[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1164]

部署間の壁を取り除く、某社社内の興味深い取り組み(その1)。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の原田です。

介護リフォーム店を展開するユニバーサルスペース(横浜市)社が、

画像認識の人工知能(AI)を用いて、

介護リフォーム工事の見積もりをタブレットで簡単に自動作成する
アプリを開発したようですね。

担当者が現地調査時にタブレットで画像を撮影するだけで、

アプリが自動的に見積もりや図面を作製。

通常、現地調査から契約まで約1週間程度かかるリフォーム工事
ですが、

このアプリを使えば何と、30分から1時間程度に短縮することも
可能だとか。

今後、このような効率化がますます図られているのでしょうね。

※参照元記事

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26133200V20C18A1TJE000/

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

今日の視点───────────────────────────────────
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■■部署間の壁を取り除く、某社社内の興味深い取り組み(その1)。
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●先日、九州地区の介護経営者(A社長)と組織活性化をテーマに意見交換させていただいた
時の事。「職員同士のアナログコミュニケーションをより活性化させるために、“飲み会補助
制度”みたいなものをつくろうかと思っている」というアイデアをお聞きしました。

●とても面白いアイデアだな、と思いつつ、でも、どうせやるならもう少し深掘りしてみては
?という話の向きになり、以前に本で読んだ、某ベンチャー企業が取り組んでいる仕組み“Kno
wMe”精度についてお伝えさせていただいたところ、「なるほど興味深いですね。確かに趣旨を
もっとハッキリとさせた方がいいかもしれない」という、とても前向きな言葉をいただくことが
出来ました。

●と、その後、移動時間に合わせていつも通り、ネット記事を斜め読みしていた際、正にご
紹介させていただいた“KnowMe”制度について更に詳しく解説された記事に出会いまし
た。これも一つのご縁かもしれない?との想いのもと^^、今日は是非、皆様にもこの記事
内容を共有させていただきたく思います(記事を一部抜粋・換骨奪胎してお届けします)。
クラウド上で名刺管理ツールを提供している“SANSAN”社が社内で導入している
“KnowMe”制度についてです(以下、記事より抜粋)。

●「どんなにITが進化して情報共有が容易になっても、人間同士のコミュニケーションに
はときどき誤解が発生する。組織の問題の多くがコミュケーションに起因するものだ。当社
もこの問題についてはいつも頭を悩ませ、手を打ってきたが、その中でも自信を持って紹介
したい制度がある。それが「Know Me」だ」

●「日本語に訳せば「私を知って」であり、その響きは「飲み」である。「他部署」で「過
去に飲んだことがない」人と「3名まで」であれば、飲食費を1人につき3千円まで補助する。
飲み会を通して社員同士の相互理解を深めてもらうことを目的とした“飲み会補助制度”だ。
ここにはあえて会社がお金を払ってでもやった方がいい3つの理由がある」

●【理由その1】飲みに行くと仲良くなる・・・・言わずもがなであるが、飲みに行くと仲良く
なる。仲良くなると仕事がしやすくなる。飲み会の次の日から呼び方がニックネームやファ
ーストネームになって、距離がぐっと近づくということは誰にでも経験があるはずだ。

●そして、あえて「これまでに接したことがない」「他部署の人」(例えば営業とエンジニア
など)で飲みに行くことで、他部署の仕事への理解が深まり、いわゆるセクショナリズムの
発生を防止できる効果がある。

●【理由その2】放っておいても飲みに行かない・・・・仕事終わりに上司が部下を飲みに誘う
光景はずいぶん減ってきた。家族持ちの多いマネジメント層はもちろんのこと、若手層も仕
事とプライベートを分ける傾向にあり、特別な社内イベントでもないない限り、飲み会が自
然発生する機会は減ってきた。

●よって、社員を飲みに行かせたければ、何らかのインセンティブが必要になってきている。
ちなみに、「飲み」とはいっても必ずしもお酒を飲む必要はないし、時短社員に配慮してあ
る時からランチもOKにした(もちろんお酒はNGだが)。ランチの場合の補助は1人千円
を補助している。

●【理由その3】制度化することでオフィシャル感が出る・・・・社員を飲みに行かせることを
会社が推進していることに大きな意味がある。もちろん、制度の利用は任意なので、行きた
い人だけが行くわけだが、「会社が推進している」という背景が背中を押してくれる。オフ
ィシャルな制度なので、相手を飲みに誘いやすくなるし、誘われた方もすんなり受け入れら
れる。これが極めて重要。

●特にこれまで関わったことのない人を誘う時に、口実がないとなかなか誘えないし、全く
知らない人から誘われたら「なんで?」と思うが、会社がそれを推進しているので、誘う方
も誘われる方も気が楽だ。これがまさに「制度化する」ことの意味である。。。。

●共有したい内容はまだまだ続くのですが、あまりにも長くなりすぎるので今日は一旦、こ
ちらで止めさせていただきたく思います。明日は、同制度を設計する上で重要な“4つのポイ
ント”について言及された箇所をご紹介させていただきますので、興味をお持ちの方は是非
、楽しみにお待ちくださいませ^^

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、午前中は京都市内で打合せ。

午後は同じく、京都市内でセミナー講師を担当
した後、

夜は障がい系事業の経営者様と情報交換を兼ねた
懇親会を行います(同じく京都市内です^^)。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。