——————————————————————–
介護経営エナジャイザー 原田匡が日々感じたこと・考えていること、介護
経営に役立つ情報等をお届けします!
(※)エナジャイザー:エネルギー(energy)や活力を提供する人
——————————————————————–
本メールは名刺交換、セミナー、問合せ等を通じて原田匡と接点があった
介護事業者及びその関連の方々に送信させていただいております。
また、もし宜しければ、是非、メルマガの読者様をご紹介下さい!
真面目で一生懸命な医療・介護事業者様や、介護に携わる
方々との輪を拡げていくことが出来ればとても嬉しく思います。
読者登録は、こちらのURLから可能です。
↓
http://cb-tag.net/melma_regist.php
——————————————————————–
おはようございます、CB-TAG
(シー・ビータッグ)の原田匡です。
さて、今日は、昨日に引き続き、
“きらりん笑顔が輝いて”
の後編をお届けする予定でしたが、
高い優先順位で、
皆様にお届けすべきと思われる情報が
昨日、
新聞に出ておりましたので、
今日は、そちらの内容を共有させていただき
たいと思います。
先ずは、
2015年法改正の報酬改訂の趨勢を
示唆する、
産経新聞のニュースです。
↓
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
政府は6日、2015年度に介護サービスの報酬を
引き下げる方針を固めた。
介護事業者の利益率が民間企業の平均を上回り、
報酬を引き下げる余地が大きいと判断した。
ただ、高齢化で介護需要が高まっているのを踏まえ、
介護職員の処遇を改善した事業者には報酬の一部
加算を認める。
具体的な引き下げ幅をめぐり、
年末の予算編成に向けた財務省と厚生労働省の
攻防が激化しそうだ。
マイナス改定となれば2006年度以来、
9年ぶり。
介護サービスの価格となる介護報酬は国が定めて
おり、
3年に1度見直している。
費用は税金と保険料、利用者負担でまかなわれており、
1%引き下げると税金(国と地方)が520億円、
国民負担全体で1000億円の負担軽減につながる。
介護費用は14年度予算で10兆円。
団塊世代が75歳以上になる25年度には20兆円
超に膨らむ見通しで、
費用の圧縮は社会保障費の歳出改革の焦点の一つと
なっている。
14年度介護事業経営実態調査によると、
収入に対する利益の割合を示す収支差率は、
有料老人ホームや高齢者サービス付き住宅が
12.2%、
デイサービスが10.6%、
特別養護老人ホームが8.7%。
一方、民間企業の売上高経常利益率は平均5%
程度で、
介護事業者の利益率は高水準だ。
加えて、10兆円の介護費用の2割を占める
特養の内部留保は1施設当たり3億円で、
全国約6000カ所を合算すると計2兆円に
のぼる。
特養の9割を運営する社会福祉法人は原則非課税
など優遇されているが、
財務諸表の公表義務がなく、
使途が不透明だとの指摘もある。
財務省としては
「報酬増より先に利益を介護事業に活用すべきだ」
との考えだ。
一方、介護職員は全産業平均や他の医療従事者に
比べて賃金が低いため離職率が高く、
介護職員の処遇改善は急務となっている。
このため職員の賃上げや人材不足の解消に
取り組んだり、
認知症対策など地域に密着した介護事業を
行う施設に対し、
報酬を一部加算する方針。
消費税増税分を財源とする基金から必要な
経費を支出することも検討する。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
上記 産経新聞では、介護報酬を
“引き下げ”
としか記載されていませんでしたが、
他方、読売新聞には、
次のような記事が躍っています。
↓
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
財政制度等審議会(財務相の諮問機関)が、
介護サービスを行う事業者に支払う介護報酬を、
2015年度に全体で
“6%以上”
引き下げるよう提言することが分かった。
特別養護老人ホーム(特養)を独占的に運営して
いる社会福祉法人の利益率を中小企業並みに下げ、
税金と保険料、自己負担分から成る介護報酬
(年間約10兆円)を6000億円以上圧縮したい
考えだ。
同時に、
来年10月に税率が10%に上がる予定の消費税を
財源に、
介護職員の処遇を改善するよう求める。
厚生労働省の調査によると、特養の利益率は
8・7%で、
一般の中小企業(2~3%)を大きく上回って
いる。
1施設あたりの内部留保は最大3億2300万円と
試算され、
見直しの必要性が指摘されている。
15年度は3年ごとの介護報酬改定にあたる。
財政審は提言で、初めて具体的な削減幅を盛り込む
ことにした。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
いよいよ、具体的な数字が出てきましたね。
自社の事業で、6%下がるとどうなるか?
或いは、
“6%以上”
下がるとどうなるか?
事前にしっかりとシミュレーションをした
上で、
気持ちの準備、
及び、
具体的な打ち手を何パターンか、
イメージしておくことが必要かと
思われます。
今後、未来の動きを示唆するであろう、
より具体的な情報が益々、
増えてくるでしょう。
我々事業者としては情報感度を高め、
右往左往することなく、
一つ一つ、しっかりと受け止めていく
姿勢が重要だと言えそうです。
以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は、浜松市内でセミナーです。
皆さんは今日、どんな1日を過ごされる
のでしょうか?
では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。
※
最近、ブログも更新し始めました。
日々の活動等で感じた事などについて、
よりカジュアルに書いていますので、
こちらも是非、ご覧下さい!
↓
http://www.cb-tag.co.jp/blog-harada/
——————————————————————–
原田匡の2冊目の著書、
「介護事業所経営の極意と労務管理・労基署対策・助成金活用」
好評発売中!ご照会はこちらから
↓
http://www.cb-tag.co.jp/aboutus/books.php
——————————————————————–
CB-TAG(シー・ビー・タッグ)
(介護経営総合研究所)
◆運営会社:株式会社タッグ
〒532‐0023
大阪市淀川区十三東1-20-3
ザ・グランドビューオオサカ1602
メール:info@cb-tag.net
URL:http://www.cb-tag.co.jp/
TEL :06-6306-6567
FAX:06-6306-6568
~Visionary CareCompany~
社会貢献と利益創出の両立に真剣で、成長・進化を目指す介護事業者に、
業界特性を踏まえた有益な経営情報の発信、及びツールの開発・提供を
行う。その結果、「地域で最も愛され、必要とされ、関わる全ての人々を
幸せに出来る会社=「Visionary Care Company」を多数創出し、介護業界
活性化の中心的存在となる。
それが私たち「シービータッグ」のビジョンです。
——————————————————————–
※このメールに書かれた内容の無断転載、無断複製については、原則OKと
します。私自身、自分が思いついたり考えたりしたものは全て先達からの
教えからヒントを得たものであり、(温故知新も含めた」知の伝承」が大変
重要だと考えておりますので。。。
ただ、メルマガ内で、私自身、他者の本や発言等から引用させていただいて
いる部分については、くれぐれもお取扱いにご注意下さいませ。
(私の解釈や意見、想い等につきましては気にせず自由にご活用下さい^^)
——————————————————————–