話する事自体も相当しんどい作業になると思います。一
方、連絡を受ける私としては、つい、話を聞いた瞬間に無意識に“エッ”と言ってしまう
(苦笑)」

●「事情からしてもどうしようもないし、彼らに非がないことぐらいは分かっているんで
すよ。でも、その日の現場をどうやって乗り切るか?ということで頭がいっぱいになって
しまうと、どうしても“エッ”という言葉が無意識に出てしまうことって、誰にでもあり
ますよね」

●「でも、この“エッ”という言葉が思った以上に職員を追い詰めてしまう。真面目な方で
あればあるほど、「自分のプライベートの理由で会社に迷惑をかけてしまうのなら、いっ
そのこと退職した方がいいのでは…」という思考になってしまうことも多い」

●「この、どちらも無理をせずに、私からすると“エッ”と言わなくて済む仕組み(笑)、
「そっか、大変だね。今日はゆっくり休んで」と心から言える仕組みをどうつくるか?は、
働き手が子育て中の主婦中心のうちの会社にとっては本当に大きな経営課題だったんです。
今はその課題も一定程度解決できるようになり、本当に良かった、と感じています」・・・・

●・・・・さて、上記中根社長の言葉、皆様はどのようにお感じになられましたでしょうか?
「課題に対し、ガッツや精神論ではなく、“現実可能な方法”“仕組みで解決する方法”を
見出す能力が経営者には求められる」・・・・

●少しでも心に引っ掛かりを感じていただけた方は一度、時間を取り、あらためて自社で
も何か応用できないか、考えてみていいただいても面白いかもしれませんね^^

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、朝一番の飛行機で大阪~松山(愛媛)~宇和島へ。

午後、札幌市内の介護事業者様向けセミナーをオンラインで
行った後、

夕方から宇和島市内のクライアント様との打合せに臨みます。

皆様は本日、どのような1日をお過ごしになられるのでしょうか?

では、互いに充実した1日となるよう、今日も共に頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。