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介護経営エナジャイザー 原田匡が日々感じたこと・考えていること、介護
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(※)エナジャイザー:エネルギー(energy)や活力を提供する人
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おはようございます、CB-TAG
(シー・ビータッグ)の原田匡です。
昨日のメルマガで触れさせていただいた、
町さんのお話の影響なのか(笑)、
今日は、久しぶりに、弊所
“あずゆあはうす”
にて起こっている、
ご利用者と職員とのふれあいについて、
皆様にご紹介したくなりました。
ご存知の方もいらっしゃるかとは存じますが、
弊所 あずゆあはうす では、
日々、ご利用者との間で起こっている出来事を
1つの
“物語”
にまとめる、
という取り組みを行っています。
今日は、そんな中から、
“きらりん笑顔が輝いて”
というタイトルがついた(笑)、
照子さん(仮名)との物語を皆様にご紹介させて
いただきたいと思います。
(長文になり過ぎるので、いつも通り、今日と
明日に分けさせていただきますね)
それではどうぞ、お読み下さい。
「きらりん笑顔が輝いて(前編)」
↓
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
照子さん(仮名)と初めてお会いしたのは、
まだまだ猛暑の続く9月のことでした。
「初めまして、照子さん。よろしくお願いしますね」
そう話しかけてみるものの、
照子さんは全くの無表情。
怒っているとか嫌がっているとか、
そういうことではなく、
一切の感情が読み取れない無機質な表情なのでした。
いろいろと話しかけても、
何の反応も見せてくださらない照子さんに、
「大丈夫かな・・・」
スタッフ一同、少し不安な気持ちを持ったまま、
照子さんとの毎日が始まりました。
【段落見出し1】
玄関とトイレの往復の毎日
あずゆあはうすに到着された照子さんは、
毎日すんなりお部屋の中に入ってこられます。
そうして、ほどなくしてトイレに行かれます。
トイレから戻ってきてしばらく経つとまた
トイレに。
座ったと思えば、すぐにまた・・・。
1時間の間に、10回近くトイレとお部屋の
往復で、
他のご利用者様と一緒にゆったりリビングで
過ごされることはほとんどできません。
そうかと思うと、
「・・・帰ります」
とつぶやくように言い、玄関の方へと向かわれます。
一緒に住む娘さんのお迎えを待つように玄関に
座り込んだり、
はだしのまま外に出られたりしようとする照子さん。
建物の前の道路は車の往来も多く、
急に外に出られてはとても危険です。
スタッフは、なんとかお部屋の方へと照子さんを
促します。
「照子さん、外、車が通りますから。中に入りましょう!」
「・・・帰らせてください」
「もうすぐご家族がお迎えにこられますから、
それまで一緒に待ちましょうね」
「帰りたい」
「外に出たい」
という照子さんを、スタッフ2人がかりで
連れ戻します。
照子さんは一度外に出られると、
なかなか戻ろうとされないので、
スタッフもできるだけ部屋の中で過ごして
いただこうと、
ゲームなどにお誘いします。
「照子さん、お部屋でゲームしませんか?
楽しいですよ!」
明るく積極的に話しかけてみますが、
照子さんにとってはそれがかえって緊張の
もとになるのか、
笑顔を見せるどころか体中から
「嫌です!」
のシグナル。
外に出たいのに、その行動を制止されたり、
ワサワサと騒がしい室内でスタッフが大きな声を
出すのを耳にしたり、
照子さんにとって気持ちの落ち着かないことが
重なると、
照子さんは目を大きく見開き、体を反り返らせて、
全身が硬直してしまうのでした。
感情も表してくださらない照子さんに、
スタッフもどう接していったらよいのか、
糸口さえもみつかりません。
「うーん、今のようなやり方を続けていては、
照子さんにとって良くないよねぇ」
「どういうふうにご支援していこうか・・・」
お食事を皆さんと召し上がることもせず、
ひたすら
「帰らせてください」
「お水をください」
「警察を呼んでください!」
そう繰り返すだけの照子さんに、
スタッフも懸命にご支援の仕方を模索
し続けました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
・・・・・・・・・
話の途中で恐縮ながら、
今日は、ここまでとさせていただきます。
ご関心をお持ちいただける方は、
是非、明日の続きを予想してみていただければ、
嬉しく思います^^
以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は大阪市内で終日打ち合わせが続きます。
皆さんは今日、どんな1日を過ごされる
のでしょうか?
では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。
※
最近、ブログも更新し始めました。
日々の活動等で感じた事などについて、
よりカジュアルに書いていますので、
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それが私たち「シービータッグ」のビジョンです。
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