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介護経営エナジャイザー 原田匡が日々感じたこと・考えていること、介護
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(※)エナジャイザー:エネルギー(energy)や活力を提供する人
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おはようございます、CB-TAG
(シー・ビータッグ)の原田匡です。
“最強の事業“
の1つの例として、
“食堂事業”
を挙げさせていただきました。
私がそう思う根拠の1つとして、
昨日は
“顧客ターゲット層の幅広さ”
という切り口について簡単に述べさせて
いただきましたが、
今日は、もう一つの切り口について、
触れさせていただきます。
それは、食堂事業は、
“ハレ(非日常)”
と
“ケ(日常)”
で分けた場合、圧倒的な
“ケ(日常)”
業態である、という点です。
日常食業態の強みは、何といっても、
“日常生活に当たり前に浸透している”
という点です。
例えば、一般的な居酒屋チェーンで
あれば、
恐らく来店頻度というのは
“月に1回”
程度だと思います。
しかし、食堂事業は、
昼も夜も利用できることを考えると、
“月1回”
どころか、
“週2回”
“週3回”
いや、それ以上の来店頻度、
ということも十分にあり得ます。
(実際、毎日来る人もいます)
この特長が、
どれだけ事業の安定に貢献しているか、
勘の鋭い方々は既にお分かりかと
思います。
例えば、通常の居酒屋チェーンにおいて、
1回に支払う金額を3,500円程度と仮定
しましょう。
仮に、売上目標を700万円と想定した際、
居酒屋チェーンは、
“700万÷3,500円÷1回/月=2,000人”
即ち、月間にお客様を2,000人集めなければならない、
という計算になります。
ところが、
売上目標を同じく700万、
1回当たりの平均単価を700円、
平均として、週に2回(≒月に8回)利用すると
仮定した場合、
食堂事業は月に何人のお客様を集めなければ
ならないでしょうか?
計算式は次のようになります。
“700万÷700円÷8回/月=1,250人”
即ち、食堂事業は、同じ売り上げを達成しようと
考えた場合、
1回あたりの単価は圧倒的に低いのに、
居酒屋チェーンに比べて750人も少ない、
たったの
“1,250人”
で成り立ってしまうのです。
また、これらの優位性は、立地戦略にも大きく
影響してきます。
例えば、平均月1回程度の来店頻度の居酒屋
チェーンでは、
顧客の純人数として2,000人を毎月集めなければ
ならないため、
どうしてもパッと目立つ
“1等立地”
に出店することが大きな成功要因の1つになって
きます(=家賃が高くなる)。
他方、食堂事業は、居酒屋チェーンに比べて
少ない人数で事業が成立するので、
“1.5等立地”
“2等立地”
と呼ばれる、
あまり目立たない場所や住宅街等に出すことも
可能となり(=家賃が安くなる)、
コストメリットも享受することも出来るのです。
“原田さん、確かに理屈はそうかもしれないけど、
多頻度で来店していただける方々が多いので
あれば、
顧客離脱が発生した場合、
一気に売り上げが下がり、
事業が不安定になるんじゃないの?”
頭の回転の速い方なら、
そんな疑問が浮かぶ方もいらっしゃるかも
しれません。
確かに、我々の介護事業で考えれば、
そういうことは多々起こりますよね。
しかし、この食堂事業は、昨日お話させて
いただいた通り、
“顧客ターゲットが幅広い(=誰でも使える)”
という特長も併せ持っています。
なので、仮に顧客離脱が起こったとしても、
他の業態に比べ、新規顧客の獲得も行いやすい、
というメリットが機能する、という訳です。
また、これら2つの切り口を有効に機能させるため、
メニューは全体的に
“薄味”
で統一する等、
一般の人には見えないであろう、
様々な工夫が施されていました。
“目玉焼きに塩をかける人もいれば醤油をかける
人もいる。
中にはソースやマヨネーズをかける人もいる。
だから、自分好みの味がつくれるよう、
ベースの味は薄味にしなければならない”
食堂事業を経営されていた社長のこの言葉が、
今でも頭の中に鮮明に残っています。
さて、この話、
何か、私たちの事業に参考になる部分がないで
しょうか?
他産業のアイデアは、
我々のビジネスに様々なヒントをもたらして
くれます。
是非、一度、じっくり考えてみても、
時間の無駄にはならないかもしれませんね(笑)。
以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は、弊社(株)タッグに最強の(笑)
新入社員が入社してくるため、
社内打ち合わせ&デスクワーク、
その後、彼を交えた懇親会です。
皆さんは今日、どんな1日を過ごされる
のでしょうか?
では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。
※
最近、ブログも更新し始めました。
日々の活動等で感じた事などについて、
よりカジュアルに書いていますので、
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原田匡の2冊目の著書、
「介護事業所経営の極意と労務管理・労基署対策・助成金活用」
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社会貢献と利益創出の両立に真剣で、成長・進化を目指す介護事業者に、
業界特性を踏まえた有益な経営情報の発信、及びツールの開発・提供を
行う。その結果、「地域で最も愛され、必要とされ、関わる全ての人々を
幸せに出来る会社=「Visionary Care Company」を多数創出し、介護業界
活性化の中心的存在となる。
それが私たち「シービータッグ」のビジョンです。
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