おはようございます、
(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。
経済財政運営と改革の基本方針 2017 、
いわゆる
“骨太の方針”
が先週末に閣議決定されましたね。
繰り返しになりますが、
関心のあるページだけでも結構ですので、
是非、お目通しされておくことをおススメ
します。
↓
http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/cabinet/2017/2017_basicpolicies_ja.pdf
では、本日のメルマガに入らせていただきます。
今日の視点───────────────────────────────────
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■■真面目で一生懸命な経営者に限って陥りがちな“思考の落とし穴”。
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●先日、東海地区の介護経営者(A社長)から組織づくりに対する相談を受けさせていただ
いた折、ちょっと気になるところがあり、そのことに気付いていただくべく、ある概念と共
にお伝えさせていただいたところ、「何だか少し気持ちが楽になりました」という、とても
嬉しい反応をいただきました。ひょっとすると、同様の状況に陥っている方もいらっしゃる
かも?との想いから、今日は、その時にお伝えさせていただいた内容を皆様にも共有させて
いただきます。南カルフォルニア大学のラリー・グレイナー教授が提唱された理論「組織成
長の5段階モデル」についてです。
●グレイナー教授は組織の発展プロセスとして、下記の様な段階を経る、と解説されています。
第1段階:創造性による成長と統率の危機
第2段階:指揮による成長と自主性の危機
第3段階:委譲による成長とコントロールの危機
第4段階:調整による成長と形式主義の危機
第5段階:協働による成長と新たな危機
●詳細を解説し始めると長くなるのでここでは割愛致します(ネットで検索すれば沢山出
てきますので是非、そちらをご参照下さい^^)が、私が本日お伝えしたかったことは、この
5段階モデルの内容そのものではなく、「今、起こっている事は多くの組織で発生する、或
る意味、“健全なプロセス”であるとも言え、決して自身の経営者としての能力が劣ってい
る、とか、そういう類の話ではない」ということ。私見ながら、介護経営者にはとかく真面
目な方が多く、勿論、それ自体はとても素晴らしい事だと思うのですが、必要以上に自らに
矢印を向けるきらいがあり、結果、感情の袋小路にはまってしまいがちな事が多いような気
がします(正にA社長がそうでした)。感受性が豊かな事は素晴らしい事だと思いますが、
経営課題の解決を検討する際は、きっちりと“感情”と“ロジック”を分け、自社の事であった
としても、或る意味、客観的・冷静に考える癖を身につける必要があるのではないでしょうか。
●さて、そのことをご理解(or再確認)していただいた、とするならば、上記5段階のロジック
は非常に有用だと思います。今の皆様の組織は第何段階にいらっしゃり、次のステップに向かう
為には、何を実行しなければならないでしょうか?一度、“感情”抜きに、“ロジック”として考え
てみてもいいかもしれませんね。
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以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は、朝一番の飛行機で大阪へ移動。
以降、大阪市内で打合せが続きます。
皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?
では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。