[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1070]

思わず“う~ん”と唸ってしまいました^^

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。

“介護助手制度”

なるものが、徳島県で来月から始まるそう
ですね。

無資格者や未経験者でも可能な介護の周辺業務に
当たってもらう、

とのことで、

本年度は12施設で導入予定とのこと。

今後、全国で拡がるかもしれないこの動き、

我々としてもも頭の片隅に置いておいた方が
良いかもしれませんね。

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

今日の視点───────────────────────────────────
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■■思わず“う~ん”と唸ってしまいました^^
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●先日、関東地区の介護経営者(A社長)と事業所運営の効率化について意見交換をさせて
いただいた折、“なるほど。この違いの積み重ねが現場に表れるのか”と、シンプルながら、
(タイトルの通り)思わず唸り声を上げてしまう、とても奥深い話をお聞きする機会があり
ました。今日は是非、私同様、皆様にも気付き(或いは再確認)を感じていただきたく、そ
の時のお話を共有させていただきます。「何故、現場の業務効率化・生産性向上を実現しな
ければならないか」というテーマについてです。

●最近、至る所で耳にする“業務効率化”や“生産性向上”という言葉。A社長は以前から
これらのコンセプトを社内で積極的に推進・浸透しようとされており、それに呼応する形で
現場職員も一生懸命、A社長の考えについていこうとされています。社長と現場が文字通り
“1枚岩”になっており、とてもいい組織だな、と感じていた矢先、その理由を垣間見るよ
うな言葉が私の耳に入ってきました「だって日々、頑張ってくれている現場のメンバーの時
間を無駄にする訳にはいかないものね」。。。。。。

●数多くの介護経営者と接することが多い私ですが、“業務効率化”“生産性向上”について、
“現場”を主語に語る経営者は正直なところ、ほぼ皆無のような気がします(もし「自分も
そうだ!」という方がいらっしゃれば私の認識不足です、すみません)。決して正しい・
間違っている。という話ではないのですが、多くの経営者は“業務効率化”“生産性向上”を、
“経営”を主語にして語っているのではないでしょうか(=生き残るためには“業務効率化”
“生産性向上”が不可欠だ、という考え方etc)。

●しかし、A社長は視点が少し違います。「日々、自分が会社にいない時にも決してサボる
ことなく、汗水垂らしてご利用者と接してくれている職員の時間を1分、1秒でも無駄にした
くはない。ご利用者の為に頑張ってくれている彼らが“やりたい”と思える仕事、“やりがい”を
感じる事が出来る仕事が存分に出来るような環境を準備するのが経営者である自分の役目」だ
から、“業務効率化”“生産性向上”は絶対に実現しなければならない道なんだ、とおっしゃるのです。

●繰り返しになりますが、どちらの考え方が正しくて、どちらの考え方が間違い、という類の話で
は決してないと思います。しかしながらこのA社長の話、皆様の中で何か感じるところはありませ
んでしょうか?少しでも心に引っ掛かりを感じられた方は、「はて、自分はどうなんだろう?」と
一度、自問自答してみても悪くないかもしれませんね。

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、午前中はホテルにてデスクワークを
行った後、

札幌近郊の町にて某クライアント法人の施設長様
とランチミーティング。

午後はそのまま、定例プロジェクトミーティングに
突入します。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。