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介護経営エナジャイザー 原田匡が日々感じたこと・考えていること、介護
経営に役立つ情報等をお届けします!
(※)エナジャイザー:エネルギー(energy)や活力を提供する人
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本メールは名刺交換、セミナー、問合せ等を通じて原田匡と接点があった
介護事業者及びその関連の方々に送信させていただいております。
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おはようございます、CB-TAG
(シー・ビータッグ)の原田匡です。
皆さんは、
相馬雪香(1912年~2008年)という方を
ご存知でしょうか?
“憲政の神様”
といわれた尾崎行雄(咢堂(がくどう))氏の
三女にあたる方で、
1979年「インドシナ難民を助ける会」を
設立し(84年に「難民を助ける会」に名称変更)、
世界50カ国以上で災害や紛争時の緊急支援、
障害者の自立支援、地雷除去や廃絶の活動を
行ってきた、世界的に有名な女性活動家です。
実は、私は今から約15年前、
20代後半だった頃に、縁あって、
この相馬先生が主宰されていた
“咢堂塾”の関西版、
“関西咢堂塾”
の立ち上げ、並びに初代事務局長を務めた
ことがあります。
(勿論、働きながらです^^)
咢堂塾の目的は、
“狭い利益にとらわれず、世界的視野をもって
物事を考える人、あるいは実践するリーダーを
育成すること”。
どちらかというと政治色が強かった東京の
咢堂塾に対し、
“塾の目的を全うするのなら、政治に偏らず、
経済や文化等、幅広いジャンルの方の話を聞く
ことで、幅を持った人材を育成すべきではないか”
と進言し、
正にそのような趣旨の運営を行う会として活動を
発足させた記憶があります。
そんな中、役得といいましょうか(笑)、
他の人よりも近い場所で、直接、相馬先生の言葉に
数多く触れることが出来たことは、今でも私の財産
として心に刻まれています。
実は当時、外向きに発信する、あるメディアの中で、
私がインタビュアーとして相馬先生に話を
うかがった時の原稿が出てきました。
今、読み返しても、とても深い気付きを与えて
くれる言葉がいくつもあったので、
一部抜粋し、今日と明日に分けて皆様にも
シェアさせていただきたいと思います。
敢えて私の見解やコメントは省かせていただき
ますので、
皆さん、思い思いに様々なことを
“感じて”
いただければ幸いです。
それでは、どうぞ
↓
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(尾崎行雄氏との思い出について尋ねたところ)
色々とありますが、思い出として大きいのは、大正
13年の出来事です。
当時、品川に住んでいたのですが、家の表が騒がしくて、
裏玄関から覗いてみると、トラック2台が門から
入っていて、
「国賊尾崎を殺しに来た」
とメガホンで怒鳴っているのです。
当時12歳の私はとても怖かったのですが、
父は「本当に殺すつもりなら、静かにこっそり来ます。
だから本当には殺しやしませんよ」
と悠々としていました。
父はこの他にも何回か命を狙われたことが
ありましたが、
志を立てる、信念を貫き通すということは、
まさに命懸けのことで、
決して容易なことではないと強く印象づけ
られました。
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(信念を貫くことは怖いことだ、などとは
思わなかったのですか?という私の質問に対し)
はい、思いませんでした。
父の評価はその時代時代によって、まるでエレベーター
のように
“上がったり下がったり”
でした。
「国賊」とか「非国民」などと言われたかと思ったら、
今度は「憲政の神様」などと言われる(笑)。
信念や行動は変わらないのに、周りの評価が変わる
んですね。
父はいつの時代も変わらない。
そんな父の生き様を見ていて、
世の中に流されずに、信念を持ち続けることが本当に
大切なことだと教えられ、
私もそう生きたいと自然に思うようになりました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
昭和6年、父はカーネギー財団に招かれて講演をする
こととなり渡米したのですが、
ロサンゼルスに滞在していたある日、
「日本、満州侵略ス」という号外が届きました。
その瞬間から父は「日本は間違っている」と言い出した
のです(笑)。
この発言に対し、とりわけ軍が黙っていなかった。
当時日本の人たちが相当数ロスにいたのですが、
その人たちに、日本から、日本に子供たちを帰せという
圧力がかかったのです。
そして父の所に相談に来るわけですが、父は
「日本が間違っているのだから、ここにいさせなさい」
と。
だから、日本の軍部も「尾崎を黙らせろ」という圧力を
かけてくる。
でも父は黙らない。
結果、“国賊”扱いを受け、しばらく日本には帰れなく
なりました(笑)。
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今日はここで止めさせていただきます。
何かのお役にたてれば幸いです。
今日は朝一でプライベートの用事を済ませた後、
千葉へ向かい、(株)やさしい手が運営するサービス
付高齢者向け住宅を2物件見学させていただいた後、
意見交換を行います。
今後の介護を考える中で絶対に外すことが出来ない
高齢者住宅について、
“理論と実践”の知見を高めるための企画です。
今回は10数名の少数の集まりで企画しましたが、
今後、このメルマガをお読みいただいている皆様
にもご参加いただけるような同企画も開催して
まいりますので、
(勿論、やさしい手様と要相談ですが(笑))
是非、楽しみにしていただければ幸いです。
では、今日も1日、互いに頑張ってまいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。
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原田匡の2冊目の著書、
「介護事業所経営の極意と労務管理・労基署対策・助成金活用」
好評発売中!ご照会はこちらから
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CB-TAG(シー・ビー・タッグ)
(介護経営総合研究所)
◆運営会社:株式会社タッグ
〒532‐0023
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メール:info@cb-tag.net
URL:http://cb-tag.net/
TEL :06-6306-6567
FAX:06-6306-6568
~Visionary Care Company~
社会貢献と利益創出の両立に真剣で、成長・進化を目指す介護事業者に、
業界特性を踏まえた有益な経営情報の発信、及びツールの開発・提供を
行う。その結果、「地域で最も愛され、必要とされ、関わる全ての人々を
幸せに出来る会社=「Visionary Care Company」を多数創出し、介護業界
活性化の中心的存在となる。
それが私たち「シービータッグ」のビジョンです。
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します。また、その際は、「介護経営エナジャイザーの原田匡によると」
と一言付け加えていただければ嬉しいです。後は、皆様の良心にお任せ
します。
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