[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1742]

「シンプルだけど確かに脳内が動きやすくなりますね」~某経営者との会話から~

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

2月20日に開催された、

「規制改革推進会議・第7回医療・介護ワーキング・
グループ」。

会自体の議事録資料は未だ公表されていませんが、
(2月26日21時00分時点)

日本商工会議所から提出された資料については既に、

本所より公表されています。

関心をお持ちの皆様は下記をご確認下さいませ。

※介護分野における規制緩和・手続簡素化について

https://www.jcci.or.jp/news/jcci-news/2020/0226110047.html

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

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■■「シンプルだけど確かに脳内が動きやすくなりますね」~某経営者との会話から~
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●先日、東海地区の介護経営者様(A社長)と意見交換させていただいた時の事。今後の経
営方針に話題が及ぶ中、話の流れからふと感じることがあり、その場で“とあるアイデア”を
お伝えさせていただいたところ、

●それから1週間ほど経った後、メールにて、「原田さんが仰るように考えてみました。確
かに頭の中が整理され、色々アイデアが生まれ始めています。この考え方、シンプルだけど
確かに脳内が動きやすくなりますね。引き続き、宜しくお願いします」という、とても嬉し
いフィードバックをいただく機会がありました。

●この内容、ひょっとすると本メルマガにお付き合いいただいている皆様の中にも何らかの
“気付き”“ヒント”を感じていただける方がいらっしゃるかもしれない?という想いのもと、

●本日は是非、A社長にお伝えさせていただいた内容を皆様にも共有させていただきたく思い
ます。得たいキャッシュから逆算する、いわゆる“財務におけるボトムアップ・アプローチ”と
いう考え方についてです(既に実践されている方もいらっしゃるかと思いますので、その場合
は“再確認”という意味でご一読下さい^^)。

●「存続に必要なキャッシュ(=ボトム)を設定し、そこから逆算して必要な営業利益や売上
・経費、及び今後の戦略を再定義する」…シンプルに申し上げれば、これが「財務におけるボ
トムアップ・アプローチ」です。

●「存続に必要なキャッシュ」を算出するにあたっては、様々な要素を考慮・検討する必要が
出てきます。例えば、資本提供者への返済・リターン(金融機関への返済や株主への配当等も
含む)や役員報酬、

●戦略投資余力(=組織づくりや新規事業等、未来投資を行うために残しておくべきキャッシュ)
、突発事象への備え、純粋な内部留保、税金支払等々・・・・(分かりやすくイメージしていただく
ため、敢えてPLのどこに位置づくか等は一切無視して要素のみを並列してお伝えしておりますこ
と、ご容赦下さい)。

●これらの要素を全て勘案した結果として、「では、自社として一体どれぐらいの営業利益を挙
げなければならないのか?」を今度は算出する。そして次に、「では、この営業利益を獲得する
ためにはどんな方法があるのか?(事業Aではこれぐらい、事業Bではこれぐらい、、、)」と考
え、

●その上で、そもそも既存事業の積み上げで達成できるのかどうかを考え、難しい場合には「では、
この乖離をどうやって埋めていくか?」を考える。そんなプロセスを積み上げることで頭を柔らか
くし、未来へのイノベーションアイデアを生み出しやすくすることを狙っているのがこの、“財務の
ボトム・アップアプローチ”というコンセプトです。。。。

●・・・・さて、上記内容、皆様はどのようにお感じになられましたでしょうか?「そんなの、当たり
前にやってるよ」と仰る方には釈迦に説法で恐縮ですが、少しでも心に引っ掛かりを感じていただ
けた方は一度、時間を取り、自社に照らし合わせて考えてみていただいても面白いかもしれませんね。

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は終日、東海圏にてデスクワーク&打合せが
続きます。

皆様は今日、どのような1日をお過ごしになるのでしょうか?

では、今日も1日、互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。