私の考える“最強”ビジネス(その1)

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(シー・ビータッグ)の原田匡です。

先日、ある経営者の方とお話をしていた
時に、

「原田さんから見て、

“最強の事業だな”

と感じるビジネスって一体何ですか?」

という、非常に答えずらい(笑)ご質問を
いただきました。

何をもって

“最強”

と定義するかは、

様々な考え方、様々な切り口がありますので、

一概には申し上げにくいのですが、

何故か、この質問をされた時、

そんな理屈をあれこれ考える以前に、

私の頭の中に、真っ先に浮かんできた
事業がありました。

それは、

“食堂”

事業です。

先週末のメルマガで、

“定食屋”

と表現してしまいましたが、

あれは間違いで、実はあの会社は

“食堂”

事業です。
(元担当としては間違いなく怒られそうな
誤表現です(笑))。

では、その食堂事業の何が

“最強”

なのか?

一言で言うと、

あまりきれいな表現ではありませんが、

いわゆる、

“商いは、牛の涎(よだれ)”

ということわざにピッタリくる事業だから、

ということです。

ちなみに上記ことわざの意味は、

下記の通りです。

“商売というものは一時的に大もうけしようと
すると失敗する。

例え外見は地味であっても、

地道に、気長に継続できる事業が最も好ましい”

・・・・・・・

如何でしょうか?

では、何故、食堂事業は

“牛のよだれ”

の事業だと言えるのでしょうか?

私見としては、大きく分けて2つの説明が
出来ると思っていますが、
(細かく言い出すともっとありそうですが)

2つとも説明すると長くなり過ぎてしまうので、

今日は、その内の1つの切り口を皆様に
お伝えさせていただき、

残りの1つは明日に回したいと思います^^

では、1つ目の切り口。

それは、

“顧客ターゲット層の広さ”

です。

例えば、

ターミナル駅近くに密集している居酒屋
チェーンなどを想像してみて下さい。

その事業のほとんどは、

顧客ターゲットが或る程度絞りこまれており、

“特定のターゲット層に喜ばれるような内装”

“特定のターゲット層に喜ばれるようなメニュー”

等々、

特定の層に喜ばれることを訴求しながら、

お店の全てをつくりあげています。

換言すると、

経営の定石とも言われる、

“選択と集中”

という考えに基づいており、

それであるが故に特定の層の琴線に触れ、

結果、事業として成立しているものです。

他方、食堂事業は、

“幅広い顧客層”

に利用されることが大きな特長です。

例えば、私が担当させていただいて
いた食堂では、

おじいちゃん・おばあちゃん世代と、

お父さん・お母さん世代と、

息子・娘さん世代が、

仲良く食事をとっている、

なんて光景は、日常茶飯事でした。

でもこれ、

事業的なセンスで見つめてみると、

信じられないぐらい凄いことだと思いませんか?

20代後半ぐらいの世代をターゲットに
した外食事業では、

ターゲット層が30代に入ってしまうと、

だんだん、今まで通っていたその店に足を
運ばなくなってしまいます。

しかし、この食堂事業は、

20代になっても、

30代になっても、

極端な話、

70代、80代になっても(笑)、

食事をとるために、

変わらず、足を運ぶ方がいらっしゃる
のです。

この特性が、事業としての

“牛のよだれ”

的価値に大きく貢献していることは、

説明せずともよく分かっていただけるかと
思います。

私は食堂事業の担当になり、

この業態を

“ビジネス”

として見つめ直した時、

“幅広い顧客層に、長期間、利用していただける”

という、事業としての

“安定感“

“どっしり感”

に気付き、大きな感動を覚えました(笑)。

以上、雑駁な説明で恐縮ですが、

今日は先ず1つ目である

“顧客層の広さ”

について触れさせていただきました。

明日は、もう一つの切り口について、

私見を述べさせていただきたいと思います。

もし宜しければ、是非、

頭の体操として、

皆様自身も、もう一つの切り口について考えて
みて下さい(笑)。

そして、ただ考えるだけではなく、

“我々の事業として、何か使えるアイデアは
ないものだろうか?”

と自問自答してみて下さい。

ひょっとすると、

今まで出てこなかったような、

ブレイクスルーアイデアが頭に浮かぶかも
しれませんね(笑)。

以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、朝一で月末処理。

終了次第大阪へ向かい、

14時からの打ち合わせ@尼崎に
臨みます。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされる
のでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。


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