まともな組織をつくる現実的な出発点

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介護経営エナジャイザー 原田匡が日々感じたこと・考えていること、介護
経営に役立つ情報等をお届けします!
(※)エナジャイザー:エネルギー(energy)や活力を提供する人
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本メールは名刺交換、セミナー、問合せ等を通じて原田匡と接点があった
介護事業者及びその関連の方々に送信させていただいております。
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こんにちは、CB-TAG
(シー・ビータッグ)の原田匡です。

昨日は、

「社員が感動する組織をつくるために
今日から出来る事」

というテーマでメルマガを書かせて
いただきました。

多くの方から

「全くその通り」
「あらためて我が身を振り返った」

等々の言葉をいただきました。

大変嬉しく思うと共に、いつもレスポンスを
返して下さる皆様、

もしくは、毎日読んで下さっている皆様に、

あらためて感謝を申し上げたいと思います。

“本当にありがとうございます”

ただ、、、、

今日は実は、或る意味、昨日と真逆の
話をしたいと思っています(苦笑)。

「昨日と言っていることが違うじゃないか」
「支離滅裂だ」

始めはそうお感じになるかもしれませんが、

最後までお読みいただければ、十分にご理解
いただけるかと思いますので、

先ずは我慢して(?)今日の話にお付き合い
いただければ幸いです。

さて、昨日は、どちらかと言うと、

「上司が部下の話を聞いて気持ちを
理解しよう」

というトーンのお話をさせていただきました。

しかし実は、それは、どちらかと言うと
“後工程”の部分である、と私は考えています。

後工程、と言うからには、当然、その前に、
“前工程”が存在します。

その“前工程”とは何か?

それは、

「部下は、上司の気持ちを理解しようとする
姿勢を常に持たなければならない」

ということを社員一人ひとりにはっきりと伝え、
教育・指導する必要がある、ということです。

逆に、上司という立場にあるリーダー達は、
部下に対して

「私に感情移入しなさい」
「私ならどう考えるか、どう判断するか、と考えなさい」

と、堂々と部下に言い切ることが必要です。

それぐらいのことを言えて初めて、
上司としての自覚が生まれ、ようやく
リーダーとしてのスタート地点に立った、

といっても過言ではないでしょう。

考えてみて下さい。

例えば10人の部下がいる組織があるとします。

この部下10人、各々がすごい人格者で、組織
全体のことを何より最優先して動く人財ばかり
揃っているとしたら話は別ですが、

恐らくそんな組織はなかなか見当たらない
でしょう。

むしろ、それこそ、山の五合目や七合目に位置
しているが故に、組織どうこうよりも自分の事、
もしくは自分の家族の事しか頭にない場合も
あるかもしれません。

そんな部下一人ひとりの心をリーダーが理解し、
尊重しようとしたら、現実として組織はどうなる
でしょう?

恐らく部下各々の気持ちや言葉に振りまわされ、
まともな組織にはならないことが殆どです。

そうならないためにも、先ず、大事なことは、
社員1人1人に対し、

「部下として、上司に感情移入しなさい」

ということを指導するべきだ、というのが、
まともな組織をつくるための現実的、かつ、
効果性が高い具体論ではないでしょうか?

そして、部下から感情移入された上司は
その上の上司に感情移入する。

そして、その上の上司は、そのまた上の
上司に感情移入する。

そして、どんどん組織の上に登って行き、
最終的には組織のトップである社長や理事長に
感情移入する。

そして最後、組織の長である社長や理事長は、
自社の理念と共にご利用者やご家族(=顧客)
の心に感情移入して経営判断を行う。

それが出来て初めて全社の心が一つになり、
まともな組織をつくる体制がようやく整った、

といえると思います。

組織としてフォーマルな場においては、

「部下は上司に感情移入せよ」

と言って教育し、

インフォーマルな場、もしくは、部下が
いない場所では上司に対し、

「自分に感情移入しろ、と言いつつ、部下の
ことを考える姿勢を持て」

と教育する。

この“両輪”が揃って初めて、組織が組織と
して機能するのではないでしょうか。

皆さんはどう思われますか?

何かのお役にたてれば幸いです。

私は今日も大阪のオフィスにてデスクワーク、
夜に東京へ戻ります。

今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。

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CB-TAG(シー・ビー・タッグ)
(介護経営総合研究所)

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社会貢献と利益創出の両立に真剣で、成長・進化を目指す介護事業者に、
業界特性を踏まえた有益な経営情報の発信、及びツールの開発・提供を
行う。その結果、「地域で最も愛され、必要とされ、関わる全ての人々を
幸せに出来る会社=「Visionary Care Company」を多数創出し、介護業界
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それが私たち「シービータッグ」のビジョンです。
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