[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1761]

頭ごなしに“是”と決めつけてしまっているかもしれません。

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

今年度のケアマネ試験受験者数、

47都道府県で合計4万918人だったようですね。

過去最少の4万9312人だった昨年度から更に17.0%、

8,394名も減ってしまったとのこと。

試験日が3月8日だったことを含め、

この数字だけをもってどうの、こうのと
申し上げるのは適切ではないかと思いますが、

それでも色々、想いが過るなぁ、

と感じた次第です。。。。

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

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■■頭ごなしに“是”と決めつけてしまっているかもしれません。
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●日々、全国各地の様々な介護経営者と顔を合わせ、様々なお考えをうかがい、それらに基
づいて様々な意見を交換し合う(ぶつけ合う)ことを何年にもかけて継続している私ですが、
そのような経験を重ねる中、ふと最近、頭に湧き上がってくる“とある言葉”があります。
その言葉とは、“知足経済”というもの。

●“知足経済”とは文字通り、“足るを知る”経済、というコンセプト。工業化や自動化、省力化
が進み、あたかもそれら全てが無条件に“是”とされるような風潮の中、その“固定概念”とも言
えるものを敢えて立ち止まって考えてみることも時には必要かもしれません。

●極端な例かもしれませんが、例えば電車の駅の改札口。現代社会では自動改札機が圧倒的
大多数の駅に設置されているのが当たり前の光景になっていますが、かつては駅員さんが切
符切りをしていました。この状態を「便利になった」「生産性が高まった」と捉えることも
当然できる訳ですが、逆に「雇用創出の場が失われた」と見ることも出来るかもしれません。

●申し上げるまでもないことかもしれませんが^^、私は「昔の方が良かった」ということ
を短絡的に皆様にお伝えしたいわけでは決してありません。そうではなく、「工業化や自動
化、省力化、生産性向上を頭ごなしに“是”とするのではなく、“本当にそれが必要なのか”
“何故それが必要なのか”を自問自答し、それらをどう位置付けるかを決着させた上で意思
決定すべき」ではないか、と思う次第です。。。。

●・・・・さて、とりとめもない話のようで恐縮ですが上記内容、皆様はどのようにお感じにな
りましたでしょうか?「“非効率”さを敢えて残すことで、そこに新たな付加価値が生まれる
こともある」少しでも心に引っ掛かりを感じていただけた方は一度、時間を取り、ぼんやり
頭の中で考えてみていただいても悪くないかもしれませんね。

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、朝一番は東京都心で打合せ。

その後、新たなチャレンジを試すべく、

都心湾岸エリアのタワーマンションにこもります^^

皆様は今日、どのような1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。