[ケアビジネスSHINKA論 Vol.2385]

「経営の出発点」について、示唆深いエピソードを思い出す機会がありました(2)。

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

「介護予防ケアマネジメント簡素化も論点 厚労省、
地域包括支援センターの負担軽減策を検討」

・・・・

2025年を前に、

ホント、どうするんでしょうね。

あくまで私見の域を出ませんが、

そもそも

“介護予防ケアマネジメント”

って、どこまで必要なんだろう?

などと以前から疑問を抱いている私としては、

特にそんな感覚です。

関心をお持ちの皆様は下記をご確認下さいませ。

https://www.joint-kaigo.com/articles/1465/

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では、本日のメルマガに入らせていただきます。

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■■「経営の出発点」について、示唆深いエピソードを思い出す機会がありました(2)。
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●松下幸之助氏が語った経営の定義「社員が奮い立つような、将来のあるべき姿を指し示
すこと」「実現までの段取りを明確に示すこと」「具体的に行動することすこと)」に言
及させていただいた後、九州地区・A理事長からのコメントがきっかけで更に思考が拡が
り、“命知元年”のエピソードについてご紹介させていただいた昨日のメルマガ。

●「今まで一生懸命働いてきたけども、なんとなく自分の思うことが全部実現していくと
力が入らんのですわ」と悩みを告白する松下氏に対し、お得意先の一人がアドバイスをし
た、というところで昨日は止めさせていただきましたが、本日はその続きについてご紹介
させていただきたいと思います。以下、ご確認下さいませ。

●「それは松下さん、あんたに宗教心がないからや」信仰心がないからスランプに陥るの
だといわれ、その人が信仰していた天理教の本部へ行くことを熱心に勧められるのです。

●幸之助本人にはその気はまったくなかったのですが、お得意先があまりに熱心に勧める
ので断りきれず、天理教の本部へついていくことになりました。ところが、天理の町に行
った松下幸之助は、そこで働いている人たちの姿を見てびっくりしています。このあたり
が学歴のない人の強みです。物事をありのまま、素直に見ることができました。

●なまじ知識があると、知識だけでわかったつもりになるのか、物事の捉え方が狭くなる。
「あれは宗教ですよ。“ひのきしん”という天理教の伝統的な勤労奉仕ですよ」で終わって
しまうところです。しかし、松下幸之助はそういう見方はしませんでした。

●働いているという一点においては天理教の信者さんもうちの社員も同じはずだ。それな
のにどうしてこんなに熱心に働けるのだろう、と思った。それですぐに近くにいた信者さ
んに話を聞きに行くわけです。

●松下幸之助がまず考えたのは、よほど給料が高いのだろうということでした。だから、
「いくらもらっていますか?」と聞いた。すると、「一銭も、もらっていません」という
答えがかかってきたのでびっくりしてしまう。

●給料をもらっていないこの人たちが給料を払っているうちの社員よりもどうしてこんな
に熱心に働けるんだろう、と不思議に思ったというのです。さらに聞いてみたら、電車賃
まで自分で払ってきているという。松下幸之助はますますわからなくなってしまった・・・・

●・・・・さて、今日も一旦、ここで締めさせていただきます。少しでも心に引っ掛かりを感
じていただけた方は一度、時間を取り、皆様なりの答について考えてみていただいても有
意義かもしれませんね^^

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、午前中から3件のオンラインミーティング。

終了後、クライアントの新規事業オープンの立ち合いに向け、

御用邸がある(?)栃木・那須塩原へ向かいます。

皆様は本日、どのような1日をお過ごしになられるのでしょうか?

では、互いに充実した1日となるよう、今日も共に頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。