[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1125]

“似て非なる”言葉について考える。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。

最近、給付費分科会絡みの話題ばかりが多かったので、

今日はちょっと異なる切り口からの話題提供です^^

自動車メーカーのダイハツ工業が、

“送迎計画作成システム”

の販売を計画しているようですね。

今後、デイサービスの大規模化が進む中、

非常に興味深い視点だと思います。

関心をお持ちの方は、下記情報をご確認
下さいませ。

ダイハツ、介護支援新事業 送迎計画作成システム販売

http://www.sankei.com/economy/news/171113/ecn1711130017-n1.html

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

今日の視点───────────────────────────────────
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■■“似て非なる”言葉について考える。
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●先日、首都圏地区の介護経営者(A社長)と「今後の環境変化に対し、どのようなスタン
スで立ち向かうべきか?」という、少々大きめかつ抽象的なテーマで意見交換させていただ
いた時の事。

●私もセミナーでよくお話する「企業は環境適応業」という考え方を軸にディスカッション
を行っていたのですが、話の流れの中で少々違和感を感じ、その旨をお伝えさせていただい
たところ、「う~ん、、反論し返したいけど、でも、確かにそうかもしれない(笑)」という、
とても素直な反応をいただくことが出来ました(この辺りの素直さ・柔軟さが、A社長の魅
力・度量の広さです^^)

●今日は是非、皆様にも、私がA社長にお伝えさせていただいた内容のポイントをお伝えさせ
ていただきたく思います。「環境”適応”と環境“対応”は似て非なるものである」という話に
ついてです。

●「似て非なるもの」という意味をより明快にご理解いただくために、ここではgoo辞書に
よる両単語の定義を皆様にご紹介させていただきたく思います。「“対応”とは“相手に応じ
て物事をすること”であり、“適応”とは“生存のために環境に応じて生物体の生理的・形態的
な特質が変化すること”である」、、、、換言すると、“対応”は“受動的・他者主体”であり、
“適応”は“能動的・自分主体”とも言えるかもしれません。

●・・・・さて、この話、皆様はどのようにお感じになられましたでしょうか?勘の鋭い方、私の
性格や日頃の主張・メッセージを既にご理解いただいている方ならば、恐らく私とA社長との
やりとりの中身も或る程度までは推察されているかもしれません(多分、正解です^^)「自社
は果たして環境“対応”だけでなく、環境“適応”しようとしているだろうか?目先の環境“対応”ば
かりに終始してしまっている、なんてことはないだろうか?」少しでも心に引っ掛かりを感じて
いただけた方は、一度、そんな視点で自らを診断してみてもいいかもしれませんね。

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、東京・町田でセミナー。

終了後、明日の仕事場である神戸へ向かいます。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。