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介護経営エナジャイザー 原田匡が日々感じたこと・考えていること、介護
経営に役立つ情報等をお届けします!
(※)エナジャイザー:エネルギー(energy)や活力を提供する人
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本メールは名刺交換、セミナー、問合せ等を通じて原田匡と接点があった
介護事業者及びその関連の方々に送信させていただいております。
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こんにちは、CB-TAG
(シー・ビータッグ)の原田匡です。
先日、とある介護事業者、A社から、
この業界の大きな問題とも言える内容
についてお話をうかがう機会がありました。
A社は居宅介護支援事業所、デイ、訪問
等の在宅系サービスを展開しており、
地域密着で一生懸命頑張っている会社です。
曰く、
「うちの地区では、古くから存在している
社会福祉法人が地域包括支援センターを受託
運営しており、新規のご利用者のケア提供は、
先ず、その社福のサービスが第一優先順位と
してあてがわれてしまう」
とのこと。
たまにケアプランの依頼連絡が入ったとしても、
「○○(自法人の事業所名)のサービスを
使うことでご家族とも合意済みなので、
それらに基づいたプランを作ってください」
という、いわゆる「札付き」のケースが殆ど
だそうです。
ご利用者の意思でサービスを決定する、という
介護保険の原理原則は、この地区では完全に
形骸化してしまっています。
更に、こんなこともあったそうです。
認定前のご利用者から介護保険やサービス利用に
関する問い合わせがA社に直接かかってきて、
A社の担当者は懇切丁寧に対応されました。
その結果、ご家族は非常に安心・満足され、
「では、認定がおり次第、貴社に連絡しますね」
という内々の依頼をいただきました。
しかし、認定が下った後、その家族は、自治体から
包括へ向かうように説明を受けました。
初めて介護保険を使う家族としては勝手が分からず、
そういうものなのか、と思い、包括を訪問したところ、
何と、その場でサービス事業者が決められてしまった
そうです。
(言うまでもなく、包括を運営する社福の自前のサービス
です)。
全くもってフェアではない。
こんなこと、他の地域でも普通にあるんでしょうか?
というお話でした。
勿論、真摯に、真面目に取り組んでいる地域包括支援
センターが大多数でしょう。
しかし、他方では、
相手(ご家族)がよく分からないことをいいことに、
自社の立場を利用して我田引水・利益誘導に値する
行動を繰り返す。
全くもってナンセンスであり、断じて許される行為
ではないようなことが常態化してしまっている地域が
相当数存在することも事実です。
何とも情けない。
でも、そんな実情を嘆き、ため息をついていても、
残念ながら、事態は何も変わりません。
ちなみに私はこの手の話を聞くと、
何故か心がメラメラ燃えてきてしまいます(笑)。
「正しいことが通用しないなら、絶対に通用する
ようにしてやる」
ついそう思ってしまいます。
自治体に実情を訴えて状況調査をしてもらったり、
署名を集めて更なる上位機関に相談を持ちかける、
という手もなくはないですし、それはそれで大変
有効な場合もあるでしょう。
しかし、同時に、新たな切り口や取り組みも含めて
まだまだ自らの在り方や具体的なアプローチ方法を
見直すことで、自社の環境を変化させることだって
可能かもしれません。
例えば、ホームページ。
コンテンツやメッセージを見直し、より充実
させることで、
「この会社のサービスを受けたい」
「この会社でなければいやだ」
と思っていただけるような流れ・仕組みを
構築することは出来ないでしょうか?
答は、“十分可能”です。
事実、上記に類似した環境の地区の中でも、
インターネットをうまく活用することで、
新規のご利用者獲得に成功している事例は
幾つも存在しています。
当たり前の話ですが、大事なことは、
“あきらめない”
ことです。
以前お会いした、ベトナム人の経営者が
こんな言葉を言っていました。
「上に政策があるなら、下には対策がある」
何ともたくましい言葉です(笑)。
自社の存続・発展は、私たち経営者の
力量にかかっています。
そのためには、私たち経営者が常に
前向きに、柔軟に、決して諦めずに
自らを磨き続けなければなりません。
そして、そんな
“真面目に一生懸命頑張る前向きな経営者”
の方々のサポートをすべく、これからも
介護経営にまつわる様々な情報・ヒントを
お伝えしていきたいと思っています。
逃げずにど真ん中から取り組み、あがき続ければ、
必ず道は拓けます。
最後に、私の尊敬する経営者の、シンプルで、
でも、とても重みのある口癖をご紹介します。
“負けたら絶対にあかん”
以上、何かのお役に立てれば幸いです。
本日は千葉市内でセミナー。
その後、大学院でソーシャルビジネスに
関する勉強です。
では、今日も1日、お互いに明るい魂で
頑張りましょう!
今朝もお付き合いをいただき、ありがとう
ございました。
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CB-TAG(シー・ビー・タッグ)
(介護経営総合研究所)
◆運営会社:株式会社タッグ
〒532‐0023
大阪市淀川区十三東1-20-3
ザ・グランドビューオオサカ1602
メール:info@cb-tag.net
URL:http://cb-tag.net/
TEL :06-6306-6567
FAX:06-6306-6568
~Visionary Care Company~
社会貢献と利益創出の両立に真剣で、成長・進化を目指す介護事業者に、
業界特性を踏まえた有益な経営情報の発信、及びツールの開発・提供を
行う。その結果、「地域で最も愛され、必要とされ、関わる全ての人々を
幸せに出来る会社=「Visionary Care Company」を多数創出し、介護業界
活性化の中心的存在となる。
それが私たち「シービータッグ」のビジョンです。
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※このメールに書かれた内容の無断転載、無断複製については、原則OKと
します。また、その際は、「介護経営エナジャイザーの原田匡によると」
と一言付け加えていただければ嬉しいです。後は、皆様の良心にお任せ
します。
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