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介護経営エナジャイザー 原田匡が日々感じたこと・考えていること、介護
経営に役立つ情報等をお届けします!
(※)エナジャイザー:エネルギー(energy)や活力を提供する人
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本メールは名刺交換、セミナー、問合せ等を通じて原田匡と接点があった
介護事業者及びその関連の方々に送信させていただいております。
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こんにちは、CB-TAG
(シー・ビータッグ)の原田匡です。
先週末の金曜日、
大学時代の部活のOB会に参加した時の
ことです。
17期下の代の、顔も知らない、ある若手の
後輩が、お酒を持ちながら、私のところに
近寄ってきました。
曰く、大学時代から起業に興味があり、
学生企業も起ち上げていたけれど、
なかなかうまく行かず、結局、会社も
たたんでしまったとのこと。
今はA社(有名なベンチャー企業)に入社
することが決定しており、
そこで社会経験を積みたいと考えているが、
いずれは再び起業したいとも考えている。
でも、正直なところ、今すぐ何がやりたいとか、
そんな強いこだわりがある訳ではない。
今まで出会った企業経営者は皆、自分のやりたい
ことやこだわりがはっきりしており、
心の中に明確な夢や目標を持っていたように感じる
が、
自分の中にはどうもそれらが見つからない。
学生企業も結局、閉鎖せざるを得なくなったし、
そもそもこんな自分は起業に向いていないんじゃ
ないか?
というような内容の相談でした。
私は、その話を聞きながら、即効で、次のように
応えました。
「全然今のままでいいんじゃない?
大丈夫だよ!」
断っておきますが、面倒くさくて適当に流した、
という訳では決してありません(笑)。
というのも、私自身、人には、大別して2つの
パターンがある、と思っているからです。
1つ目のパターンは「目標型」です。
文字通り、目標を設定し、その目標の達成を
夢見て懸命に頑張るタイプ。
アグレッシブに物事を企画し、どんどん実行に
移していくタイプ、とも言えるかもしれません。
そして、もう1つは「展開型」です。
明確な根拠はないけれど、何となく、こっちの
道の方が自分にとっては合ってるし自分らしい
かな、面白そうかな、と思い、
自然の流れに身を任せて進んでいると、
様々な良い出会いや機会に恵まれ、気が付けば
うまく行っていた、
というタイプですね。
また、展開型の人の中には、今までの自分の
行動を振り返り、
あぁ、自分はこういうことをやりたくてこの道を
選んできたんだな、
と、後になって頭が整理され、
その後、“目標型”に切り替わる、というタイプの
人もいます。
もしくは、切り替わることなく、引き続き“展開型”
で前に進む人もいます。
ちなみに私個人で言うと、完全に
展開型⇒目標型への移行が自らの必勝パターンだと
認識しています(笑)。
だから、初めからゴールや目標が見えていなかったと
しても、焦ることはありません。
頭の中がスッキリしていなくても、
自分自身の心が“前に進め”と号令をかける限り、
どんどん前に進むようにしています。
正直、非効率な事も多々起こりますし、周囲に迷惑を
かけることもあります。
後から考えると、全く無駄なことから着手していたな、
と苦笑いしたくなることも起こります。
でも、たとえ横道にそれることが多かったとしても、
その分だけ、物の見方に対する深みや幅が増し、応用が
きく状態になっていくのではないか、
とも思って(信じて?)います。
何が言いたいかと言うと、
展開型の人は、世間一般で言われているような
“夢を持て!”
“目標を持て!”
という言葉に惑わされ、
明確な目標や夢が見えていない自分に対して
自信を失わないようにしてほしい、
ということです。
だから私は、後輩に
「全然今のままでいいんじゃない?
大丈夫だよ!」
と回答した、という訳です。
35歳にしてマイクロソフト日本法人の社長になり、
スクウェア・エニックスの社外取締や、様々な
ベンチャー企業の取締役などを務めている成毛眞氏
は次のようにおっしゃっています。
「5年後に課長になるという目標を設定して戦略を
ねったところで、実は違うやり方をすれば部長に
なるかもしれない。
先に目標を設定してからやり方を考えるのでは、
どうしても可能性の取りこぼしを生むことになる。
もしどうしても目標を立てたいのであれば、
ほとんど実現不可能なくらいの大きな目標を持つ
べきだろう。
しかし、これ自体はその達成方法を考えるのに
役には立たない。
自分が持つ可能性を大事にしたいのであれば、
目の前のことだけに没入し、何かしらの変化を
察知するにつけ、次のベストを探すというスタ
ンスを保持することが重要である。」
この言葉に賛同する方もいれば、違和感を感じる、
という方もいらっしゃるでしょう。
「先ずは小さいものでもいいから目標を設定し、
それに向かって進む過程でより大きな目標が出て
きたら、そこで、目標を切り替えればいいだけの
ことじゃないか」
目標型のタイプの方からすれば、そんなふうに思う
場合もあるかもしれません。
私は、両者とも正しいと思いますし、どちらの考え方
を選択しても構わないと思っています。
何より大事なことは、今までの自分の人生を振り返り、
うまく行った時の自分を思い出しながら、
自分なりの成功パターンを見出し、確立することです。
組織やプロジェクト全体の納期を意識しつつも、自らの
成功パターンも大事にしつつ仕事を進めていくことで、
人はどんどん成長していくのではないでしょうか。
逆に、上司の立場の方は、部下が自らの成功パターンを
見出す事が出来るように支援することも必要なことなの
かもしれませんね。
周囲の声に惑わされず、是非、皆さん自身の
「成功パターン」を思い出し、自信を持って前に
進んでいただければと思います。
以上、何かのお役にたてれば幸いです。
本日は千葉でセミナーを行った後、最終便で明日の
セミナー会場、熊本へ向かいます。
では、今日も互いに頑張りましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました
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CB-TAG(シー・ビー・タッグ)
(介護経営総合研究所)
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~Visionary Care Company~
社会貢献と利益創出の両立に真剣で、成長・進化を目指す介護事業者に、
業界特性を踏まえた有益な経営情報の発信、及びツールの開発・提供を
行う。その結果、「地域で最も愛され、必要とされ、関わる全ての人々を
幸せに出来る会社=「Visionary Care Company」を多数創出し、介護業界
活性化の中心的存在となる。
それが私たち「シービータッグ」のビジョンです。
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と一言付け加えていただければ嬉しいです。後は、皆様の良心にお任せ
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