おはようございます、
ケアビジネスパートナーズの原田です。
今日は8月6日、
1945年から数えて74回目の
”原爆の日”
ですね。
今は亡き曾祖母の妹が当時、広島に嫁ぎ、
その直後に被曝し、
何とか実家がある京都まで帰ってきたものの、
安心したのか、
帰宅後直ぐに亡くなってしまった、
という話を子供時代に何度も聞いたことを思い出します。
この日に広島にいる、
というのも或る意味、不思議な縁かもしれないな、
などと思いつつ、
被曝して亡くなられた方、
今尚、苦しんでいらっしゃる方々に想いを馳せつつ、
今日一日を過ごしたいと思います。
では、本日のメルマガに入らせていただきます。
────────────────────────────────────────
■■
■■「リストラ(≒人員削減)」という施策について考える〜ある本の抜粋を叩きに〜
■■
────────────────────────────────────────
●先日、首都圏地区の介護経営者(A社長)と意見交換させていただいた時の事。「稼働率
が下がり、単価も厳しく、最後の手段であるリストラ(≒人員削減)に着手せざるを得ない
状況なんです」と、とても厳しい経営状況について話をうかがう機会がありました。
●昨今でも大手金融機関や大手自動車メーカーが敢行を発表するなど、賛否両論は勿論あ
るものの、或る意味では一つの経営手法として確立された感のある“リストラ(≒人員削
減)”。A社長としても多くを悩み、悩み抜いた上での苦渋の決断であることを含め、このタ
イミングで私がどうのこうのと申し上げるのも野暮な話だよなぁ、と思いつつ、
●一方、とある本に書かれていた“リストラ”に関するくだりを思い出し、“批判”ではな
く、私自身、あくまで“応援”のスタンスでいることをお伝えさせていただいた上で、その
抜粋部分の文章データをA社長にお見せしたところ、
●「とても身に染みるお話です、ありがとうございます。こういうことをしっかり理解した
上で実行するかどうか、最終判断を行わなければならないですね。再度、熟考してみます」
と、とても誠実なコメントをいただく機会がありました。
●本内容、(現状の経営状況に関わらず、一つの経営論・組織論という意味で)ひょっとす
ると本メルマガにお付き合いいただいている皆様の中にも更なる“気付き”を感じていただ
ける方がいらっしゃるかもしれない?という想いのもと、
●本日は是非、A社長にお伝えさせていただいた内容を皆様にも是非、ご紹介させていただ
きたいと思います。以下、「ヤバい経営学」という本からの抜粋についてです。
●「人員削減は、ここ10〜20年ばかり、とても一般的な経営施策だ。経営危機でなくても、
多くの企業が次から次へと大規模な人員整理を発表している。この経営施策は、景気の減速
が多くの企業に影響を与えた1980年代初期に始まった。しかし、これは一過性のトレンド
には終わらず、長年にわたって、多くの企業が人員削減を推進した(中略)」
●「企業は利益を増やすために経営合理化に着手する。しかし、うまくいくだろうか。人員
を減らすために斧を振り回せば、すぐに人件費が下がる。これがメリットだ。しかし、残っ
た社員のやる気や忠誠心が下がる危険性もはらんでいる。ただ、メリットによるプラスが、
危険によるマイナスを上回るか、それともその逆かは、すぐにはわからない(中略)」
●「結論としては、どんな状況や業界にいても、普通の会社は人員削減の恩恵を受けること
はできない。もちろん、経営不振の企業は何か手を打たなければいけない。しかし、ただ人
数を減らすだけでは、どうにもならないのだ」
●「なぜ人員削減がうまく機能しないのか。最初に言えるのは、想像のとおり、残った社員
のモチベーションを下げるからだ。人員削減の後は社員のやる気も減退し、自己都合退職が
増えることが、アカデミックな研究で明らかになっている」
●「つまり、人員削減は手軽にとるべき手段ではないし、可能な限り避けるべきだ。しかし、
会社の業績があまりにも厳しいため、人員削減が避けられないときもある。その場合はどう
すればよいか。どういう会社なら、うまく切り抜けられるだろうか(中略)」・・・・
●・・・・さて、A社長にお伝えさせていただいた内容は以降も続くのですが、長文になりすぎ
るのを避けるため、本日は一旦、こちらで止めさせていただき、明日につなげさせていただ
きます。上段文末の「どういう会社なら、うまく切り抜けられるだろうか」宜しければ是非、
明日の朝までに、皆様各々にて考えてみて下さいませ^^
※「ヤバい経営学」関心をお持ちになられた方はこちら(個人的にはおススメです)
↓
https://amzn.to/2MzwKAd
────────────────────────────────────────
以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は山口・下関にて打合せが続きます。
皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?
では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。