[ケアビジネスSHINKA論 Vol.2360]

事業を進める上で、大切な示唆が含まれているかもしれません(その4)。

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

「新型コロナウイルスに感染した入所者が療養を続ける
高齢者施設に対する既存の財政支援策について、

その期限を9月末まで延長する」
・・・・

現状を鑑みた場合、適切な施策だな、と感じた次第です。

関心をお持ちの皆様は、下記をご確認下さいませ。

https://www.joint-kaigo.com/articles/2022-07-26-2.html

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

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■■事業を進める上で、大切な示唆が含まれているかもしれません(その4)。
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●「高齢者向けの運動支援サービスを自費で始めようかと考えている」そんな話を伺う中で
思い出した、とある事業者様(A社)のエピソード。

●「出来れば週にもう1回多く通いたい」そんな願いをお持ちだったご利用者Cさんの想
いに真摯に寄り添い、経営者としてその時点において最良と思われるご提案をB社長がさ
れた、というところで昨日のメルマガは締めさせていただきましたが、

●本日は昨日の話の続きとして「その4」を是非、ご紹介させていただきたいと思います。
以下、ご確認下さいませ。

●当然ながら、認定の入り口に立ったばかりの要支援1のご利用者にとって、週1回の運
動と週2回の運動とでは、ADLの改善スピードも、効果も格段に変わってきます。予想通
り、Cさんの運動機能もどんどん回復されていきました。そんな中、Cさんの回復ぶりを見
ていた要支援2のご利用者(Dさん)が、デイサービス中にCさんに尋ねます。

●「あんた、最近、以前に比べて見違えるほど元気になってきたんじゃない?何かやってる
の?」「あぁ、週末に1回、自費の運動指導サービスを受けているんだ」「あぁ、以前、B社
長が言っていた、あのサービスか。そんなに元気になるのなら、俺も行ってみようかな」こ
うして「保険外サービス」が賑わい始め、一人、また一人、と、ご利用者が認定から外れる、
という嬉しい状況が起こってきました・・・・

●大変有意義なことではあるのですが、勘の鋭い皆様なら既にお分かりの通り、この話、こ
のままキレイに美談で収まる訳ではありません。要支援1の方がお元気になり、認定がは
ずれる、ということは即ち、

●保険サービスのご利用者が1名減少してしまう、ということです。たとえ週に1回、月に
4回、保険外サービスに通っていただいて、12,000円の売上が継続的に上がるとしても、
保険サービスがなくなれば、経営的にはマイナスです。経営者であれば、この矛盾に悩む
ことも当然あるでしょう・・・・

●・・・・さて、本日も一旦、ここで止めさせていただきます。関心をお持ちいただいた皆様
は是非、最終としての明日のメルマガにもお付き合いくださいませ^^

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、午前中は大阪・泉南エリアにて打合せが1件。

午後は神戸へ移動し、同じくリアルの打合せを1件行った後、

大阪へ戻りデスクワークです。

皆様は本日、どのような1日をお過ごしになられるのでしょうか?

では、互いに充実した1日となるよう、今日も共に頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。