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介護経営エナジャイザー 原田匡が日々感じたこと・考えていること、介護
経営に役立つ情報等をお届けします!
(※)エナジャイザー:エネルギー(energy)や活力を提供する人
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本メールは名刺交換、セミナー、問合せ等を通じて原田匡と接点があった
介護事業者及びその関連の方々に送信させていただいております。
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おはようございます、CB-TAG
(シー・ビータッグ)の原田匡です。
先日、関西地区の、とある社会福祉法人
の理事長様とお会いした時のことです。
その方には、前回のセミナーにお越し
いただき、
「是非、個別に相談を」
ということで、面談に至った訳ですが、
当初は経営するデイサービスの稼働率が落ちて
きて、、、
との話が中心でしたが、
よくよく話を聞かせていただく中で、
もちろん、業績改善は不可欠である一方、
法人としての「軸」「未来図」が明確になって
いない、
という事実に直面し、
こちらが根っこの課題なのでは?
との話が話題の中心となっていきました。
最近つくづく思うのですが、
本来はミッションが明確であったにも関わらず、
この混迷の時代の中、
その明確なミッションに
“もや”
がかかり、進むべき道が定まらない、
と立ち止まっている社会福祉法人様が
とても多いような気がします。
確かに、
通常の株式会社などが取り組むのと同じ
サービスを提供するだけでは、
社会福祉法人の存在意義について疑問視
されたとしても、
それはやむを得ないかもしれません。
では、社会福祉法人たる、独自の使命とは
一体何でしょう?
何故、株式会社等に市場参入が許された
今なお、
社会福祉法人は存在しているのでしょう?
施設サービスをやるから、
とか、
第1種社会福祉事業・第2種社会福祉事業を
やるから、
というようなサービス単位・法律的側面の話
ではありません。
そのサービス・事業の背景に流れている
社会福祉法人の
“在り方”
の話です。
それは、株式会社と同様の
“ケアサービスの提供”
だけではなく、
“株式会社等が対応しずらいケアサービス
への積極対応(低所得者対策etc)”
“新たな価値創造に対する積極的対応・研究の
推進”
“地域福祉の後継者育成”
“地域における福祉マインドの醸成”
“事業継続・発展による地域経済への寄与
(雇用維持etc)”
等々ではないでしょうか。
株式会社等と比較し、
一般的に税制面の優遇措置が取られており、
その結果として、
内部留保が相当数貯まっていることに対して
非難されることも多い社会福祉法人ですが、
何故優遇されているかと言えば、
上記を深めていくことに積極投資を行うため
なのだ、
と私は理解しています。
他方、
こんなに明確な、崇高な使命があるにも
関わらず、
未来に不安を感じ、
現状を変え、手を打つ勇気が持てない法人が
何故か多い。
歴史的な流れや行政との兼ね合いなど、
様々な制約条件があることも理解しています。
しかし、それがあるが故に、本来の目的が
達成できない、
というのは残念ながら本末転倒であり、
存在意義について言及されてしまうのも、
それはそれで止むを得なくなってくるのでは
ないでしょうか。
是非、社会福祉法人を経営する皆様には、
セルフイメージを高く持ち、
社福ならではの崇高な使命を全うする、
という大目的をぶらすことなく、
様々な、社会的価値が高い活動に
主体的に、積極的に取り組んでいただきたい、
と思います。
以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は山口市内でセミナーです。
今日も1日、初めて出会う方々と、
一期一会の気持ちで関わりたいと思います。
では、今日も1日、お互いに頑張りましょう!
今朝もお付き合いをいただき、ありがとう
ございました。
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行う。その結果、「地域で最も愛され、必要とされ、関わる全ての人々を
幸せに出来る会社=「Visionary Care Company」を多数創出し、介護業界
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それが私たち「シービータッグ」のビジョンです。
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と一言付け加えていただければ嬉しいです。後は、皆様の良心にお任せ
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