20年と2日前の日のことを思う。

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(シー・ビータッグ)の原田匡です。

今日は

“仕事”

というより、

私の個人的な想いをお伝えする内容のみに
終始してしまっているかもしれません、

大変申し訳ございません(汗)。
(いつもそうかもしれませんが^^)

2日前、

1月17日の午前5時46分。

JR山形駅から5時59分発の始発新幹線で
東京に戻る直前だった私は、

駅のホームで独り、

20年前に起こった我が地元の大惨事を
思い出しながら、

黙祷を捧げていました。

幸いにも私の家族は全員無事でしたが、

あの震災で、

私は10人以上の友人・先輩・後輩を失いました。

私の地元・西宮から神戸の街まで歩き回り、

友人の安否を確認して回った事。

街中に蔓延するアスベストの、

何とも言えない匂い。

食べる物や飲むものが不足し、

何とか神戸を脱出して、

わずか20km程度しか離れていない大阪に
辿り着いたら、

震災翌日の夜にも関わらず、

カラオケBOXで大騒ぎしている若者たちが
目に入り、

無性に腹が立ったものの、

“でも、俺だって、他の地域で起こった天災に
対して真剣に受け止めてなかったもんなぁ”

と思い直し、

自らの身勝手さにやるせなさを感じた時間。

阪神高速の折れたところに引っ掛かって
いたバスを間近で見た時の恐怖。

高速道路を支えるコンクリートの脚が折れ、

その中が空洞で、

沢山のゴミが詰められていた実態を見た時の
驚きと憤り。

300mほど先のビルが突然倒壊した時の、

もの凄い爆音と噴煙。

子供たちのストレスを発散させるための
ボランティアに参加していた時、

一緒に追いかけっこをしながら、

大はしゃぎで走り回る1年生の男の子を
見て、

「こんな中でも子供は元気だな」

と思っていたのも束の間、

絵を描く時間になった途端、

“真っ黒い煙”

“真っ赤な炎”

“血を流して倒れている人”

“家の下敷きになっている人”

等々、

心の中にある傷を表現する子供たちを見て、

言葉に詰まりつつ、

“元気だな”

なんて、

表面的な捉え方しか出来ていなかった
自分に対し、

言いようもない怒りと情けなさを覚えた事。

ボランティアが終わり、

引き上げようとしていた私の脚に絡みつき、

“お兄ちゃん、まだ遊んで”

“私も一緒に連れていって”

“帰らないで”

とワンワン泣いて離れなかった女の子が、

震災で両親を一気に亡くした子供だったと
後で知って、

しばらく言葉を失い、呆然としたこと。

他方、

心身共にへとへとになったボランティアの
帰り道、

誰も泊まっているはずがない神戸のホテル、

“ホテル・オークラ”

の幾つかの部屋に明かりが灯り、

その部屋の明かりが遠くから見ると文字と
して浮かび上がっていて、

“負けるな 神戸”

“頑張ろう 神戸”

“WE LOVE KOBE”

“俺たちの神戸”

“大好きな神戸”

等々、

日々違うメッセージが発信されているのを
見て、

仲間と泣きながら、

“よっしゃ、明日も頑張ろう”

とお互いの気持ちを奮い立たせたこと。

そして、

そんな中から沸々と沸き起こってきた、

言葉で表現しずらい、

とても強く、大きな

“地元愛”。

様々な記憶や想いは、

今なお、

私の心の中に鮮明に残っています。

“震災で亡くなった方々の分も頑張らなきゃ”

等のキレイな言葉でまとめてしまうと、

何となく違和感、

というか、

魂がのらないように感じてしまうのですが(苦笑)、

でも、

これらの全ての経験は間違いなく、

今の私の人格や生き方に大きな影響を及ぼして
います。

このメルマガをお読みの皆様の中には、

恐らくこの

“阪神・淡路大震災”

とは何の接点もない方がとても多いと
思います。

でも、もし可能であるならば、

少しでもいいので関心をお持ちいただき、

関連するニュースや記事に目を通しつつ、

何かを

“感じて”

いただければ、とても嬉しく思います。

多くの方の命が犠牲になった、

20年前の大震災。

我々が出来る事は一体何なのか?

私自身、あらためて自問自答してみよう、

そんな想いを抱いた、

2日前の出来事でした。

以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は大阪オフィスで終日、

メンバーと打ち合わせです。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされる
のでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。


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