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介護経営エナジャイザー 原田匡が日々感じたこと・考えていること、介護
経営に役立つ情報等をお届けします!
(※)エナジャイザー:エネルギー(energy)や活力を提供する人
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本メールは名刺交換、セミナー、問合せ等を通じて原田匡と接点があった
介護事業者及びその関連の方々に送信させていただいております。
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おはようございます、CB-TAG
(シー・ビータッグ)の原田匡です。
今から約3年前、知人の紹介で、ある
経営者とお会いした時のことです。
その経営者は大変な苦労を重ねた後、ようやく
会社を安定軌道に乗せることに成功し、
更なる成長戦略として事業の拡大を目論み、
介護事業への進出を検討されていました。
お会いする度にこの経営者の、人間としての
器の大きさを感じていた私は、
ある日、この経営者にこんな質問をしました。
「苦労を重ねながらも乗り越えて頑張ってこれた
原動力は何だったんですか?」
すると、この経営者からは、間を空けることなく、
“社員のおかげです”
という言葉が返ってきました。
“社員がいたから”
ではありません。
“社員のおかげ”
とのことです。
“社員やその家族たちを路頭に迷わすわけには
いかない“
という使命感や親分気質で苦難を乗り越えた、
という方のお話は幾度か聞いたことがありますが、
その場合は正に、
“社員がいたから”
ということになるのでしょう。
しかし、この経営者は、
“社員のおかげ”
だと言うのです。
言葉の真意が掴めきれていない私を前に、
彼は言葉をつづけました。
「会社を始めた当初は、
“こんな会社をつくりたい”
“こんなサービスを提供したい”
など、いつも社員に夢を語っていました。
でも、サービス内容が、当時にしては、
あまりにも斬新過ぎたこともあり、
なかなか契約には結びつかなかった。
そんな中、社員の人件費や先行投資が重く
のしかかり、
創業からの5~6年間は、本当に資金繰りが
苦しくて、
お恥ずかしい話、いつ倒産してもおかしくない、
という状態が続いていました。
正直な話をすると、
“もうダメだ。バンザイして会社を潰そう”
“楽になりたい。逃げたい。”
と思ったことも、一度や二度ではありません。
でも、そんな時、
“社長、ようやく○○社と契約の目途がつきました”
“社長、うちのサービスは、やはり社会的価値が
ありますね。“
と、嬉しそうな顔をしながら報告をしてくれる、
心の底から私を信じてついてきてくれている社員が
何人かいた。
私は社員からそんな報告を聞く度に、そうか、そうか、
と頷きながら、
“ここで俺がバンザイしたら、こいつらに申し訳が立たない。
よっしゃ、あともう少し頑張ってみよう”
と思い直す事が出来、何とか資金繰りの苦しさにも耐え、
乗り越えることが出来ました。
だから、この会社や、今の私があるのは、
本当に
“社員のおかげ”
なんです。」
なんだか、ジーンときてしまいました。
「社長が社員に夢を与え、社員が社長に夢を与え
返してくれる組織」
という言葉を聞いたことがあります。
正に、この会社のためにあるような言葉です。
このような関係は、経営者と社員、リーダーと部下
との関係において、
互いに“誠実”であり続けようとする“努力”と
“行動”の積み重ねから生まれるのでしょう。
そして、その初めの第一歩はどちらから踏み出す
のか。
恐らくそれは、経営者やリーダーからなのでしょう。
そんなことを考えると、
私も含め、多くの経営者やリーダーには、
自社の発展のために、出来ることがまだまだ
いっぱいありそうですね。
以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は、午後から兵庫県姫路市で介護事業者向けの
セミナーです。
お集まりいただく多くの方に、“来て良かった”と
思っていただけるよう、気合を入れて臨みます。
では、今日も1日、互いに頑張ってまいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。
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原田匡の2冊目の著書、
「介護事業所経営の極意と労務管理・労基署対策・助成金活用」
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業界特性を踏まえた有益な経営情報の発信、及びツールの開発・提供を
行う。その結果、「地域で最も愛され、必要とされ、関わる全ての人々を
幸せに出来る会社=「Visionary Care Company」を多数創出し、介護業界
活性化の中心的存在となる。
それが私たち「シービータッグ」のビジョンです。
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します。また、その際は、「介護経営エナジャイザーの原田匡によると」
と一言付け加えていただければ嬉しいです。後は、皆様の良心にお任せ
します。
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