小さな差別化を積み上げる。

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(シー・ビータッグ)の原田匡です。

“創業200年を超える企業が最も多く
存在している国がどこか、

ご存知でしょうか?”

私は研修の場などで、

たまにそんな質問をさせていただく
ことがあります。

ドイツ?

イギリス?

等々、

一般的にはヨーロッパの国々の名前が
挙がってくることが多いのですが、

実は、世界で200年企業が最も多いのは、

“日本”

だそうです(驚)。

長寿企業には小規模の同族経営が多い
ため、

把握しずらいせいなのか、

調査機関によって数が若干異なるよう
ですが、

例えば、2010年10月に行われた日経ビジネス
の調査によると、

ドイツが1,563社、オランダが不明、

フランスが331社、イギリスが315社、

という数字が並ぶ中、

日本は何と、

“3,113社”

という突出した数字となっています。
(2位ドイツの約2倍ですよね)

また、韓国の通信社「聯合ニュース」の調査
結果によると、

ドイツが837社、オランダが222社、

フランスが196社、イギリスが不明、

という数字が並ぶ中、日本は

“3,146社”

というダントツの数字になっているそうです。
(いずれもインターネットで拾い上げた数字
であり、私自身、実際のメディア媒体を確認
している訳ではありません、念のため)

そんな数字を知ったころから、

“老舗日本企業の経営”

に興味を持ち始めた私は、

様々な老舗企業関係の資料に目を通し
ながら、

どこにその

“ツボ”

があるのか、

色々と調べたことがありました。

そして、そんな折、

平成22年に東京商工会議所が発刊
した

“老舗企業の生きる知恵”

という報告書の中に、

私自身、とても参考になったと共に、

介護事業者の皆様にも絶対に参考に
なるなぁ、

と感じた文章がありましたので、

今日は、その文書を抜粋して皆様に
ご紹介させていただきます。

“小さな差別化を大事にする”

という段落の文章です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

老舗企業の差別化戦略と言えば、

圧倒的に市場から支持されているブランド力に
あると考えられている。

ところが、老舗企業のブランド戦略をみてみると、

大企業のブランド戦略のように、大きな宣伝を打ち、

認知度を高めるなどといった派手なものではない。

圧倒的なブランド力を全面に出す差別化戦略という
よりは、

むしろ、小さな差別化を重視し、

それを積み重ねることで、

持続的競争優位性を構築していると考えられる。

たとえば、千疋屋総本店は高品質な果物しか
扱っていないが、

その果物には説明書を付けて、

顧客が食べごろの時期を分かるようにしている。

また、通販で商品を届けるときには、

着いた翌日はちょうど美味しくなるように送っている
という。
(※以前のメルマガでも取り上げたお話ですね^^)

(中略)

このようなことは、決して大きな差別化ではない。

確かに派手さはないが、

このように小さなことに見える差別化を積み重ねる
ことが、

後々、大きな差別化につながり、

結局は顧客からの高い支持を生み出すことになる。

というのも、小さな差別化を創る能力というのは、

外見的には簡単に見えるが、そう簡単なことでは
ないし、

誰でもが模倣出来るというものではない。

小さな差別化に見えても、

顧客ごとに適した対応を模索し、

通り一遍の対応に陥らないような姿勢を持ち
続けている。

そうした考え方を従業員が共有できるような
人材育成を行っているからである。

老舗企業の長期的存続の本質というのは、

大手企業のような競争に振り回されずに、

優位かどうかの最終判断者である顧客の
ニーズに真摯に向き合い、

そのニーズを長期間にわたって満たしてきた
ことにあると考えられる。

(中略)

このような老舗企業の強みは、

競合他社に対して模倣不可能な

“信頼”

という稀少資源を生み出すことになる。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

・・・・・・・・

以降も文章は延々と続きますが、

一旦ここでストップさせていただきます。

如何でしょう?

私たちの日々の経営に、

また、法改正情報に翻弄されることがとても
多い今だからこそ、

様々な示唆を与えてくれる内容だと思いませんか?

とても短い抜粋文ですが、是非、ここから

“何か”

を感じていただければ嬉しく思います^^

以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、終日、都心で打ち合わせ&デスク
ワーク。

夜は高校時代の友人と会食し、

最終便の新幹線で大阪に入ります。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされる
のでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。


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