私の考える“最強”ビジネス(その2)

——————————————————————–
介護経営エナジャイザー 原田匡が日々感じたこと・考えていること、介護
経営に役立つ情報等をお届けします!
(※)エナジャイザー:エネルギー(energy)や活力を提供する人
——————————————————————–
本メールは名刺交換、セミナー、問合せ等を通じて原田匡と接点があった
介護事業者及びその関連の方々に送信させていただいております。

また、もし宜しければ、是非、メルマガの読者様をご紹介下さい!

真面目で一生懸命な医療・介護事業者様や、介護に携わる
方々との輪を拡げていくことが出来ればとても嬉しく思います。
読者登録は、こちらのURLから可能です。

http://cb-tag.net/melma_regist.php
——————————————————————–
おはようございます、CB-TAG
(シー・ビータッグ)の原田匡です。

“最強の事業“

の1つの例として、

“食堂事業”

を挙げさせていただきました。

私がそう思う根拠の1つとして、

昨日は

“顧客ターゲット層の幅広さ”

という切り口について簡単に述べさせて
いただきましたが、

今日は、もう一つの切り口について、

触れさせていただきます。

それは、食堂事業は、

“ハレ(非日常)”

“ケ(日常)”

で分けた場合、圧倒的な

“ケ(日常)”

業態である、という点です。

日常食業態の強みは、何といっても、

“日常生活に当たり前に浸透している”

という点です。

例えば、一般的な居酒屋チェーンで
あれば、

恐らく来店頻度というのは

“月に1回”

程度だと思います。

しかし、食堂事業は、

昼も夜も利用できることを考えると、

“月1回”

どころか、

“週2回”

“週3回”

いや、それ以上の来店頻度、

ということも十分にあり得ます。
(実際、毎日来る人もいます)

この特長が、

どれだけ事業の安定に貢献しているか、

勘の鋭い方々は既にお分かりかと
思います。

例えば、通常の居酒屋チェーンにおいて、

1回に支払う金額を3,500円程度と仮定
しましょう。

仮に、売上目標を700万円と想定した際、

居酒屋チェーンは、

“700万÷3,500円÷1回/月=2,000人”

即ち、月間にお客様を2,000人集めなければならない、

という計算になります。

ところが、

売上目標を同じく700万、

1回当たりの平均単価を700円、

平均として、週に2回(≒月に8回)利用すると
仮定した場合、

食堂事業は月に何人のお客様を集めなければ
ならないでしょうか?

計算式は次のようになります。

“700万÷700円÷8回/月=1,250人”

即ち、食堂事業は、同じ売り上げを達成しようと
考えた場合、

1回あたりの単価は圧倒的に低いのに、

居酒屋チェーンに比べて750人も少ない、

たったの

“1,250人”

で成り立ってしまうのです。

また、これらの優位性は、立地戦略にも大きく
影響してきます。

例えば、平均月1回程度の来店頻度の居酒屋
チェーンでは、

顧客の純人数として2,000人を毎月集めなければ
ならないため、

どうしてもパッと目立つ

“1等立地”

に出店することが大きな成功要因の1つになって
きます(=家賃が高くなる)。

他方、食堂事業は、居酒屋チェーンに比べて
少ない人数で事業が成立するので、

“1.5等立地”

“2等立地”

と呼ばれる、

あまり目立たない場所や住宅街等に出すことも
可能となり(=家賃が安くなる)、

コストメリットも享受することも出来るのです。

“原田さん、確かに理屈はそうかもしれないけど、

多頻度で来店していただける方々が多いので
あれば、

顧客離脱が発生した場合、

一気に売り上げが下がり、

事業が不安定になるんじゃないの?”

頭の回転の速い方なら、

そんな疑問が浮かぶ方もいらっしゃるかも
しれません。

確かに、我々の介護事業で考えれば、

そういうことは多々起こりますよね。

しかし、この食堂事業は、昨日お話させて
いただいた通り、

“顧客ターゲットが幅広い(=誰でも使える)”

という特長も併せ持っています。

なので、仮に顧客離脱が起こったとしても、

他の業態に比べ、新規顧客の獲得も行いやすい、

というメリットが機能する、という訳です。

また、これら2つの切り口を有効に機能させるため、

メニューは全体的に

“薄味”

で統一する等、

一般の人には見えないであろう、

様々な工夫が施されていました。

“目玉焼きに塩をかける人もいれば醤油をかける
人もいる。

中にはソースやマヨネーズをかける人もいる。

だから、自分好みの味がつくれるよう、

ベースの味は薄味にしなければならない”

食堂事業を経営されていた社長のこの言葉が、

今でも頭の中に鮮明に残っています。

さて、この話、

何か、私たちの事業に参考になる部分がないで
しょうか?

他産業のアイデアは、

我々のビジネスに様々なヒントをもたらして
くれます。

是非、一度、じっくり考えてみても、

時間の無駄にはならないかもしれませんね(笑)。

以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、弊社(株)タッグに最強の(笑)
新入社員が入社してくるため、

社内打ち合わせ&デスクワーク、

その後、彼を交えた懇親会です。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされる
のでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。


最近、ブログも更新し始めました。
日々の活動等で感じた事などについて、
よりカジュアルに書いていますので、
こちらも是非、ご覧下さい!

http://www.cb-tag.co.jp/blog-harada/
——————————————————————–
原田匡の2冊目の著書、

「介護事業所経営の極意と労務管理・労基署対策・助成金活用」

好評発売中!ご照会はこちらから

http://www.cb-tag.co.jp/aboutus/books.php
——————————————————————–
CB-TAG(シー・ビー・タッグ)
(介護経営総合研究所)

◆運営会社:株式会社タッグ
〒532‐0023
大阪市淀川区十三東1-20-3 
ザ・グランドビューオオサカ1602

メール:info@cb-tag.net
URL:http://www.cb-tag.co.jp/
TEL :06-6306-6567
FAX:06-6306-6568
          ~Visionary CareCompany~

社会貢献と利益創出の両立に真剣で、成長・進化を目指す介護事業者に、
業界特性を踏まえた有益な経営情報の発信、及びツールの開発・提供を
行う。その結果、「地域で最も愛され、必要とされ、関わる全ての人々を
幸せに出来る会社=「Visionary Care Company」を多数創出し、介護業界
活性化の中心的存在となる。
それが私たち「シービータッグ」のビジョンです。
——————————————————————–
※このメールに書かれた内容の無断転載、無断複製については、原則OKと
 します。また、その際は、「介護経営エナジャイザーの原田匡によると」
 と一言付け加えていただければ嬉しいです。後は、皆様の良心にお任せ
 します。
——————————————————————–