セブンイレブン創業者インタビューから学べること(その1)。

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(シー・ビータッグ)の原田匡です。

先日の日経オンラインに、

今年は戦後70年にあたる、

ということを含め、

“未来への遺言”

というテーマで、

セブンイレブンの創業者

“鈴木 敏文”

氏のインタビュー記事が載っていました。

その内容が、

我々介護事業に関係するものにとっても、

とても参考になる話ではないか、

と感じましたので、

今日と明日に分けて、皆様にもご紹介させて
いただきたいと思います。

尚、2回に分けたとしても、

それでもインタビューが長文に亘るため、

私の判断・感性で、

特に重要だ、と感じる部分をピックアップ
しておりますこと、

悪しからずご理解下さいませ。

「変わらなければ、大事なものも守れない」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
未来への遺言ですか。

何かこういう取材というのは、

普段と違うので何を話したらいいか戸惑いますね。

事業のことだったら、

毎日のように考えているから話すことも思い浮かぶ
けど。

70年前の終戦の時、僕は中学1年でした。

8月15日というのは忘れもしない。

田舎の長野で、うちのちょっと離れた小さな裏山の
横に防空壕を掘っていたんです。

それがものすごく印象に残っている。

そしたら重大ニュースがあるということで、

両親はじめ家族でラジオの前に集まったんです。

ものすごい雑音でね。

言っていることが僕なんかは理解できなかった。

親たちもそうだったと思う。

何しろほら、負けるとは思ってなかったでしょう。

ガーガー言っている中で所々分かった部分を
まとめると、

“戦争が厳しくなるから、もっと一生懸命やれ”

ということじゃないかというぐらいにしか理解
できなかった。

でも夕方のニュースで負けたんだということが
分かって、

それでものすごくがっかりしたという記憶があります。

戦争は勝つんだという教育をずっと受けてきたでしょう。

周囲にいた同い年くらいの子は、

みんなが将来は兵隊さんになって、

陸士とか海兵を目指すと思っていた。

それを全然疑っていなかった。

中には

「戦争に負けると思っていた」

とか、かっこいいことを言う人もいるけど、

周囲の話を聞くと我々の年代はやはり、

ほとんどが私と同じような気持ちでいたんじゃ
ないかな。

でもそれが、一日で全部覆されてしまったわけね。

やはりその終戦後の変化が、

私の人生とかものの考え方に大きく影響したのだと
思いますね。

世の中は変わる。

社会はどんどん変わる。

だから政治でも個人の自覚の面でも、

それに適応した形をとっていかなきゃいけないよね。

でも、どう変わっていくかは、常に分からない。

だから結局は、

人がそれぞれ

「自分」

というものを大切にするというのが出発点だよね。

他人に依存するんじゃなくてね。

(中略)

今は、すごく過去の延長線で来ちゃっている。

平和ぼけと言うか、

今あるものがずっと続いていくことを
信じているようなところがある。

でもそんなことはない。

あらゆるものが、

時代と共に変わっていくんです。

終戦後は物が本当に不足していたから、

大衆は何でも欲しいという気持ちでいたん
です。

それで、我々の業界の言葉で言えば、

ずっと売り手市場で商売していたんですよ。

だから例えば流通、

なかんずくスーパーなんていうのは、

安くする、安さということが非常に大切でね。

そうすることによって、みんなに物が行き渡る
わけだから。

ところが、だんだん物が充足してくると、

慌てて物を買わなくてもいい、

それよりも本当に新しいものが欲しいという
ふうに変わってきた。

買い手市場になったということ。

それが一番大きな変化ですよね。

常識が変わるんですよ。

印象に残っている言葉があります。

学校に行っている頃だと思いますけど、

渋谷とか新宿でお菓子を売っているところに
行くと、

こういう広告があった。

「甘すぎて申し訳ございません」

ってね。

甘すぎる。

それだけ甘いものを売っている。

当時はそれがアピールになったわけです。

そのことが当時の時代を表しているんじゃ
ないかな。

今だったらそんなこと通じないよね。

「どんな食べ物をおいしいと思うか」

なんてものまで、その基準がどんどん変わって
くる。

何が一番の価値かなんて、その時代じゃなきゃ
分からない。

それくらい世の中は変わる。

こういうことを言うとね、

“じゃあどうすればその変化に対応できるのか”

って、いつも聞かれます。

それは世の中をずっと見続けていくことしかない
んです。

40年前にセブン-イレブンを始めたときに、

コンビニが今のようになるなんてまったく考えて
なかった。

だけど今はコンビニはあるのが当たり前でしょう。

どうなるのか分からない中で、

じゃあ今、何をするかを決めるのは結局、

世の中の変化に対する感度ですよ。

ある意味では、

今は気が付かない変化が激しい時代だと思います。

だからみんな気が付いてない、

僕だって気が付いてない変化がいっぱいある。

だけど、後から振り返ったらこんなに変わっている
というのが、

絶対にあるんですよ。

それに気付こうとする。

あるいは

「自分で考えるとそうなんだ」

と思えるかどうかですよね。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

・・・・・・・・・・・・・

如何でしょう?

こういう時のお決まりのパターンですが、

私からのコメントは差し控えさせて
いただきますので(笑)、

是非、ご自身の感性の中で、

色々なことを

“感じて”

いただきながら、

明日も引き続き、お読みいただければと
思います。
(引用元のURLは明日、ご紹介しますね)

以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日も午前中から打ち合わせ&デスクワーク
です。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされる
のでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。


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