[ケアビジネスSHINKA論 Vol.991]

「今週の気付き」により生まれる4つの成果。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。

先週、4月20日に開催された

“財政制度分科会”。

「機能訓練などの自立支援・重度化防止に向けた
サービスがほとんど実施されていないデイサービス
については、基本報酬の減算措置も含めた適正化を
図るべき」

等の意見が出ていたようですね。

あくまで財務省としての意見ですので、

このまま法制化されるかどうかは別問題ですが、

こういう議論がある、ということを含め、

介護経営者の方は是非、資料に目を通しておか
れることをおススメします。

※財政制度分科会(平成29年4月20日開催)の
資料はこちら

http://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/zaiseia290420.html

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

今日の視点──────────────────────────────
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■■「今週の気付き」により生まれる4つの成果。
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●昨日、ご紹介させていただきました本「「ありえないレベルで人を大切にしたら23年連続黒字になった仕組み((株)日本レーザー代表取締役・近藤宣之氏著)」。「この本、私も読みました」というご返信もチラホラいただきました(さすが!ですね^^)。そんな中、「私はこの部分が勉強になりました。最近、社内で採り入れ始めています」という感想をいただき、私も沢山マーキングした部分(笑)を、長文ながら、今日は皆様にご紹介させていただきます。「今週の気づき」を週次で報告することにより生まれる4つの成果についてです。(以下、本の抜粋)

●「今週の気づき」は全社員が毎週末(原則金曜夜)までに、「その週に自分が気づいたこと」について、自分の上司・担当役員にメールで報告をします(ほかの役員や同僚にもCCで同報)。業務上のトラブルだけではなく、日常生活での失敗、ミス、病気、ケガ、不快な出来事など、内容は何でもかまいません。「今週の気づき」を受け取った上司・担当役員は、必ず返信し、フィードバックします。 「今週の気づき」の成果は、おもに「4つ」あります。(以下、抜粋続く)

●【成果1:社員の成長を促す】・・・・・・「今週の気づき」は、「どのようにトラブルを受け止めたか」「今後の成長にどのように活かすか」を考える思考ツールです。 「気づいたことを文章化する」「上司からのフィードバック(他人の意見)に耳を傾ける」といった作業が成長の糧になります。「お腹を壊した」「二日酔いになった」など、内容は何でもいいのですが、「単なる業務報告はダメ」というルールを設けています。「今週の気づき」は、自分が経験したり、見聞きしたりした出来事に対して、評論的にコメントするのではなく、自分の「決意」を表明するものです。「そうしたいと思います」と感想を記したものについては、「したい」ではなく、「そうします」と書き改めるように指示します。
「年度末までに、1億円の受注を獲得したいと思います」→×
「年度末までに、1億円の受注を獲得します」→○
「そうします」よりもさらに成長につながるのは、「なりました」と過去形で書くことです。
「年度末までに、1億円の受注を獲得しました」→◎
事実、過去形で書くことで、「達成するまでのプロセス」をイメージしやすくなるため、実現の可能性が非常に高くなります。(以下、抜粋続く)

●【成果2:社内のコミュニケーションが円滑になる】・・・・・・当社のような社員55人程度の企業でも、全社員の業務上のトラブルや家族の現状を知ることは結構難しい。でも、「今週の気づき」を読めば、「社員がどのような日常を送っていて、どんなことを考えているのか」を把握できます。こうした情報は、社員とのさりげない会話に役立てられます。社員に笑顔を見せて、会社の空気を明るく楽しくやさしくするのも、社長の大切な仕事。上司がメールに書かれてあった話題を持ち出すことで、部下とのコミュニケーションを円滑にできます。(以下、抜粋続く)

●【成果3:次期経営者を見極める手段になる】・・・・・・社員のメールとそれに対する上司・役員の返信は、社長の私にもCCで同報するルールなので、毎週100~125通ものメールが私にも送られてきます。私はすべてのメールに目を通していますが、「部下にどのような返信をしたか」によって、役員の視点がわかります。経営者(次期経営者)には、次の3つの能力、即ち、「経営力/英語力」「担当事業での実績」「誰もがついていきたいと思うような人徳」が必要です。部下への返信の内容を見ていると、「社員とどれだけ真剣に向き合っているか」がわかるので、役員の「人徳」がわかります。したがって、どの役員が部下から信頼されているのかを見極めることができるのです。(以下、抜粋続く)

●【成果4:企業理念や経営方針が浸透する】・・・・・・「今週の気づき」を開始して3年間は、私が土日のほとんどを費やして、すべてのメールに返信をしていました。現在は、業務が多忙になったこともあって役員が返信していますが、経営理念や経営方針に関わる内容については、社長からも対応するようにしています(全社員に同報)。そうすることで、「社長が大切に思っていること」が伝わり、会社の理念が浸透するのです。(以上、抜粋終了)

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今日は、私からのコメントは控えさせていただきますね。

是非、皆様、思い思いに“感じて”いただければ嬉しく思います。

以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、午前中は札幌市内で打合せ。

午後は、

“北海道ケアビジネス研究会”

の会員限定勉強会です。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。