[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1031]

深い話を聞かせていただきました。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。

大分に続き、

長野でも地震があったようですね。

ニュースを見る限り、

未だ余震が続く可能性もあるとの事。

地震にあわれた読者様には心よりお見舞い
申し上げると共に、

引き続き、くれぐれも、くれぐれもお気を付け
いただければと思います。

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

今日の視点───────────────────────────────────
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■■深い話を聞かせていただきました。
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●先日、数多くの事業再生経験を持つ、先輩コンサルタント(A氏)と会食しながら意見交
換させていただいた折、とても示唆深い話を聞かせていただきました。これ、私たち介護業
界、というよりは、全ての業界の経営者にとって“気付き”がある話かもしれないな、と思
いましたので、今日は、その時の話のエッセンスを皆様にご紹介させていただきたく思いま
す。「現実を“あるべき姿”に重ねようと意識・考動する重要性」についてです。

●「多くの経営者は自らの選択により、必要以上に経営を難しくしてしまってるよな」ビー
ルを美味しそうに飲みながらA氏はそのようなニュアンスの言葉を語り始めました。「それ
って、具体的にどういうことですか?」私が質問すると、待ってました、とばかりに(笑)
A社長は語り始めました。

●「例えば、自らの目指す目標ややるべきことが明確になっているとして、そこに至る道筋
もイメージ出来ているとしようや。しかし、その道筋を進もうとすれば、現状の組織や社員
に大変な不平や不満、混乱や軋轢が生まれることは間違いない。その時、多くの経営者は次
のように考えるんだ」(以降、続く)

●「“目標に向かうための道筋は分かっている。しかし、現状の中でその道を採る、という
選択は、様々、発生するマイナスを考えると極めて非現実的でもある。だから一旦、その道
筋からは外れた、現実的な道を採らざるを得ない。でも、いつかは必ず“あるべき姿”につ
ながる道筋に自社をのせることが出来るよう、頑張っていこう”ってね。」(以降、続く)

●「自分も若い頃は、“確かにその打ち手が最も現実的ですね。何とかあるべき道筋に乗り
換える事が出来るよう、ここから頑張っていきましょう”なんて、話をしていたし、寧ろ、
そのような方法論をおススメしたこともある。だが、自分の経験上、そういう考え方で経営
を進めた経営者の中で、本当に“あるべき姿”につながる道筋に自らを乗せ換えることが出
来る人は恐らく100人に1人もいないんじゃないかな。何故だか分かるか?」(以降、続く)

●「それは、“現実に合わせて採った施策”のことをいつしか“現実的で賢明な施策”だっ
た、と勘違いするようになってしまうからだと思うんだ。本当は“現実に妥協した”、もっ
ときつくいうと“現実に負けた(その段階においては)”選択肢であった訳で、結果、その
道へ進んだ事により、自らの目標からは遠ざかってしまっている訳だ。」(以降、続く)

●「だけど一度、この癖が身につくと、常に“あるべき姿ありき”ではなく“現実ありき”
の思考になってしまい、なかなか軌道修正が難しくなる。勿論、執念を持って諦めずに理想
に近づけていく、強い意志を持った経営者も中にはいるが、そんな人は本当に稀なんじゃな
いかな。そのストレスたるや、一般人には到底真似が出来ないようにも思う(笑)。」(以降
、続く)

●「逆に、着実に目標に近づいている経営者は、“現実に合わせる”のではなく、“目標に合わせ
る”ことを常に意識しているよな。始めはかなり大変かもしれないけど、結局はそれが最終的に
は一番楽な方法なのかもしれないな」、、、、、、

●さて、上記のA氏の話、皆様はどのようにお感じになりましたでしょうか?今日は、私からの
コメントは差し控えさせていただきますので、少しでも心が動いた方は一度、自らの過去の選択
を振り返り、内省・内観してみてもいいのかもしれませんね^^

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は東京都心で打合せが続きます。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。