[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1610]

「〇〇の数字の低さには驚きと同時に危機感を覚えました」~某経営者様より~

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

「在宅死を望む人に、死亡前の訪問介護の有用性示唆」

・・・・

我々介護業界に身を置く者にとって、

とても興味深い記事だな、

と感じた次第です。

ご関心をお持ちの皆様は、下記をご確認下さいませ。

http://www.qlifepro.com/news/20190904/visiting-care-senior-citizens.html

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

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■■「〇〇の数字の低さには驚きと同時に危機感を覚えました」〜某経営者様より〜
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●“新介護”という勝手な造語のもと、介護予防について触れさせていただいた昨日のメル
マガ。その後、東海地区の介護経営者様(A社長)より、「先日のセミナーで共有いただい
たデータをあらためて思い出しました。本当に、業界全体で真剣に考えなければいけない問
題ですね」という、とても前向きなメッセージをいただく機会がありました。

●ちなみにA社長が思い出していただいたデータとは、「居宅(介護予防)サービス受給の
受給率」。各介護度別に「サービス受給者数/認定者数」を算出して一覧化したとてもシン
プルなデータなのですが、その数値をピックアップしてお伝えさせていただくと、次のよう
な結果になっていました。

●「要支援1:30.8%」「要支援2:48.1%」「要介護1:75.5%」「要介護2:78.4%」
「要介護3:61.4%」「要介護4:45.9%」「要介護5:39.1%」(以上、令和元年5月介
護保険事業状況報告(暫定)より弊社にて算出)・・・・A社長からいただいたメッセージを続け
ます。

●「要介護度が高くなるにつれて入院・入所等が増えるので、居宅(介護予防)サービス受
給率が低まるのはよく理解できるところですが、要支援1(30.8%)と要支援2(48.1%)
の数字の低さには驚きと同時に危機感を覚えました」

●「“通いの場の参加率が大事”ということも勿論理解していますが、一方で、要支援1・
2の方のサービス受給率をもっと高めることも必要ではないかと思います。そうしないと、
一気にそのまま要介護に突入してしまう方が増えてしまい、地域の介護費の増加に拍車が
かかってしまいますよね(短期的には増加しても中長期的には抑制できるはず)」

●「そう考えた場合、昨日のメルマガにあった「介護予防対象者の皆様の心の奥底にある“本
音”を踏まえた上でのサービス形成が出来ていない」「“今までの要介護者向けサービスと同
じ発想で予防事業に取り組んでも中々うまく行かない”ということに早く気が付き、軌道修
正をしなければならない」という言葉に妙に感じるところがありました」

●「地域の“これから”に今以上に役立てる事業者になっていきたい、というビジョンを掲
げている弊社としても、その辺りをしっかりと受け止め、対策・実行に移していきたいと思
います。どうぞ、これからもよろしくお願いします」・・・・

●・・・・さて、上記データ並びA社長からいただいた内容、皆様はどのようにお感じになり
ましたでしょうか?少しでも引っ掛かりを感じていただけた方は是非、時間を取り、自社の
今後と絡めながら思考を深めてみていただいても面白いかもしれませんね(もし宜しけれ
ば、A社長のように、お感じになられたことを私にも共有いただければ幸甚です^^)

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、島根県雲南市にて、

現場職員の皆様とカジュアルな^^会議を実施。

終了後、明日の仕事に備え、名古屋へ向かいます。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。