[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1673]

新規事業が内包している“価値”について考える(その3)

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

昨日ご紹介させていただいた本ですが、

紹介リンクを張り付けるのを失念しておりました(汗)。

読んでみよう、と思われた方は、下記をご確認下さいませ。

「世界でいちばん大切にしたい会社 コンシャス・カンパニー」

https://amzn.to/2QElKU2

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

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■■新規事業が内包している“価値”について考える(その3)
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●先週に二度ほど配信させていただいた、「新規事業が内包している“価値”について考え
る」というテーマのメルマガ。「新たな収益の柱の構築」という“一丁目一番地”の価値の
みならず、捉え方・実行の進め方によっては“人財確保”にも“人財定着”にも好影響を及ぼ
すことが出来ますよ、という趣旨のお話をお伝えさせていただいた訳ですが、

●先日、そのメルマガに対するフィードバック、という形で、九州地区の介護経営者(A社
長)よりとても興味深いメッセージをいただく機会がありました。と、いうことで本日は是
非、A社長からいただいたメッセージの一部を皆様にも共有させていただきたく思います。
以下、ご確認下さいませ。

●「原田さん、ご無沙汰しています。ずいぶん寒くなってきましたね。(中略)さて、新規
事業の価値の話、とても興味深く読ませていただきました。(中略)私の中ではほかにも
“人財育成”や“組織風土改善”という価値もあるのではないかな、と感じています」

●「私個人の経験の話で恐縮ですが約15年ほど前、親から会社を引き継いだばかりの頃の私
は「エネルギー溢れる、職員一人一人が今以上に活き活き出来る組織をつくりたい」と考え、
社員教育や人事評価等の改善に注力していました。しかし、既存の事業の仕組みが既に固定
化(硬直化)してしまっていることを含め、当時は中々効果を実感できないままに時間が過
ぎて行ってしまっていました」

●「(中略)そんな中、とある地元のご縁のもと、友人と共同で新規事業(飲食業)にチャレ
ンジすることになり、そこに介護事業部門の若手有望株を“掛け持ち”という形で2名、投入す
ることにしました(飲食部門で週に半分、介護部門で週に半分働く形)。2人ともはじめは戸
惑っていましたが徐々に慣れ始め、」

●「その勤務スタイルを楽しめるようになる中で、飲食業に強く存在していて介護事業の中に
あまり存在していないもの、例えば“顧客中心の考え方”や“接客の心構え”、或いは“シフトコン
トロール(人員配置の弾力化)”等をどんどん吸収してくれ、それらを介護部門の仲間に伝えた
り、その考え方を介護部門に活かしたりしてくれるようになってきました。その結果、介護部
門の職場の雰囲気がずいぶん変わっていきました」

●「今、その飲食店は共同経営者だった友人に譲っているので当社の事業ではなくなりました
が、今でも飲食店との人事交流は続けており、職員に話を聞く限り、とてもいい刺激をもらっ
ているようです。私が口で言い続けることも勿論大事ですが、実際に顧客を前にし、事業を通
じて感じてもらえる環境をつくっていく方がよほどインパクトが大きい、ということを実感し
ました」・・・・(以上、抜粋終了)

●・・・・さて、上記内容、皆様はどのようにお感じになりましたでしょうか?少しでも心を引っ
掛かりを感じていただけた方は一度、時間を取り、あらためて新規事業の“価値”について頭の
中で整理してみても悪くないかもしれませんね^^

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、朝からケアビジネス研究会会員向けの
情報コンテンツ

“行政・市場ニュース”

“科学的介護経営実践講座”

の収録を実施。

午後からは

“ショッピングリハビリ(買い物リハビリ)”

の全国普及を推進している会社、

“ショッピングリハビリカンパニー”

の経営ミーティングです。
(私も創業役員として名を連ねておりますので、しっかり
価値を生め出せるよう、脳をフル稼働させて臨みます^^)

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。