ミスを犯した時のアプローチ

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介護経営エナジャイザー 原田匡が日々感じたこと・考えていること、介護
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介護事業者及びその関連の方々に送信させていただいております。
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おはようございます、CB-TAG
(シー・ビータッグ)の原田匡です。

前にもお話しましたが、

私には、今でも尊敬する元上司がいます。

人間としての度量が大変広い方で、

奥深いことを沢山教えていただいた記憶が
あります。

今日は、その上司から教わった、

1つのお話をご紹介したいと思います。

とある任せられた仕事で私がミスをおかし、

上司にも迷惑をかけてしまった時のことです。

一般的な上司であれば、

「何やってんだ!」
「何が原因なんだ!」

等々の叱責(愛の鞭?)を浴びせると同時に
原因を追究・確認し、

以降、二度と同じ過ちを犯さないためには
どうするか?

ということについて指導するのが普通だと
思います。

しかし、私の尊敬する上司は、苦笑いを浮かべ
ながら、

叱られるだろうなぁ、と、シュン、としている
私に対し、

全く異なる切り口から言葉を投げかけてきました。

「原田、もし同じような仕事が回ってきたら、得たい
結果を得るために次はどうする?」

失敗の原因に対する分析結果を報告し、今後、これこれ
こういうことに注意して仕事に臨みます、

という答を準備していた私としては、

正直、肩透かしをくらった気持ちになりました。

でも、よく考えてみればこの2つの質問、

アプローチは異なるものの、辿り着く答は
ほぼ同じです。

私がこの上司から学んだこと、

それは、

“原因思考型アプローチ”

“結果思考型アプローチ”

の違いです。

もしくは、

“過去思考型アプローチ”

“未来思考型アプローチ”

とも言えるかもしれません。

“原因思考”“過去思考”から物事に
アプローチをすると、

何となく暗い気持ちになりがちです。

しかし、

“結果思考”“未来思考”から物事に
アプローチをしている時は、

先を見つめているからでしょうか、

気持が前を向きやすくなると共に、

別の視点から物事を見つめることが出来る
ようになる場合もあります。

多くの経営者やリーダーは、部下を指導する時に、

語気や表現には気を遣いながらも、一般的には、

“原因思考”“過去思考”のアプローチをとりがち
です。

勿論、そのアプローチが好ましくない、という話では
ありませんが、

時には、もしくは相手によっては、

“結果思考”“未来思考”のアプローチの方が、
相手の気付きや成長が促進される場合もあります。

(特に、ストレス耐性の弱い人間などは特にこちらの
アプローチの方が好ましいかもしれません。)

是非、皆さん自身の感性で個々の個性を見極め、

部下を適切に成長へと導いていただければと
思います。

以上、何かのお役にたてれば幸いです。

今日は東京で打合せを行った後、

大阪へ向かいます。

それでは、今日も互いに頑張ってまいり
ましょう!

今朝もお付き合いをいただき、ありがとう
ございました。

追伸:

ちなみに、元上司に、

「何で私には結果思考のアプローチしか
しなかったんですか?」

と尋ねたところ、

笑って教えてくれませんでした。

それも自分で気付け、ということなんで
しょうね。

未だに元上司には頭が上がらない私です(笑)。

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