おはようございます、
(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。
“ダウン症のある人「幸せに思う」90%以上”
読んで、何となく心が和む記事を目にしました。
“ソーシャルインクルージョン(社会的包摂)”
の視点を含め、もっと我々の職場でも活躍できる
方々を増やしていきたいものですね^^
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20161013-00000074-nnn-soci
では、本日のメルマガの中身に入らせていただきます。
今日の視点──────────────────────────────
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■■数字に対する関心・執着心を高めるにはどうすれば良いか。
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●先日、近畿地区の介護経営者と「数字に対する関心・執着心を高めるにはどうすれば良いか」について意見交換する機会がありました。今日は、その時に話題に挙がったマネジメント手法を皆様にもご紹介させていただきます。“オープン・ブック・マネジメント”についてです。
●“オープン・ブック・マネジメント”の“ブック”とは会計帳簿や財務諸表のこと。即ち、“オープン・ブック・マネジメント”とは、自社の経営指標を従業員に開示し、経営の透明性を高めることによって、従業員の自律性や組織のモラールを最大限に高めようとするマネジメント手法のことです(コトバンクより定義抜粋)。運用にあたっては様々おさえるべきべきポイント・注意点がありますが、この場では中でも大きな3点についてご紹介させていただきたいと思います。
●先ず、一つ目は、「中途半端な情報開示はかえってモラルダウンを招く」と言う事です。何となく何かが隠されているような状態で、ただ単に“もっと数字を上げろ!”という一方的&経営側にとって都合のよいメッセージしか感じる事が出来ない情報開示は、かえって不信感が増大するだけであることは皆様にもご想像いただけると思います。スッキリとした状態で運用できるよう、“どの経営情報を開示するか”については、経営陣として慎重・戦略的に判断する必要があるでしょう。
●次に重要なのは、「数字に対する教育・啓蒙を職員に実施する」事。“決算書は見せてもらっているけど、正直、意味がよくわからない”という声を以前、とある職場で聞いたことがあります。その意味では、教育・啓蒙の促進と共に、“職員にとって分かりやすい情報開示になっているか(難しい会計用語を使わず、職員にとって分かりやすい言葉に転換して開示するetc)”“数字が頭に残りやすくするような工夫が施されているか(例えば、アメリカのサウスウエスト航空では、“当社の前年度の事務用品代は幾ら?”などといったクイズを出し、正解者には旅行券をプレゼントする等の工夫を行っているそうです)” 等の視点も必要なのかもしれません。
●そして最後は、「公平で分かりやすいインセンティブの仕組みの導入と共に、数字に直結するような判断・考動を職員自らが実施できるような環境・裁量を整える事」です。たとえ経営数値がオープンになっていたとしても、自ら工夫を施す余地・裁量が少なければ、“上からの押し付け”と捉えられかねず、かえって逆効果に陥る事があることにも注意が必要でしょう。
●オープン・ブック・マネジメントの効果を最大化させるには、上記視点を含めた“事前準備”“戦略的な運用”が特に重要となります。これらの視点を踏まえつつ、より強固&一体感溢れる組織づくりを本格的に検討してみても面白いかもしれませんね。
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以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は、都心にてデスクワークに没頭します。
皆さんは今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?
では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。