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介護経営エナジャイザー 原田匡が日々感じたこと・考えていること、介護
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(※)エナジャイザー:エネルギー(energy)や活力を提供する人
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おはようございます、CB-TAG
(シー・ビータッグ)の原田匡です。
先週の日本経済新聞に、
我々事業者にとってかなり大きなインパクト
のある記事が出ていましたね。
(私が見たのは電子版ですが)
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、
念のためにシェアさせていただきます。
↓
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経営不振に陥った社会福祉法人を民間企業のノウハウを
活用して再生する動きが出てきた。
宇治病院(京都府宇治市)は社会福祉法人として初めて
私的整理手続きに入る。
京都銀行が債権を放棄し、東証1部上場のノーリツ鋼機
グループが再生を支援する。
事業を続けながら再生できる私的整理を選び、
患者や老人ホーム入居者などへの支障を回避する。
(中略)
社会福祉法人を取り巻く事業環境は、
企業の参入を促した2000年の介護保険法施行と、
介護報酬の引き下げなど収支悪化につながった
06年の同法改正で激変した。
(中略)
税制優遇や補助金を受けていても、
経営戦略のまずさで経営不振に陥る社会福祉法人が
今後も増えるとみられる。
宇治病院の私的整理は、
民間企業のノウハウを生かした社会福祉法人再生の
モデルケースとなる公算が大きい。
宇治病院は病院のほか、200人程度の利用者を抱える
介護事業も兼営する。
3、4年前から経営上の混乱で医師の大量離職が相次ぎ、
大幅な減収に陥り、赤字に転落していた。
特別養護老人ホームも運営しており、破綻すれば事業を
継続できず、
入居者が退去を迫られるなど混乱が生じる恐れが
強まっていた。
私的整理で事業存続を目指すのは、宇治市が病床不足で、
福祉施設も全国平均と比べ少ない地域だからだ。
病院以外の介護事業は黒字で、地元自治体も事業の
継続を望んでいる。
京都銀行は宇治病院向けの債権を放棄し、残る債権も
劣後ローンに振り替える。
金融支援額は公表しない方向だ。
宇治病院は保有する不動産の含み損を抱えており、
実質債務超過状態にあるとみられ、債務を免除しなければ、
再生できないと判断したもようだ。
宇治病院は経営陣を刷新し、新たな体制の下で再生を
目指す。
社会福祉法人は非営利法人で、
企業支援のように出資したり買収したりしてスポンサーに
なることはできない。
しかし、経営改善には民間企業の経営ノウハウや事業運営の
手法を取り入れる必要がある。
政府が出資する地域支援機構も幹部を派遣したり官民共同
支援の姿を作ったりして、
事実上、ノーリツ鋼機グループが再生を請け負う形にする。
実際に再生作業を請け負うのはノーリツ鋼機のグループ会社で、
医療機関・福祉事業者向けのコンサルティングや
債権の買い取りを手がけるエヌエスパートナーズ(東京・港)。
人材の派遣も検討している。
ノーリツ鋼機は医療関連機器も製造するメーカーで、
医療関連企業の買収を繰り返している。
今回の支援は経営ノウハウを取得する狙いがあると
みられる。
社会福祉法人を巡っては、
厚生労働省も社会福祉法改正を目指し、
ガバナンス(統治)強化に着手しており、宇治病院の
再生は制度見直し議論にも影響を与えそうだ。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
・・・・・・
私自身、本法人について情報を持っている訳ではない
ので、
詳しいコメント等は控えさせていただきますが、
いよいよ、こんなことが公に発表される時代に突入
してきたのだなぁ、
ということをあらためて認識しました。
このような法人はレアケースだとは思いますが、
今後、社会福祉法人であろうと何であろうと、
営利・非営利に関わらず、
“経営”
のセンスでどんどん
“イノベーション”
を起こしていかなければならなくなることは
間違いないでしょう。
この環境を
“チャンス”
に出来るか、
“ピンチ”
とするかは、
全て我々経営者・経営幹部の腹積もりと行動力に
かかっています。
この混迷の時代、
何を変え、何を変えずに前進するか?
お盆直前のこの時期、
少し落ち着いて考えてみてもいいかも
しれませんね。
(介護事業者にどこまでお盆が関係あるか
は分かりませんが(苦笑))
以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は、朝一番の飛行機で大阪入りした
後、
打ち合わせ&デスクワークです。
皆さんは今日、どんな1日を過ごされる
のでしょうか?
では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。
※
最近、ブログも更新し始めました。
日々の活動等で感じた事などについて、
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