[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1105]

組織活性化の新たな?視点(その2)

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。

一昨日の10月17日(火)、

“選択式介護(混合介護)”

のモデル事業の大枠が豊島区の有識者会議にて
提示されたようですね。

未だ豊島区のHPに資料が上がっている訳では
ないので詳細は不明ですが、

聞き及ぶところによると、

同居する家族の分の調理や洗濯、ペットの世話、

庭の手入れ、電球の付け替え、宅配注文のサポート、

長時間の見守りなどを一体的に提供し、

適切な運営の方法や解消すべき課題を探っていく
とのこと。

保険外のサービスは月ごとの定額とし、

利用できる時間に一定の上限を設ける、

等の仕組み案についても議論されたようです。

来年8月以降の開始予定とのことですが、

未来の為に是非、頑張ってテスト推進していただき
たいな、

と感じた次第です。

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

今日の視点───────────────────────────────────
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■■組織活性化の新たな?視点(その2)
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●一昨日にご紹介させていただいた、“幸福のメカニズム”についてのお話。その後、四国
地区のメルマガ読者様(A社長)と電話で意見交換させていただく機会があったのですが、
その会話の中でもう一つ、“幸せ科学”の別のロジックについてご紹介をいただく機会があ
りました。

●是非、皆様にも、一昨日の情報と照合させながら同テーマを見つめてみていただきたく、
今日は、A社長からご紹介いただいたロジックを皆様にも共有させていただきたく思います。
ペンシルバニア大学のマーティン・セリグマン教授が提唱されている“ポジティブ心理学”に
おける“幸せの分析”PERMA(パーマ)モデルについてです。

●同教授は「幸せは1つの尺度で定義できるものではない」という見方と共に、以下の5つ
の要素で構成される、ということを提唱されているそうです「ポジティブ感情(Positive
Emotion)」「エンゲージメント(Engagement)」「人間関係(Relationship)」「意味、
意義(Meaning)」「達成(Achievement)」。

●先ず一つ目の要素、「ポジティブ感情(Positive Emotion)」について。この要素の尺度と
して挙げられるのは、「興味のある」「興奮した」「強気な」「熱狂した」「誇らしい」「機敏な」
「やる気がわいた」「決心した」「注意深い」「活気のある」の10項目だそうで、この感覚を
覚えた時、ヒトの感情は特にポジティブに振られ、“幸せ”を感じやすくなるそうです。

●次に二つ目の言葉、「エンゲージメント(Engagement)」について。同学問ではこの言葉を
「自ら能動的に関わり、没頭する」という意味で使っており、確かに何かに集中している時は、
“幸せ”感情が高まっている時だと言えることも頷けます。

●そして最後、四つ目の「意味、意義(Meaning)」について。文字通りの意味なのですが、
敢えて付言するならば、「自分のためだけではなく、他人や社会、世界のためなど、より大
きな意味・意義を見出す事が出来たとき、より高い“幸せ感”を感じる事が出来るようにな
る」との見解が示されているそうです(三つ目の「人間関係(Relationship)」五つ目の「達
成(Achievement)」については割愛させていただきますね)。

●今回共有させていただいた「ポジティブ心理学」や一昨日にご紹介させていただいた「幸
福のメカニズム」、或いはずいぶん昔にご紹介させていただきました「動機付け衛生理論」
等々、類似と言っても差し支えないような研究・ロジックは世の中に幾つか存在してい
ますが、それらを並べて見つめてみた時、その根底には近い発想の“共通項”が存在してい
るようにも感じます。経営者の皆様はそのような視点のもと、是非、自社の組織づくりにあ
てはめて考えてみてもいいかもしれませんね。

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日も昨日に引き続き、

「介護業界を支援したい」

という志をお持ちの会計事務所の先生方へ向けた
勉強会の講師を担当させていただきます。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。