[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1460]

「どんな製品を作り、サービスを提供しているか」以上に大切なもの~某記事より~

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

「赤字の事業所は全体の41.2%」

「黒字事業所の平均登録率は86.4%、
赤字事業所のそれは74.7%」

「利用者の平均要介護度をみると、1.8を下回る
ところで赤字の割合が多くなる傾向がみられる」

「定員29人の事業所の赤字割合は29.5%。
定員25人の場合は48.2%」

・・・・

福祉医療機構(WAM)が公表した、

小規模多機能型居宅介護の2017年度の経営状況
リサーチレポートからの抜粋です。
(開設から1年以上が経過している706施設が対象)

関心をお持ちの皆様は、下記をご確認下さいませ。

https://www.wam.go.jp/hp/wp-content/uploads/190227_No010.pdf

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

────────────────────────────────────────
■■
■■「どんな製品を作り、サービスを提供しているか」以上に大切なもの〜某記事より〜
■■
────────────────────────────────────────

●先週末の金曜日、日々のルーティンワークの一つとして、移動時間に幾つかのネットサイ
トの記事を斜め読みしていた時の事。とても勉強になると共に、誠に僭越ながら「日々、自
身(原田)が感じ、セミナー等を通じて発信している内容と共通しているな」と感じられる
記事に出会う機会がありました。

●この記事に書かれた内容、本メルマガの読者様にも私同様、様々な“気付き”を感じていた
だけるかもしれない?という想いのもと、本日は是非、私が出会った内容を皆様にもご紹介
させていただきたく思います。

●以下、高岡浩三氏(ネスレ日本代表取締役社長兼CEO)とフィリップ・コトラー氏(アメ
リカの経営学者)との対談記事「マーケティングの神様が語る未来の売り方」からの、主に
コトラー博士の発言抜粋についてです(一部、原田の勝手解釈で記事内の文章の流れを入れ
替えて記載しておりますこと、悪しからずご容赦下さい)。

●「企業やブランドは生き残るために何をすべきなのか。コトラー氏が最も強く訴える主張
がある。“ブランドアクティビズム”だ。「ブランドアクティビズムとは、あなたの会社やブ
ランドの価値を、人々に対して極めて明確にするということです。企業として何を大切にす
るのか、ということは、どんな製品を作り、サービスを提供しているかということ以上に大
切なことなのです(コトラー氏)」」

●(上記“ブランドアクティビズム”の事例としてコトラー氏はアメリカのアパレルブランド“
パタゴニア社”を挙げた)「(パタゴニア社は)必要以上の衣料品は作らない、という主義を
真剣に追求しているからです。これは大変珍しい取り組みで、例えば歯科医が自分の仕事が
なくなるまで患者の歯を健全にしたいと願っているようなものです(コトラー氏)」

●「古くなった衣服を捨てるのはやめましょう、新しい衣服を次から次へと購入するのはや
めましょうと、パタゴニアは主張します。縫い繕いましょう、誰かに譲りましょうと。多く
の会社がこうした考えに賛同するとは思えません(コトラー氏)」

●「自動車会社は、前回売った車よりもさらによい車を売りたいと考え、できることなら毎
年車を買い替えてもらいたいと考えるでしょう。ところがパタゴニアは一貫して地球の環境
保全を訴えており、自社の利益のためだけに新製品を繰り出すということをしない。他の企
業でこうした倫理を実践しているのを見ることはほとんどありません(コトラー氏)」

●(人々に愛される企業ほど、マーケティング支出が少ない、という視点を噛み砕いた解説
として)「愛されない企業は、生き残りに必死であるがゆえに製品を買ってもらうためのマ
ーケティングの支出を増やします。一方、愛される企業は、消費者自身が製品の宣伝をして
くれるので、多大なマーケティング支出は必要ありません(コトラー氏)」

●「つまり、マーケティング予算を削るためにできる最も知的なやり方は“愛される企業にな
ること”です。そうすれば、消費者がブランドのアドバタイザー(≒広告宣伝者)になってく
れる。そして、社会がCtoCの側面が強いソーシャルメディアを基盤としていく中で、“消費者
同士の語り合い”が、支持される企業、ブランドを作り上げる。『愛着心』こそがブランドに
とって最も重要なのです(コトラー氏)」・・・・

●・・・・さて、上記抜粋内容、皆様にはどのようにお感じいただけましたでしょうか?「マーケ
ティング予算を削るためにできる最も知的なやり方は“愛される企業になること”」多くの方が
“そんなの、当然の事”と分かっていらっしゃるであろうものの、

●そのような存在になるために、“今”だけでなく“未来”に向けて、(私を含め)どれだけの方
が実践できているでしょうか??少しでも心に引っ掛かりを感じていただけた方は、一度、時
間を取り、自社の日々の取り組みについてあらためて再確認してみても悪くないかもしれませ
んね。
※上記内容の参照元記事URLはこちら

https://president.jp/articles/-/27622

────────────────────────────────────────

以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は朝から夕方まで、滋賀県内にて打合せ。

夜は大阪へ入り、

久々に異業種のメンバーと会食。

その後、明日の仕事場所である京都へ入ります

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。