[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1603]

新規事業の開店に立ち会わせていただいて感じた、2つの確信。

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

九州地区は本日、大雨の可能性があるようですね。

夏の後半戦に突入しているこの時期、

台風含め、気候が大変不安定な状況かと思います。

該当地域の皆様はくれぐれも、くれぐれもお気をつけ
下さいませ。

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

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■■新規事業の開店に立ち会わせていただいて感じた、2つの確信。
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●先週末の24日(土)と25日(日)。雨が降ったり止んだりの忙しい天気の中(でも気温
は最高気温20度ぐらいでとても快適^^)、私は休日返上で終日、北海道・旭川市のとある
場所に(文字通り)へばりついておりました。

●理由は、同市に拠点を置く弊社クライアント、株式会社ゆあん様(ケアビジネス研究会会
員・有料老人ホーム等を運営)が新たに起ちあげられた事業「久遠チョコレート旭川店」の
グランドオープンに立ち会わせていただくため(元々サービス業出身、かつ、サービス業気
質の私としてはついムズムズしてしまい、誰に頼まれる訳でもなく交通整理や店内整理など
で終日、ウロウロと動き回っておりましたが^^)。

●以前のメルマガでもご紹介させていただいた「久遠チョコレート」、とてもお洒落な“Made
In Japan”のチョコレートブランドで、現在、全国24店舗にまで拡大。その手づくり感溢れる
ハイセンスなお店づくりと商品ラインナップだけでも十分魅力的で、店舗がオープンした土地
・土地でかなりの噂になっている状況ですが、

●その一方で、実は「働いている方々の約7割が心身に何らかの障がいを抱えている方々が占め
る」という、とても興味深い側面も併せ持っています(その辺りについて触れられているテレビ
報道がありますので是非、こちらをご確認下さい(今回の旭川のオープン時の取材です))

http://www.stv.jp/news/stvnews/u3f86t000005w6rz.html?fbclid=IwAR2F4gcPXifVwwFZ3tjopxgGRFZ9n8VlflsB_rKDivAoC4va8txRZ-W5qXw

●この度、久遠チョコレートの本部と業務提携・パートナー関係にある弊社が仲介する形でご縁
がつながり、本オープンに至った訳ですが、このオープンに立ち会う中、私自身、あらためての
“驚き”並びに“気付き(確信)”を得ることが出来たことを本当に嬉しく思っています。

●先ず、“驚き”の部分で言えば、何と言ってもオープン当日の売上実績。駅から車で10分以上か
かる郊外立地に位置し、店前通行人もまばら。しかも店舗の売場面積はわずか11坪、という厳し
い環境下であるにも関わらず、オープン前から閉店前まで、店外にずっとお客様の行列が続いて
います。

●そして、オープン初日の売上額としては、6.5時間の営業で、久遠チョコレート店オープニング
過去最高額の“1,127,314円”を叩き出しました(売上額の掲載は旭川店様の許可を得て、リスペク
トの意を込めて敢えて掲載しています。ちなみに前日に知人の方を集めての、いわゆる“プレオープ
ン”を行ったのですが、そこでも65万の売上が計上されていました)。顧客単価1,700円程度の小売
事業でこの数字(しかもこの店坪)は。本当に驚きです。

●この売上を見ながら私は独り、2点の”気付き(確信)”を噛み締めていました。まず初めの確信は
「従来の店舗ビジネスのセオリーから考えると“出店NG”の判定が出そうな場所で、なぜここまでの
数値を叩き出すことに成功したのか?」それは偏に旭川店オーナーであり株式会社ゆあんの代表であ
る平澤幸憲社長の地域からの信頼の厚さ(何せ、オープン日に届いた御祝花の数は80鉢を軽く超えて
いましたので^^)、そして、それと共に、

●平澤社長のもとで働くスタッフ一人一人がこれまで地域の中で真面目にコツコツ地域活動や地域福
祉を継続し、誰かの為に純粋に努力されてきた、その積み上げが相乗した結果なのだ、ということで
す(勿論、久遠チョコレートという“確かな品質・ブランド”もかなりの追い風を吹かしてくれました
が、その点は24店舗すべてにおいて同じ条件ですものね)。

●そして、その上で更に得た2つ目の”気付き(確信)”。それは、「地域密着事業の成否は紙の上の情
報(商圏人口や店前通行量etc)だけで決まるのではなく、それを担う一人一人がどれだけの情熱・使
命を持って活動・発信し、その熱総量とベクトルの結果として、“応援してくれる地域の方々(=ファン)をどれだけ積み上げていくことが出来るのか”で決まる」ということです。

●今回の事業で言えば「地域の中で最低300人〜500人のファンを作ることが出来れば事業の存続・発
展は十分に担保される」それが自地域で出来るかできないか?が或る意味、全てであり、その考え方を
大前提として“根っこ”を揺るぎなくした上で初めて、商圏云々の議論が有効に活きてくるのかもしれま
せん。

●「商圏や介護保険法等の外部環境に甘えることなく、自社が存続・発展するための本質をしっかりと
理解&見極め、そこへ到達するための“ど真ん中”に向かって懸命に走り切る」そんな大切なことを身を
もって教えて下さった平澤社長に尊敬・感謝の意を示すと共に、あらためて清新な気持ちになれた、私
にとってエネルギーを重点出来た、そんな素晴らしいひと時でした^^

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、朝から群馬県へ移動し、

草津温泉のお膝元で打合せです。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。